院長の週末  


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白浜アドベンチャーワールドと田辺市のコウモリ  2月23日
博物館収蔵庫見学ツアー 2月11日
北海道 雪まつりと支笏湖、小樽  2月7−9日
コウモリと戦争遺跡  1月23日
五月山と動物園  1月18日
コウモリ・コウモリ 1月17日
コウモリ  1月10日
鶉野飛行場  1月10日
雪を見に  1月3日
明けましておめでとうございます    1月1日



アドベンチャーワールドとコウモリ
2月23日


田辺市のコウモリ調査のついでに、アドベンチャーワールドへ行ってきました。
こちら

   

   




博物館 収蔵庫見学ツアー
2月11日


博物館友の会の、会員向けの行事です。裏方見学、主に収蔵庫を見学します。その世話人、引率(の手伝い)をしてきました。

実習室では博物館の活動の一環としての剥製つくりを見てもらいます。
ワラビーの毛皮です。よく見ると、内側に袋が見えます。

   

   


メインの、収蔵庫見学です。
とにかく、広いです。ちなみに、標本点数は155万点、だったかな。

   


ドタブカです。
たしか、兵庫県に上がったけど、大阪の博物館が引き取りました。兵庫県の博物館はやる気がなかったのでしょうか?

   


絶滅種です。
右はたぶん、タイプ標本。

   

   


何度もこのツアーに参加していますが、そのたびに新しい発見があります。
博物館は宝箱ですね。



北海道
2月7-9日


雪まつりに合わせて、北海道へ行ってきました。


雪まつりと支笏湖 氷濤まつり
2月7日


こちらです。

   


丸山動物園
2月7日


こちら

   


紋別 流氷とガリンコ号
2月8日


こちら

   

 


おたる水族館と運河
2月9日


こちら

   

   




コウモリ
1月23日


戦争遺跡のコウモリを見に行きました。
ここではキクガシラコウモリが出産哺育しています。通常、出産と冬眠は別々の洞穴を使うことが多いのですが、ここは年によって冬眠していたり、していなかったり、コウモリの都合はよくわかりません。今年(今日)は53頭がここで寝ていました。

   

   

   


帰りに、山中にある戦争遺跡を探索してきました。
ネットでざっと調べるとわかりやすい場所にありそうだったので、資料も持たずに行ってみました。痕跡や雰囲気はいくつも見つかりましたが、肝心の施設が見つかりません。

   

   

   


あちこちに道らしきものがいくつもあり、肝心の遺構そのものが見つかりません。迷いそうになって引き返そうとすると元の道がわからなくなって焦りました。
帰ってもう一度資料を探してみると、確かにこの場所に間違いはなかったのですが、焦っていたので最後の詰めが甘かったみたいです。もう一度、来てみるかなあ。

   

 


途中の道路際に、ミツバチの巣がいくつも置かれていました。ハチが入っているのかどうかはよくわかりませんでした。
ぶら下がっているペットボトルはスズメバチトラップと思われます。

 




五月山と動物園、おまけの廃坑
1月18日


博物館の月例ハイクです。
日曜日が仕事の事が多く、なかなか参加できていませんでしたが、動物園へ行くのと、近くに廃坑があるので休ませてもらいました。
参加者、なんと100人を超えています。冬にこの人数とは驚きです。交通の便が良いのと、天気が良かったからでしょうか?

   


道中での生き物の観察です。
(左)トタテグモというクモの巣です。蓋があって、前を生き物が通ると蓋を開けてクモが飛び出すそうです。
(右)カシノナガキクイムシという虫がコナラを食害して、あちこちの山でコナラなどを枯らして大問題になっています。その対策をしている木、です。
その他、学芸員、評議員さんの横にくっついていると色々な説明を聞かせてもらえます。

   


山頂からの眺めです。
伊丹空港がよく見えました。

 


山のふもとの、五月山動物園です。「日本一小さな動物園」が売り文句、だと思っていたら、HPでは、「世界一?がある動物園」になっていました。方針を変えたのかなあ。また、日本で初めてヒメウォンバットが入り、繁殖させたことでも有名です。

今は、アルパカが子育てをしているという事で人を集めているみたいです。

   

   


割り箸に刺したニンジンを馬に与えられます。なんと、無料です。

 


エミューのごはんは有料でした。

   


さあ、何代目なんでしょう?ヒメウォンバットです。
最近は生まれてないのかなあ、たぶん。

   


オスだったかな、隅っこでずっと寝ていました。

   


亡くなった子を標本にして展示してます。大阪自然史センターで受けた仕事だったと思います。

   

   


別の子の標本です。真ん中の窓を開けると、毛皮に触れるようになっています。そこだけ毛が薄くならないか、心配です。

   


本剥製は日焼けで脱色しています。
「タヌキ、ってこんなに色が薄かったかなあ」、ってお客さんが後ろの方で話してました。鳥の剥製も、あんまり良い出来ではありません。

   

   


近く(もないけど、一応、五月山のふもと)にある、「大萱原鉱山」へ行ってみました。
すごく久しぶりで、たどり着くまで苦労しました。

   


とても廃坑に見えないですね。内部から多量の水が出ています。さらに、天井までの水位があります。
初めて見た時は水は今よりずっと少なく、胴長で入れたのです。今の状態からは考えられませんが。かなり長くて奥で分岐しており、キクガシラ、コキクガシラが生息していました。スコップで排水しようかと考えたこともあるのですが、さすがに無理かと諦めました。
とある資料では、まだ銀が採れそうだが水が多いのと、民家が近いので断念した、と書かれていました。

