院長の週末              


2001年 9−12
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2003年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
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2005年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12






淡路島のコウモリ    10月26日(日)
タヌキばっかり      10月19日(日)

三田の軍事施設     10月18日(土)
新収資料展        10月15日
御堂筋パレード     10月12日(日)
コウモリ少々 国崎    10月11日(土)
ヒメちゃんの里帰り   10月11日(土)
長谷寺(の近く)     10月5日(日)
USJ  Water World Special show
海遊館          9月27日(日)
ポーリーの死亡     9月27日
シマヘビ          9月26日
コウモリ三昧       9月23日(秋分の日)
天保山の渡し       9月21日(日)
コウモリグッズ      9月20日
ウミガメの子供     9月14日(日)
オオサンショウウオ   9月14日(土)
和歌浦干潟       9月7日(日)




淡路島のコウモリ
10月26日(日)


コウモリ仲間が発見した、淡路島のダム関連施設のコウモリを調査してきました。
休日ですが道路も明石海峡大橋もすいています。これでは借金を返すのは確かにたいへんそうですね。
最初に見たのはダムから出てくる大きな土管。オーバーフロー用?いるのかどうか、半信半疑でかがんで入っていくとバラバラにモモジロコウモリとキクガシラコウモリが見つかりました。かなり長い土管でしたが途中の土管がひびが入って上下にへしゃげています。人間の負重がきっかけになってつぶれたりしたらおそろしいので、そこで引き返しました。
こんな感じの土管ならどこでもありそうですね。調査対象を広げる必要があるかもしれませんが、こういう土管こそ現役の”穴”で、調査中に流される可能性があります。

ついでダム関連施設、といっても、展望台の土台です。どういう訳か、展望台の下が空洞になっていて部屋が3つに分かれています。おまけに入り口は小さく、洞穴状で、コウモリの家を造っているようなものです。期待通り、数頭のコウモリが眠っていました。

左下に小部屋の入り口。 目が覚めたら自分で飛んで帰っていく。

最後が本命の穴。過去にモモジロコウモリが100頭以上見つかっています。
山を越えた2つのダムをつなぐ巨大な導水路です。直線で650mあるらしいです。はるか向こうに出口が見えています。壁には、かなり上に水が流れたラインが残っています。場合によればそこまで水が上がるのでしょう。今日は、両方のダムの水面を確かめてから入ったので大丈夫のはずですし、生きて帰っているのでインディージョーンズのような場面は無かったことになります。
かなり期待して入りましたが、残念ながらモモジロコウモリが散発的に数頭いただけでした。グアノは大量でしたので、時期を選べば大きなコロニーが観察出来そうでした。
1頭、片方の首だけ白い子がいました。部分白化、とでも言うのかなあ。

開口部の両側。右の山を貫いていることになる。

巨大。直線650m。 大量のグアノが数カ所に。

モモジロならぬ、カタジロコウモリ。新種かと思った。  いつもの調査風景。





タヌキばっかり
10月19日(日)


大阪南部で小学生が5月から行方不明になっていて、それを超能力者が探す、という番組が13日にあったそうです。番組で放映する前に、所在がわかるならさっさと発見してあげればいいのに。事件を風化させないという意味では意味があるかもしれませんが、結果として見つけられないのならもったいぶった番組は流して欲しくないものです。ということでこういう番組はきらいでほとんど見ません。

というのが前振りで本題はこれからです。この番組で、その子を探す過程で超能力者の書いた地図を基に、古井戸などを探したらしいです。その時、古い導水路からコウモリがいっぱい飛び出した映像があった、と友人が教えてくれました。
大阪南部には廃坑がないのでコウモリの情報は皆無です。古いトンネルはいくつか見に行ったことがありますが短かったり、車が通ったりでいませんでした。ダムの導水路や農業用の導水路は気になっていましたが情報が無くって調査したことがありませんでした。


とりあえず行っては見たものの、見当がつかずに同じ所を車でぐるぐる回るばっかりでした。池も多いところなので導水路を作って遠くから水を引く地形でも無いような気がするんですが。
この話を聞いてからみんなにその番組を録画していないか、聞いていますがわざわざ録画までしている人はいないようです。テレビ局に言えばテープを貸してくれるんだろうか?

