院長の週末  


2011年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12





風車判明   12月22日
ムササビ   12月17日
カモメ調査  12月15日
海遊館・イルミネーション  12月11日
カモメ観察会   12月10日
コウちゃんにユウちゃん   12月8日
ひとはく    12月8日
コウモリ   12月8日
奈良公園   11月27日
洞穴探検   11月26日
大阪城再び 11月25日
大阪城公園 11月24日
神農さん   11月22日
穴探検の下見  11月20日
関西文化の日・in京都  11月19日
サルの麻酔  11月12日

シロ死去 11月11日

堺・刃物ミュージアム   11月10日
通天閣   11月6日





堺の風車
12月22日


鳥の調査と兼ねて、先日、疑問に思っていた風車の事が判明したのでそれを見に行ってきました。

浜寺運河を走っていて見つけました。羽の部分が取り外されているのでよく分からないと思いますが、昔、堺近辺を走っているとどこの畑にもあった風車です。これで地下水をくみ上げていました。
堺市内の小学校と、服部緑地の民家集落博物館に移設されているのは知っていました。でも、こういうものは「生きた状態」で畑にあってこそ価値のあるもので、ぽつんと意味もなく移動させても、かわいそうなだけです。
特に、こんな運河の横に持って来ても何の意味があるんでしょう?


で、ネットで調べて判明した、「風車のある公園」へ行ってみました。
「みなと堺グリーンひろば」
というそうです。大阪府が作ったものを、堺市が公園として借りている、てな事を書いてあるHPもありました。

広い駐車場に、車が一台だけ。いくら平日と言っても、寂しすぎませんか?
写真はありませんが、事務所の横には堺市の公用車や、なんちゃら公社と書かれた、おそらく管理を請け負っている団体の車が、何台かとまっていました。関係者の方が、一般の人より多いんじゃないでしょうか。


で、これが問題の「オランダ風車」
駐車場からも、かなり歩きます。周りには何もなく、ただこれが一つ、ぽつんと立っています。

写真を見れば分かるとおり、草がきれいに刈り取られていました。ちょうどタイミングよく、業者が刈り取ったあとのようでした。数人が別の場所で草刈り作業をしていました。とあるHPには、「草ぼうぼうで近づけない」と書かれたページもあったので、いつもこんなにきれいなわけではなさそうです。

これだけの広さを常にこんなにきれいにしておくにはそれなりの経費もかかるでしょうし、また、それだけの意味もないように思います。とにかく、アプローチが悪すぎて人が普通に来るような場所じゃないです。
とあるHPには、「駅から5km歩いて見に来た、さあ、また帰りも1時間以上」って書かれていました。

また、どういう意味でそう書いているのか分かりませんが、この公園、「犬の持ち込み、散歩禁止」って、あちこちに書かれているのです。公園で、犬が散歩できないって、どういう事でしょう?そもそも、人間すら来ないのに。


ちなみに、風車はもともと回らないのか、今だけ止めているのか、よく分かりませんでした。どちらにしても、本来の風車は当然何かの仕事のための機械で、ここの風車はタダの模造品、でしょう。

(右)公園の駐車場は5時に閉まります。ライトアップして、誰が見るの?


風車に付いていた看板によると、この地区の埋め立て事業が完了した記念にこれを作った、てな事が書かれています。場所からすると、かなり古くに埋め立てられている場所です。それだけ「歴史」がありながら、誰も知らない、人も来ない、って、どうなんでしょう。
公園として公開している以上は、それなりの経費もかかるでしょうし、なんだかもったいないですねえ。とにかく、駅から歩いて6kmはあります。こんなん、いらないんじゃないでしょうか。

ちなみに、野球場にしても人も来ないだろうと思っていたら、野球のユニホームを着た子供らが何人か、自転車で走って来るのとすれ違いました。ここなら、来るだけで準備運動ができそうです。


泉大津のフェリーターミナル、です。


某所にあった会社の窓。中古の車を集めているみたいでした。
お客さんは、ロシア?、中近東?、なんでしょうか。




岩湧山のムササビ
12月17日(土)


友人と、岩湧山のムササビを見に行ってきました。

夕暮れの岩湧寺です。周囲の大木に、丸い穴がいくつも空いています。その下の木肌がささくれ立っていたらムササビの爪痕、すなわち、ムササビが使っている穴と言うことになるのですが、このあたりの木には、みんなそんな痕跡が付いています。


先に、ムササビのフィールドサインを探しました。
(左)見にくいですが、ムササビの糞塊です。バラバラにならないで、こんな感じで排泄することもあるんですね。中は植物の繊維ばかりです。
(右)四季彩館(寺の横の、山小屋)で見せて頂いた食痕です。折り曲げて真ん中をかじるので、こんな感じになるそうです。


