鶉野飛行場  


2015年1月10日


私が説明するより、wikipediaをそのまま引っ張ってくる方が早そうです。写真も解説も、そちらを参考にしてください。

第二次世界大戦中、川西航空機姫路工場の専用飛行場として建設されたが、姫路海軍航空隊筑波海軍航空隊分遣隊が駐留し訓練基地および特攻隊の出撃拠点となった。当時、川西姫路工場では紫電紫電改が製造されており、それぞれ486機、44機が組み立てられた。 当時、この飛行場で主に運用されていた機体は93式中練、97式艦攻などである。

 

   


資料館は閉まっていたので、画像をあちこちから引っ張ってきました。

   

 


慰霊碑です。

 

 


これも、wikipediaを見てもらえれば分かります。


(右)小学校で、作業台を朝礼台に使っていたんだとか。

   


とにかく、広い。ちょっと整備すれば飛行場として復活させられるでしょう。

 


今は自衛隊が何かの訓練に、まれに使っているそうです。ネット情報では、もうすぐ市に移管するんだとか。

 


防空壕も見学できるそうですが、今日は閉まっていました。

 

 


内部の様子を写した写真を借りてきました。

   


付近にいろいろな遺構があるそうですが、ほとんどが私有地内で入れませんでした。
これは田んぼの近くにありました。「機銃座」だそうです。柵の向こうに、地下へ入る階段がありましたが水没していました。

   


防空壕でしょうか。

 


これも防空壕でしょうか。コンクリート製のしっかりした構造です。
構造的にはコウモリが利用しそうですが、やや小さすぎます。ライトを忘れて、グアノなどの痕跡を探せませんでした。

 


後で確認すると、天井にカマドウマのコロニーがあったみたいです。
床にグアノがあるかどうかは、はっきりわかりませんでした。

   


その他、素掘りの穴も見つかりました。入ってすぐに曲がり、すぐ横に開口しています。
箕面にいくつかあった穴と同じ感じでした。

   


主要な遺跡は、ほとんどが神戸大学の農場内にあるようです。


コウモリ的には可能性は低いかなあとは思っていますが、戦争遺跡としては遺構がけっこう残っているみたいです。
飛行場がそのまま残っているのにはびっくりしました。これは一見の価値があります。展示を見たければ予約するか、公開日を確認すればいいでしょう。