院長の週末  


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コウモリ  4月26日
タケノコ 再び 4月24日
南港散歩  4月22日

博物館で生き物調べ   4月20日
タケノコ  4月12日
吉野山で花見  4月10日
花見  4月3日
ミニ展示 時を超えて発芽する植物標本のタネ  3月21日
トリケラトプス  博物館特別展  3月20日
お水取り  3月13日
穴さがし  3月13日
マッコ  3月9日
マッコ  3月5日
コウモリ  3月1日




コウモリ
4月26日


京都のコウモリを見に行きました。
駅近なんですが、急斜面を横切る必要がありそれがおそろしく、昨年は調査していませんでした。


ここは水没もひどく、胴長でしか入れません。下はグアノでズルズルです。
印象的にはいつもより水が少ない感じです。


期待通り、ユビナガの大群が寝ていましたがこちらに驚いてみんな、すぐに飛んでしまいました。飛ぶ前にいくつか捕獲したところ、モモジロコウモリが混じっていました。写真で確認するとモモジロらしき子は見つからないんですけど。


キクガシラは熟睡しています。




タケノコ
4月24日


再び、祖父のタケノコ山へ。


あちこち、顔を出していました。


(左)まだ、タケノ子です。
(右)もう、タケノコじゃなく、幼稚園くらい。


いっぱい、採れました。掘るのも上達し、頭をちょん切る事は無くなりました。




南港散歩
4月22日


ATCにある、大阪府の庁舎へコウモリの捕獲許可証をもらいに行ってきました。結果的には負の遺産ツアーみたいになりました。

以前は大阪城の本庁近くに事務所があったのですが、担当部署が何年か前にこちらへ移動しました。
はるか前は申請書を送ると許可証を送ってくれていたのですが、橋下改革でしょうか?、最近は郵送料を請求されるようになりました。まあ、もっともと言えばもっともな話ではありますが、この部署は野生動物救護活動も関係していて、その方面では私、かなり「世話をしている」つもりなんですけど、そういうのは関係ないんですね。で、120円をけちって自分で取りに行くようにしています。


大阪市のお荷物だった高層ビルです。投げ売りを大阪府が買いました。全面移転の構想もあったのかもしれませんが、地震があるとこの場所は陸の孤島になる可能性が高く、断念したんだと思います。実際、埋立地ですので液状化現象も起こるだろうし、アプローチの道路は一本しかなく(トンネルがあるけど、津波でもくりゃ使い物にならない)とてもメインの府庁としては使えないんだと思います。

東北の大震災でもエレベーターがいくつか止まったんだっけ。


事務所は21階。トイレからの風景です。

(左)真ん中が、なにわの海の時空館(という名前だったはず)です。今は閉鎖されています。中になんとかという、木造の船が置かれています。何億円もかけて作ったけど引き取り手がなく、さあ、どうするんでしょう?解体するのかなあ?
建物自体、それがメインの展示物で、先に船を安置してから外を作ったんだと思います。建物を壊さないと外に出せないんじゃなかったかなあ。
造船業界(?)は解体に反対しているけど、買って管理するほどの余裕はないのか、結局置く場所がないのか。


40階だか、50階だったか。階によっては空き部屋ばかりのところもあります。

てっぺんに展望台があるんですけど、それは有料。府の建物なら府民には開放してほしいなあ。


ついで、南港野鳥園へ行ってきました。


ここも、管理費用が結構かかっているとかで、すったもんだのあげく廃止が決まりました。ただ、鳥を見るスペースだけは開放されていました。
(左)閉鎖された事務所です。
(右)デコイや標本が並んでいたのですが。


平日の昼間でしたが、数名の鳥屋さんがおられました。
情報だけはこういう形で残されているみたいです。まあ、熱心なファンの方もおられるのでしょう。


お金の管理ができないからでしょうか、無料で双眼鏡が見られるようになっていました。(以前から無料だったような気もしますけど。)
撤去しないだけ良心的かな。


ここは淡水と海水の池を作っていて、それらを循環させるためにも費用がかかっているそうです。それは継続しているんだったか。
レンジャーなんかの人を置くのをやめたという事でしょうか。まあ、鳥を見るだけなら今の形態でも十分かもしれません。
私自身、何度もここに来ていましたが、個人的にはなんか雰囲気が合わない施設でした。



博物館の生き物調べ
4月20日


博物館の真ん中の池を調べる行事です。


午前中は仕事で行けませんでした。セル瓶で魚を取ったそうです。
モツゴに、タイリクパラタナゴ。他にヨシノボリも取れてたんだっけ。


こっちはスジエビ。いっぱい、いました。


カメ調査も行われていました。
(右)まれに、クサガメが取れるそうです。背中に藻が生えています。蓑ガメ、と呼んでもいいのかなあ。


カメは標識しています。
穴を開けているのがわかるでしょうか?