これは、施設にぶら下がっていたムササビ。あんまり、かわいくないですねえ。


施設の前の芝生は、イノシシの掘り跡がいっぱいあります。


中に、こんなポスターが貼られていました。
河内長野は、「奥河内」?なんか、変ですね。


日が暮れてから、目的のムササビ観察です。ここは大木が多いので、探すのがたいへんです。何度か飛んでいるのを観察し、木のはるか上に止まっているムササビを何度か観察しました。目が光っているのは分かりますが、双眼鏡でないと表情なんかは分かりません。思ったより、鳴き声は多くありませんでした。たまにあっち、こっちから声はしますが、姿はなかなか見つけられませんでした。

寒くなってきたのでそろそろ帰ろうとすると、一頭が目の前を滑空してくれました。飛んでいるのをあんなに近くで見たのは、初めてです。あちこちに書かれているように、まさに「飛ぶザブトン」、でした。その子をしばらく観察し、本日の観察会は終了としました。

期待していた「チッチコウモリ」は聞こえず。よく考えると、これだけ寒けりゃ、コウモリは飛ばないですね。また、タヌキやテンも見られませんでした。

帰ろうとすると、ちらほら、雪が降ってきました。これでも、初雪、かな。




カモメ調査
12月15日


カモメの調査に行ってきました。そんなに遠くないだろうと思って自転車で出かけましたが、あっち行ったりこっち行ったりで、結局、40kmちかく走ったようです。疲れました。

某所に見える、たぶん風車。ここ、地図で見ていると公園でも何でもないのですが、さて、何なんでしょう?


某工場の入り口で見つけました。どうして、こんなものがここに?
長いまつげが付いていますが、ハクチョウにこんなの、ありましたっけ?


長野県白樺湖、って書いてありました。


ミサゴが魚を捕まえて飛んでいました。(右の子)


堺といえども、漁港が何カ所かにあります。


帰りに、浜寺公園駅を見てきました。明治時代の建物だそうです。
近いうちに南海電車を高架にするので、駅は前の広場に移築するそうです。そのため、付近一帯が立ち退きになったようで、すでに壊されていたり、解体中の家もありました。
高架になり役目が無くなる建物のために、現実にそこに住んで商売している家が追い出される、って、なんだか、矛盾を感じます。



こっちは、ちんちん電車の最終駅。「浜寺駅前」駅、です。
大昔は、浜寺の海水浴へのお客さんで、たいへんにぎわったそうです。




海遊館・イルミネーション
12月11日(日)


大阪市内で研究会があり、帰りに海遊館に行ってみました。
なんか、昨年とよく似ています。と思って確認してみると、昨年の方が派手だったかもしれません。サメやエイは使い回しのような気がします。


ついでに、USJにも行ってみました。今回は、ラグーンに作っているのでしょうか。
電飾数でギネス認定、って書いてありましたが、なんか、「普通」です。前の方がインパクトがありました。




カモメ観察会
12月10日


この冬、鳥の会で、大阪近郊の海岸のカモメを調査しています。何年か前も調査したことがあり、私は車で淡路島の漁港を調査しました。カモメと言っても似た姿が多く、苦労した覚えがあります。今日はその研修会でした。

まず、男里川河口へ。ここは、ズグロカモメで有名です。毎冬、何羽かがここで冬を過ごすそうです。言われるからそのつもりで観察しますし、どこにいるかも教えてもらえるので分かりますが、一人で河口、干潟なんかで観察してても見つけ出す自信は、あんまりありません。
(デジカメを持ってくるのを忘れました。写真はあちこちのHPからお借りしました。)


男里川河口から海岸を南下し、尾崎漁港へ。テトラの上のカモメ類を観察しましたが、とにかく寒い。
一応、カモメ5種の鑑別は完全、との前提で、早々と解散しました。

尾崎駅近くでこんな看板を見つけ、参加者有志で見学に行きました。
「登録文化財」とかなんとか、書かれていました。申し込めば見学できるのかもしれませんが、土日休み、とか書かれていました。
事務所にどなたかがおられ、同行者何人かは試飲して購入されたようです。