見つかったのはタヌキの死体ばっかり。秋は子離れの時期で事故が多いと言うけれど、こんなにあちこちで死体に会うとは思いませんでした。
きれいな子を一人だけ連れて帰りました。

かわいそうに。兄弟なんだろうなあ。 別の所で亡くなっていた子。





三田の軍事施設
10月18日(土)


コウモリ仲間と三田市の軍事施設を見てきました。
小さな丘のふもとに7ヶ所の人工洞がありました。ちょうどたちそ(2003年3月に掲載されてます)と同じような感じで、情報によるとやっぱり戦時中の強制労働によって作られたそうです。でも、それぞれ、そんなに大きな穴ではなく、一部は掘りかけて止めていますし、目的が何だったのか、ちょっとわかりません。

最初の情報では総延長3Kmでダイナマイトの保管に使っていて、今でも不発弾があるかもしれない、ということでヘルメットを鉄に変えようかとも思っていましたが、今日の調査では総延長120ぐらい。見つかったのは不法投棄されたごみ(しかも1ヶ所は点滴などの医療廃棄物)ばっかりでした。ひょっとすると他に大きな穴があるのかもしれません。
コウモリはそれぞれの穴に少しづつと、1ヶ所に33頭のコロニーが見つかりました。穴の規模の割には大きなコロニーでした。今夏には繁殖も確認されていると言うし、継続調査すべき穴がまたまた増えてしまいました。

最後に、能勢で昨年4月にバンディングした子と再会するという、大きな成果がありました。直線で20Kmぐらいかなあ。

道路側の穴はゴミ捨て場となっている。中腹に開口する穴は埋まりかけ。

そこそこ大きいコロニー バンディング後、覚醒を待っています。




新収資料展
10月15日


自然史博物館でいつもある展示で、前年度に新しく入った資料(の一部)を紹介するものです。詳細は こちら をごらん下さい。あわせて、阪神優勝記念という、誰でも思いつく展示。

博物館では学芸員による収集や購入だけではなく、一般の方からの寄贈も大きな収集方法になっています。昆虫標本や植物、貝標本、鳥の剥製など、いろんな分野で、有名な個人のコレクションがあります。大きな声では言えませんが、あちこちの博物館がその方が亡くなったあとの寄贈をねらっています。まあ、それだけ有名なコレクションともなると集めた人が、死んでからのコレクション散逸を防ぐため、生前に寄付したりするケースも多いようです。
近い将来、浦野コレクションと銘打ったコウモリの標本が博物館に寄贈されるのかも。

見にくいけどアカホシ・・・などなど。 見ての通りです。

宝塚ファミリーランドからのトキ! 結構大きかった。購入標本?




恥ずかしながら
10月13日(体育の日)

この画像が何だかわかる方、あなたも相当な通ですねえ。
キングコングに襲われて逃げる場面?なのかなあ。
ビルの上から数十m、ロープにぶら下がって落っこちます。
もちろん、USJ のハリウッドマジックの1場面です。



御堂筋パレード
10月12日(日)


糸崎さんの写真展を見に行こうと出かけると御堂筋パレードの最中、というか、終わりかけでした。湿度が高く、へんに暑い夕方で見る方も歩く方も汗だくでした。パレードはUSJでさんざん見ています。USJの肩を持てば完成度が違うというかなんというか。やっぱり本職は本職ですね。まあ、見る方もお金がかかっているので、気合いを入れて見るからおもしろく感じるのでしょう。
このパレードも気合いを入れて最初から、あるいは興味を絞って見ればおもしろかったかもしれません。

御堂筋の西側を歩いていたので写真展のあるカメラのナニワ、すなわち大丸、そごうに気が付かず、本町まで歩いてしまいました。久しぶりの都会はさっぱりわかりません。
そういえば阪神の優勝パレードがまたここであるんですね。どうも選挙が絡んだ人気取りの匂いがします。
難波はやっぱり南海球団です。阪神は大阪ではないと思うなあ。今思うと近鉄の時はそんな話出てましたっけ?

かんじんの写真展の方は狭いながらも作品が整然と並んでいました。以前見せてもらった、人の背丈以上ある通天閣(のぞくと中にも仕掛けがありました)が無くってちょっと残念でした。道頓堀のフォトラマは、グリコはまだ阪神バージョンではありませんでした。
帰りに道頓堀川を見ると、ぼちぼち、飛び込めないような造作を作りかけていました。

糸崎さんのフォトラマです。説明するより こちら をごらんになって下さい。





コウモリ少々
10月11日(土)


土曜日の朝一番に来られた患者さんに言われました。”先生、今日はコウモリ?”

連休があると皆さんご想像の通り、コウモリでした。
川西市国崎、ゴミ焼却場の予定地です。廃坑が数多く残っており、痕跡まで含めるとおそらく100を超える廃坑があります。コウモリが確認されているものだけでも10ヶ所近くの坑道が残っています。鉱物的にも珍しい鉱物が採集されるとかで、石屋さんもよく来られています。行政側も一応は、廃坑は残すと言ってますが、トラックとコウモリが共存できるとは思えません。ウサギコウモリに期待していますが残念ながら見つかりませんねえ。
ここは飲料水の水源にもなっている場所です。前にも書きましたが兵庫県の皆様、あなたの飲み水にゴミ焼却場ですよ。よく考えて反対しませんか?(おまけにきっかけは能勢の焼却場がらみらしい。何でよそのゴミまで引き受けるの?)