   


駅へ戻る道中にありました。小林一三記念館、だそうです。阪急電車の創始者で、いろいろな面から有名だったらしい。

   


これも古い建築です。

 


天気も良く、距離も短い、お手軽なハイキングでした。廃坑を探すのが一番大変でした。
久しぶりに充実した、楽しい一日でした。




コウモリ
1月17日


コウモリめぐりをしてきました。
まず、能勢の穴です。ここは、今のところ、大阪府最大のキクガシラコウモリ生息地で出産にも冬眠にも使っています。
(左)入り口から中は想像できません。落盤でかなり狭くなっています。
(右)おそらく、稼働していた時の遺物と思われます。

   


テングコウモリは、よくキクガシラと一緒に寝ています。

   

   

   


少し前までは右側の木を角にして、天井まで岩が積まれていました。それが崩れ落ちました。
恐ろしいですね。調査中じゃなくってよかったです。

 

   


今日は400頭のキクガシラがいました。今までで最高です。

穴までの途中に、樹皮がはがされた木がありました。おそらくシカでしょう。

   


シカの害がひどいらしく、フェンスを作り変えるそうです。

 


いつもの駐車場所で伐採が行われていました。さあ、間伐材なのでしょうか?高く売れる木なんでしょうか?
ちゃんと手入れしているんですね。

   



ついで、箕面の穴です。
前を流れる沢の水が多く、穴の中も水没していました。幸い、なんとか長靴で入れる水位で、最後まで調査可能でした。

   

   

   


この穴は、キクガシラは多くありません。

   


コキクが一つだけ見つかりました。


ここはハクビシンもよく入っています。

 


昔の宿舎が建っていたと思われる場所です。大正、昭和初期でしょうか。
さあ、誰が、何人で掘っていたのでしょう?

   


箕面付近では雪が降っていました。



コウモリ
1月10日


今年のコウモリ始めです。
いつも入り口に大きなつららがあるのですが、今日は暖かいのか、ほとんどありませんでした。

   


期待通りのテングコウモリ。数は多くありませんでした。

   


見にくいですが、狭い隙間にモモジロコウモリがはさまっていました。

   


キクガシラコウモリは、なんと900頭。

   

   


穴の前はズリだらけで、草木も生えません。

   


見にくいですが、精錬滓が山積みされています。

   




鶉野飛行場
1月10日


加西市にある、飛行場の遺構を見てきました。
こちら、です。

   




雪見
1月3日


近畿でも北部で大雪、との報道が流れていました。で、雪を見に行こうと思い立ちました。
雪を見るだけなら電車からで十分ですし、「大回り乗車」を利用すれば何百円かで行けます。朝の仕事が終わってから出かけることにしました。

堺市から新今宮までの切符を買います。
まず、天王寺へ。ここから新今宮駅までの回り道が始まります。内回りに乗って京橋へ。

   


京橋からは片町線、今は学研都市線と呼ばれている電車で木津まで。

   


木津からは関西線に入って柘植まで行きます。

   


やっと、柘植に到着。ここは先月に一度来ています。

   

   


柘植から草津線で草津へ。

 


東海道本線だけで来れば近いのですが・・・・。

   


米原は完全に雪の中。あちらを新幹線が走っています。早い。

   


長浜で近江塩津行きを待ってます。ここまでで、すでに5時間経過。

   

 


このあたりまで来ると完全に雪国です。

   


近江塩津駅寸前です。向こうに湖西線が見えています。
駅付近は粉雪が降っていました。

   


駅で雪を楽しむ余裕も無く、すぐに接続する電車が来ました。

 


湖西線では窓際に座れず、また、近江塩津までで十分雪を楽しんだので写真は撮らないでぼんやり外を眺めていました。
途中でしばらく居眠り。

京都まで来るとかなり暗くなっていました。和歌山線を省略したのに、けっこう時間がかかりました。正直、ちょっと飽きました。
で、大阪から環状線へ乗り、新今宮でいったん改札を出ました。これでやっと、大回り乗車の完成です。
もっとも、車内検札もないので素直に東海道本線で近江塩津へ行って湖西線回りで帰って来ても「捕まる」ことはないでしょうけど、それを堂々とここに書くわけにもいきません。一応、JRに規則にのっとった乗車方法での旅行、という事で。

そうそう、柘植駅で降りようとすると、「お降りの方は前のドアから」との車内放送が流れました。この路線、ワンマンなので途中駅で降りるときは運転手が改札を兼ねています。キセル乗車ではないので堂々と降りればいいんでしょうけど、何となくひっかっかりもあります。なんて説明をしようかなあ、って思っていたら、前の兄ちゃんが「大回り乗車です」って運転手に説明してました。運転手は特に反応なし。この駅は草津線の乗換駅ですし有人駅なので切符を見せる必要はなかったみたいでした。同じことを考えてる人は多いんでしょう。

北の方の駅ではホームにも雪がいっぱいですし、雪だるまを作って遊ぶだけなら数百円で子供も連れて行けます。寒くなれば電車か待合室に入ればいいだけですし。どうぞ、お試しください。(まあ、あくまでもホーム上ですので派手な遊びは無理ですが。)




明けましておめでとうございます
1月1日