午後からは、泥さらい、というか、泥の中の生き物調べです。


思っていたより生き物は少ないようでした。
この池にはコイが放されているので、それが生き物を食べ尽しているのかもしれません。


ブルーシートの片づけが一番盛り上がっていたかも。




タケノコ
4月12日


祖父の竹林です。
タケノコ掘りに行ってきました。


専用の道具で一生懸命掘るのですが、慣れないと根の方向がわからず、頭だけちょん切ってしまします。


まあまあ、そこそこの収穫です。


祖父の竹林と言っても、祖父は亡くなって30年以上になります。
私が小学生だった時、この鉄の棒みたいなタケノコ掘りを祖父が担いで畑まで、てくてく、何十分も歩いたのをよく覚えています。




吉野山
4月10日


今年は花見の年です。
本場の、吉野山へ行ってきました。
こちらです。




花見
4月3日


義父母を大阪城公園へ、花見に連れて行きました。


私もこの時期にここへ来たのは初めてでした。
ありきたりの表現ですが、非常にきれいでした。人もいっぱいで、あちこちの桜の下には場所取りのサラリーマンの姿がありました。大きなブルーシートを敷いて、ポツンと一人で留守番していました。


ついで、大阪府庁へ行きました。
耐震工事とかで足場が組まれていて、外観の写真は撮り忘れました。

3階にある、「記者会見」の場所です。


その近くにある、歴史博物館です。

私自身は何度も入ったことがあるので、義父母と妻だけが見学に入館しました。
暇つぶしにあちこちをうろうろしていると、床がガラス張りになっているところに気が付きました。この施設は難波宮の上に建てられており、発掘調査の際の一部をそのまま保存しているようです。それを眺めているとおっさんに呼び止められました。なんでも、ボランティアでこの説明と地下の遺構を説明してくれるんだとか。
歴史にはあまり興味はありませんでしたが、説明を聞いていると何となく、わかったような気分になりました。地下の遺構は柱の部分を証明で光らせてわかりやすくしていました。まあ、ちょうどいい時間つぶしになりました。





ミニ展示 植物標本のタネは地域の自然を救う
3月21日


大阪市立自然史博物館の標本庫には、都市化などによって現在では失われてしまった植物の標本を数多く保管しています。今回、これらの植物標本に残されたタネ(種子)に注目し、博物館標本を用いた新しい生物保全の可能性について、植物標本と標本から撒きだしたタネ、実際に発芽した芽生え(生品)や写真などを用いて、2014年3月15日(土)から5月31日(土)までの間、大阪市立自然史博物館 本館2階 第5展示室出口にて、ミニ展示としてご紹介します。


ただ、発芽するといっても本来の生息地と異なった場所で復元するのには注意が必要です。


標本には、新たにこんなメモがくっつくみたいです。




トリケラトプス
3月20日


博物館の特別展です。
今回は、トリケラトプス。
こちら




東大寺・お水取り
3月13日


急に思い立って、お水取りに行ってきました。


7時過ぎからたいまつです。今年は10本だったか、11本だったか。
開始時刻前に、この行事の説明とかを放送で流してくれてたいへん参考になりました。


まあ、(当然)テレで見るのと同じですが、実物は迫力があります。
燃えカスをひらって帰ると良いそうで、行事が終わってから探している人がちらほらおられました。


今日はシカも夜更かしして、おやつをねだっていました。


帰りは恵美須町からチンチン電車に乗りました。
通天閣とハルカスです。




新穴
3月13日


ネットで新穴の情報を仕入れました。
場所がわからず、ちょっと苦労しました。コンクリート巻きの、新しげなトンネルです。


出口が見えています。向こう側には柵がないようです。


反対側へ行くのも苦労しました。道のない斜面をよじ登ってたどり着きましたが、結果論から言うとちゃんと道はありました。
内部は手掘りのままです。こんな感じならコウモリがいても不思議ではないのですが、グアノ等の痕跡もありませんでした。