ちなみに、詳細はこちらをご覧下さい。

(右)これは、ここの画像ではありません。「イメージ」です。

久しぶりにスコープを担いで、探鳥会らしき雰囲気を味わってきました。



毎日新聞に掲載されました。
12月8日


毎日新聞に、シロとクロ(本名は、ユウとコウちゃん)が掲載されました。
とにかく、かわいかったです。

記事は、こちら







兵庫県立人と自然の博物館
12月8日


用事があって、ひとはくへ行ってきました。
いずれ、別ページを作ります。




コウモリ
12月8日


まず、現在の所、大阪最大と思われる生息地を見てきました。
いつも通り、多数のキクガシラコウモリが冬眠に備えていました。


内部で崩落のあった場所です。左側、天井まで岩が積まれていました。


テングコウモリが帰ってきていました。帰って画像を見て初めて、標識が付いているのに気が付きました。


ついで、兵庫県の某所の防空壕を見に行きました。
近くに、こんなのがありました。


なぜ、穴を見るとゴミをほかしたくなるのでしょう?
(左)農薬類らしいです。
(右)こちらにはビン類。


こっちは、医療廃棄物。


穴は、けっこう良い感じですが、短いものが多いです。


丘を貫通しています。


いくつかのコウモリが眠っていました。




奈良公園・月例ハイク
11月27日


博物館友の会の、月例ハイキングで、奈良公園へ行きました。

今日も、ちんちん電車。難波へ行くのに恵美須町、というのも、かなりおかしな話ですが、時間があったので運動がてら、近鉄まで歩きました。
(右)しばらく、乗客は私一人でした。



で、奈良公園へ。
どこでも会えるのですが、やっぱり、シカでしばらく盛り上がります。


某所で、「リスのエビフライ」を探しました。


こちらでは、スジエビの採集で盛り上がります。


イノシシの掘り跡を見たり、クスノキをくぐったり。


(左)近所の人が野菜くずをまくと、シカが寄ってきます。「シカは草食だから」って、おばはんは言ってましたが、タマゴの殻まで混ざっていて、生ゴミをほかしているだけじゃないの?、って思ったりしていました。


夕方からは、東大寺でムササビの観察会です。



東大寺の前の森でムササビを観察した後、帰りがけに、南大門にムササビが飛んできました。

参加者、約70名。なんせ、場所が奈良公園でしたので一般の人も多く、参加者が迷子にならないか、ずっと心配していました。結局迷子も出ず、逆にムササビは何とか出てくれて、全員観察できたようで、その点でも、ほっとしました。



洞穴探検
11月26日(土)


某穴の調査へ行ってきました。正確に言うと、某大学探検部に調査をお願いしました。

ここは非常に良い感じの穴ですが、水没していて入れませんでした。深さから言えば、胴長で入れると思っていたのですが、シルト状の土砂が堆積していて、歩けません。某大学に相談した所、ゴムボートで試してみる、との事でしたので、調査を依頼しました。


結果的には、キクガシラコウモリが2ついただけで、期待していた大コロニー、あるいは、モモジロコウモリは見つかりませんでした。継続調査は必要ないというのが分かったことも、ある意味、成果でした。


近くにある、別の穴も行ってみました。こちらは縦穴が多く、その準備はしてこなかったので、あまり奥には入りませんでした。今後、探検部に調査をお願いすることになりそうです。




夜の大阪城
11月25日


昨日の調査が消化不良でしたので、今度は夜に行ってみました。結果から言うと、タヌキ情報は声をかけた方から頂きましたが、新しいものではなく、偶然に頼った調査では発見するのはかなり困難であろうと思われました。これから寒くなりますし、ほぼ諦めムードです。




大阪城公園
11月24日


昨日、長居公園のタヌキ観察会をしたところで、今度は大阪城のタヌキが気になり出しました。ネットで調べると、いくつか記事や動画が出てきます。ちょうど休みを頂いていましたので、行ってみることにしました。

まず、スカイビルで映画。
広場には、クリスマスツリー。


タヌキは夜行性ですので、まず下見というか、ため糞でもないかと思い、公園内をウロウロしました。


情報が多かったのはこのあたりでしたが、それらしき場所も見つかりません。駐車場になっていて、入れませんし。


ドバトの羽が散乱している所が、何カ所か見つかりました。たぶん、猛禽類の食事あとでしょう。


闇雲に歩いても、ため糞らしき所は見つかりませんでした。とにかく、広すぎます。本気で探すなら、もっと情報を集めてポイントを絞る必要があるかもしれません。
懐中電灯まで持参し、日暮れまで待つつもりでしたが、可能性が低すぎるので諦めてしまいました。


予定外に時間が余ったので、日頃の運動不足解消のため、天王寺まで歩きました。
「マイブーム」の、ちんちん電車で堺まで帰りました。




神農さん
11月22日


神農さんへ行ってきました。少彦名神社のお祭り、です。薬の神様。
親父の会社がすぐ近くにあって、親父が健在な時は、うちの分は父親からもらっていました。いつの間にかそれが無くなり、いつも病院のお古(出入りの薬屋が、毎年、持ってきてくれる)を自宅に持って帰っていました。さすがにそれじゃご利益もないかと、昨年から自分で行くようにしています。

