北海道!  


2015年2月8日

紋別 流氷


8日は砕氷船、がリンゴ号に乗るために紋別まで行きました。片道、2〜300kmはあるのじゃないでしょうか?同じ北海道と言えども、往復すると大阪から東京まで行く感じかもしれません。もっとも、交通量の少ない高速道路なので少しはましでしょうが、かなり天候に左右されそうなツアーでもあります。幸い、結果的に天気はよく、流氷も見られたので結果オーライでした。

朝の6時30分集合でした。
途中で撮影した旧道庁です。きれいでした。

 


別、岩見沢、奈井江、滝川、富良野、旭川、・・・・、懐かしい地名がどんどん出てきて懐かしかったです。
旭川から向こうは、車では初めての経験だったかなあ。懐かしかったし、昔に何度も走っているはずでしたが、記憶にはさっぱりありません。

もっと牧場があると思っていたけど、ほとんど見かけませんでした。紋別近くになってやっといくつもの牧場がありました。
北海道ではエゾシカが爆発的に増えているという話でしたが、姿はおろか、足跡もあまり見ませんでした。生息域が違うのかなあ。
そういえば、札幌近郊の川の中で2頭見かけたのが唯一の観察でした。


HP的にはあっという間に紋別到着です。ちょうどこの日、大きなイベントがあるとかで人がいっぱいでした。
ステージで松山千春とかのそっくりさんが歌を歌い、メインゲストはダンディ坂野さんだったそうです。

 

   


近くでの写真を撮るのを忘れていました。
前部に氷を砕くスクリューが左右についています。


これが初代の船だそうです。
船室はなく、すべて剥き出しです。

   


学生だったとき、網走の方へ流氷を見に来たことがあります。その時は接岸していて目の前で氷がぶつかり合い、「キューキュー鳴いていた」記憶があります。また、大きな塊が波打ち際に打ち上げられていたような気もします。今回もそれを期待していたのですが、流氷はかなり沖にしかありませんでした。
流氷というのは風の影響などでも毎日様子が変わるそうです。流氷が多い日には氷の上の食料を求めてオジロワシやオオワシが集まるようで、そんな写真をよく見ています。今回はわざわざ双眼鏡や望遠レンズまで持ってきましたが、さっぱり使う場面がありませんでした。風の向きなどでも流氷はあっという間に消えることもあって、そういう意味では沖に見られただけでもラッキーだったのかもしれませんが、いまいち、消化不良にも感じました。
ちなみに、流氷と接触できなかった時は船代の一部を返金してくれるそうです。

   

   

   

 


港の奥に突き出して、流氷観測施設がありました。昔は初めてここから流氷を見た日が、流氷初日として記録されていたそうです。今は有料ですが、一般公開されています。

 


入館料800円、ガリンコ号のチケットがあれば600円、でした。微妙な金額ですね。

 

 


リアルタイムのレーダー画像ですが、どう見るのか、いまいちわかりませんでした。

   


ホタテを採る道具だそうです。

 


このタワーの下は水面下数mにあって、ガラスを通して外が見えるようになっています。いわゆる、水中展望台とでもいうのでしょうか?
あわよくば野生のクリオネでも見えるのかと思っていましたが、水は濁っていて何も見えませんでした。見られるのは、ガラス面に付着する生き物だけです。入館料の大部分はこの「展望台」のためと思いますが、これではあんまりパッとしませんね。

   


説明があったけど、どれだかよくわかりませんでした。


接写レンズがなくって・・・・。クリオネなんですけど。


外がよく見えない事を予想してか、ミニ水族館のようにあちこちに生き物が展示されていました。

   

   


ついで、港の近くにあるアザラシの飼育施設を見学してきました。

 


かわいい。

 


一日に何度か、給餌時間に触れ合いがあるみたいです。

   


(右)この子はアゴヒゲアザラシです。

   

   


途中で寄った港の風景。蓮氷、って言うんだったか、海自身が凍っています。

 


たぶん、シカ除けのフェンスが道路際に延々と続いています。所々に右写真のような枠がありました。偶発的にフェンス内に入ったシカを外に出す機構と思われます。


外の風景はこんなのが何時間も続きます。




札幌に戻ったのが8時前だったかなあ。
夜の雪まつりを散歩してみました。

 


いわゆる3Dマッピングがはやっているみたいでした。


この日、日中から雨が降っていたようです。
特に市民が作った雪像は雨に打たれて壊れているものがいくつもありました。「輓馬」も前日とは全然違う形になっていました。雪で作られているとはいえ、かわいそうなものです。こうなるので開催期間も極めて短い期間しか無理なんでしょうね。
情報では、開催期間終了後の「破壊」も人気のあるツアーになっているんだとか。

   


夜遅く、気温が下がってから雪像の補修をしていましたが、この時でも雨が降っていたので苦労している感じでした。
何年か前に、溶けた雪像が崩れて事故があったとかで、いくつかは「危険防止のためやむを得ず崩しました」と書かれており、作品が崩されていました。

   




流氷の接岸や、海岸への打ち上げなどが見られないで少し残念でしたが、まあ、そこそこ楽しめました。それにしても遠い!
学生の時は、片道は道内を飛んでいる(小型)飛行機を利用しましたが、そんなに都合のよい飛行機は、今回は見つかりませんでした。