コンクリート巻との接続部です。少し、崩れています。



近くにある、別のトンネルを見てきました。
まあ、使われていないトンネルですし、内部を管理する必要はないでしょうけど、入り口くらいは文化財としてある程度、残す努力、見せる管理をしてもいいんじゃないでしょうか。
近くに産業廃棄物の会社があり、私みたいな野次馬が寄ってくるのを煙たがっているのでしょうか?たいへん残念な姿です。


反対側へ回ってみました。
全面通行止め、って、言われなくても見ればわかります。


内部はコンクリートが張られていますが、所々、向こう側が空洞になっているみたいです。
キクガシラ、テングの記録はあるのですが、今日は何もいませんでした。


最初の側を内部から見た図です。




マッコ完成
3月9日


やっと、完成後の姿を見に行くことが出来ました。


なんだか、ワイヤーが多くて操り人形みたいです。
風で揺れそう。


大きさも1/3くらいでしょうか。
オスならもっと大きいらしいです。


ちょっと微妙ですね。わざわざ吊り下げる必要があったのかどうか。


これは以前より張られている、ナガスクジラの写真です。
この頃はあまり博物館にも出入りしていなくって、(たしか)堺に上がったのに見に行くことができませんでした。今でも残念です。


3年くらいしてからでしょうか、埋めた骨を掘り出す行事には参加しました。


さて、次はいつ、解剖があるのでしょう?少なくとも、数年に一度?



マッコ
3月5日


このマッコウクジラは2010(平成22)年5月、体長9.1mのメスのマッコウクジラが大阪府の堺泉北港に死亡漂着したもので、自然史博物館ではこのマッコウクジラを回収し、解体して骨格標本として収蔵しました。昨年(平成25年)の第44回特別展「いきもの いっぱい 大阪湾 〜フナムシからクジラまで〜」内において、目玉展示として初公開し、その期間中に市民の皆様から「マッコ」という愛称をつけていただきました。

ぜひこの機会に、空中を並んで泳ぐ「ナガスケ」と「マッコ」に会いに、早春の自然史博物館へお越しください。


というのが、博物館の案内文です。


2010年5月に見つかった時は、まだ新鮮でした。博物館では即座に解体の準備をしていたのですが、大阪府側の対応がなかなか決まらず、解剖まで10日間もかかりました。その辺のいきさつの表面的な話は私のブログにも書いています。書けないこと、大阪府の悪口はいくらでもあるのですが、ちょっと活字にはしにくいので、興味がある方は直接私に聞いて下さい。

5月と言っても、けっこう暑い日だったと記憶しています。ホネホネ団で対応するのかと思っていましたら、経験者の少数精鋭部隊で解体するという話になり、私もめでたく選んでいただきました。
腐った肉に手を突っ込んで骨から肉を外し、内臓を取り出していきました。内臓に興味はありましたが、とにかく時間が経ち過ぎていてみんな溶けてる感じでした。幸い、「腸管の爆発」(腐った時に出たガスで、腸が膨満することがあるらしい)は見られませんでした。腸管にびっしり寄生虫が付いている標本を見たことがあるのですが、それも確認できませんでした。

前置きが長くなりましたが、それを砂に埋めて標本にしたものを「大阪湾展」の目玉にしていました。それを今回、安住の地としてナガスクジラの横にぶら下げようというものです。その様子を見てきました。


この位置から眺められるのは、今日が最後かもしれません。


左右非対称というのがなんか不思議です。


横にぶら下げる準備をしています。
(右)チェーンブロックを何か所にも設置しています。


さあ、いよいよ。


標本は3ブッロクに分かれています。


土台から離れました。


さあ、これから空高く舞い上がります。

いよいよ、空を泳ごうという時に私の時間ぎれ。
後ろ髪を引かれる思いで、夕方からの仕事に戻りました。
完成図は後日に。




コウモリ
3月1日


ウサギコウモリに会いたくて、某トンネルへ行ってきました。

キクガシラがトータルで300以上。


やっと会えた、ウサギコウモリ。


モモジロコウモリも


テングコウモリもいました。