例によって自転車で出かけましたので、あちこちうろうろ。
まず、黒門市場へ寄りました。アーケードに、タコ、フグ、タイ、その他、いろんな海の幸がぶら下がっていました。売っているのも、海ものが多い印象です。もちろん、フグはあちこちで売られていました。なんでもかんでも、安い。
歩いているだけで、楽しくなります。


で、肝心の神農さん。
昨年は雨で人出は少なかったのですが、今日は良い天気で、いっぱいの人と、屋台。


笹を買った一人一人に、巫女さんがシャンシャンしてくれます。いかにも、「効きそう」です。


(左)屋台もいろんなのがあって、楽しい。「どじょうすくい」がありました。ダメでも、1匹くれる、って書いてありました。
(右)大阪市内でも
このあたりは空襲で焼けなかった建物があちこちに残っています。親父の会社も、最初はこんな感じでした。




穴探検の下見
11月20日


先日見てきた穴です。
某大学探検部に連絡したところ、調査を試みる、と言ってもらえたので、その方法を探るために、メンバーをご案内しました。ゴムボートを試す予定です。


(左)穴の上に、ほとんど埋まっているけど穴らしきモノを見つけました。
(右)入り口を整理して広げると、やはり埋まった廃坑でした。デジカメを突っ込んで写真を撮ってみると、けっこう広く掘られているようでした。可能なら、次回に調査してみます。




関西文化の日
島津創業記念資料館・梅小路蒸気機関車館
11月19日(土)


関西文化の日なので、京都の島津記念館と、梅小路へ行ってきました。
詳しくは、こちら




サル
11月12日


某村で最近、猿害がひどいので、それを防ぐためにまず行動圏を調査する、とのことで、サルを捕獲して発信器を付けたいが、麻酔してもらえないだろうか?、という依頼がありました。昔は、獣医師じゃなくっても麻酔薬が案外簡単に手に入って、研究者の方が自分で麻酔していたようです。この頃はいろいろあって、獣医師でないと麻酔薬を扱えません。まあ、当然と言えば当然なんですが。ただ、私もサルに麻酔をかけたのは過去1回しかなく、野次馬的な興味もあってお手伝いに行きました。

これも当然ですが、捕獲檻はけっこう大きく、サルは中を飛び回っています。
この麻酔のために、依頼者の方では吹き矢を用意していました。私は、麻酔薬を現地で処方するだけの仕事。


見事に注射が成功し、寝はじめました。


で、体を計測したり、発信器を付けたり。外部寄生虫に期待していたのですが、何も付いていない、きれいな体でした。


爪、指紋、掌紋、人間と同じです。裸足で歩き回っていますが、皮膚は柔らかく、プヨプヨ。


だんだん、麻酔が覚めてきています。
首が重たそうですが、まあ、仕方ないですね。


覚醒時、なぜか黙って金網にくっついていました。


で、仲間の待つ山へ帰っていきました。






シロ 死去
11月11日


長く皆様にかわいがって頂きました。

2月のクロに続いて、シロも無くなりました。






刃物ミュージアム
11月10日


自転車で出かけ、堺伝統産業会館と言う所へ寄ってきました。たしか、昔は刃物ミュージアムと呼んでいたはずです。リニューアルオープンしたそうです。

こちらは、阪堺線。昭和6年製のが、現役です。昭和一桁台の電車が、数台残っていたように思います。


こちらは、たぶん平成製。


1階に展示少々と、物産の販売、2階が包丁、等です。


堺の刃物は、鉄砲鍛冶から始まっていたんだっけ。
その繋がりで、種子島のどこかと姉妹都市だったように思います。


(当然かもしれませんが)すべての刃物に、名前が付いてて、目的が違います。


こっちには、販売用のがずらり並んでいます。高いのやら、安いのやら、いろいろ。


堺は、段通でも有名だそうです。


さらに、線香はもっと有名。


あと、自転車だったり、昆布だったり、和菓子だったり、堺名物はいろいろあります。が、全国的に見ると宣伝不足なのか、そんなに有名には思えませんね。
堺というと、古くは仁徳天皇陵、さらに次の時代は、「自治都市・堺」として、日本史の教科書の最初の方に出てくるのに、それ以降、さっぱりです。今なんか、大阪市のおまけみたいな感じになってしまっています。




通天閣
11月6日


通天閣へ行ってきました。こちら