ここはとにかく細くてずっと中腰。元気のあった頃は猪突猛進で、かなり奥まで入ったこともありますがそれでも最後まで到達していません。最近は軟弱でキクガシラを一つ二つ見れば満足して引き返しています。

1ヶ所は壁が大きく崩れています。その下は数mの縦穴。この奥にコキクガシラコウモリがいることが多く、怖い怖いと思いながら崩れた岩を乗り越えています。いつもは2人以上で入っていますが今日は一人。今日落ちたら発見は連休明けかなあ、と思いつつそこを乗り越えて調査しました。
昨年の記録ではコキクガシラコウモリが50頭を超えていたのに今日は数頭のみ。コウモリの都合はいまだにさっぱりわかりません。

入り口と内部。ここは這わないと通れない。

下は縦穴数m。ここを越えるのが怖い。

キクガシラコウモリ(左)とコキクガシラの寝方の違いがわかるでしょ?




ヒメちゃんの里帰り
10月11日(土)


6月に穴から連れて帰り、標本候補として病院で飼っていましたが逃亡すること数回、その都度シャーマントラップで捕獲していました。プラスチックコンテナまで穴を開けるので(写真を取り忘れて補修してしまいました。かなり硬そうなんですけどねえ。)いよいよ博物館に持って行こうと思いながらトラップ内で飼うこと数日、結局、連れて行く決心がつかずにおうちへ帰ってもらうことにしました。
長い間、ご苦労様でした。今晩は旧友と都会の話でもしているのでしょうか?

お腹がすくとすぐに捕まった。 帰る日。




長谷寺(の近く)
10月5日(日)


博物館で大和川調査をしている関係でその最上流部、初瀬川を見ようという観察会がありました。ボタンで有名な長谷寺のあるところです。また、すぐ近くには与喜山(標高455m、天神山)というのがあり、ここは長谷寺の寺領として伐採が禁じられ原生林の状態をよく残しており、暖帯性植物の他に、温帯性、寒地性のものも混じっている、らしいです。「与喜山暖帯林」と言われて、国の天然記念物に指定されています。

ここを期待して参加しましたが、大人数で極めて狭い、貴重な林をうろつくのも環境によくない、と言うことで直前になって迂回コースを設定したようです。まあ、私自身、植物の知識はほとんどないので説明されても理解できたかどうかわかりませんが、”急坂を含む8km”のコースでなまった足を鍛えるつもりが当てがはずれました。

本日の成果といえば、大和川といえども源流に近ければやっぱり清流、というのを認識したぐらいかなあ。その他、植物も説明してもらったけど電車に乗る頃には忘れてしまいました。





USJ  Water World Special show

スペシャルショーと銘打った、有料のアトラクションに行ってきましました。
2000円で Water World を会場に1時間のロックンロールショーや特別バージョンのアトラクションを見せるというものです。
私が買ったフレンドパスといい、この有料アトラクション、さらに最近始まったお金を出せばいくつかのアトラクションの優先入場ができる券といい、なりふり構わない金儲け、という批判が聞こえつつも、私も含め多くの(暇な)人たちが集まってました。まあ、文句があればいかなければいいだけです。大阪経済の活性化に協力していると思えば安いもの?

残念ながらたいへんおもしろく、まんまとUSJの策略にはまり、有料でもまた同じようなショーがあれば行きそうな今日この頃です。
さらには大晦日のプレミアパーティーの入場券まで買ってしまいました。





海遊館
9月27日(日)


先日、行きそびれた海遊館に再挑戦しました。
詳細は こちら 。海遊館のHPは こちら
USJに観光客を取られているという話でしたが、行ってみるとそんなことはなさそうに思いました。
ここはエスカレーターで一気に最上部へ上がり、ところてん式にお客さんを下へ歩かせ、はき出させる構造です。最上部は渋滞でほとんど水槽まで近づけず。しばらく人の流れを見ていたり、隙間からのぞいたり。
しばらく降りると人が分散したためか、少しましになり、ゆっくり見られるようになりました。
売り物のジンベイザメはやけに小さい。確か初代や2代目はもっと大きかったような気がします。


移入種の展示でセマルハコガメとリュウキュウヤマガメの雑種が展示していました。沖縄にいないはずのセマルハコガメが人為的に沖縄で放されてヤマガメと交雑しているようです。オオヒキガエルの大きさにもびっくり。
個人的にはこれらとマンボウ、クラゲの展示で満足しました。

帰りに広場の大道芸を見て子供みたいに大喜び。
USJでやればもっと人が集まるし、儲かるように思ったけど、そうなると大道芸人ではないのかな。



ポーリーの死亡
9月27日


9月12日に、病院で飼育していたフェレットが亡くなり、骨格標本になりました。
警察からの保護で来ましたので年令はわかりませんでしたが結構、年だったようです。
イタチの仲間なのでチョウセンイタチやテンと似ているのかと思っていましたら、頭骨の形がかなり変わっていました。
また、オキシドールの漂白でも白くならないのはウサギに似ています。




新入り
9月26日


ヒヨドリを放鳥したあと、帰る途中に病院のそばで保護。とりあえず連れて帰ったけど良かったのか、悪かったのか。
特に意識してる訳ではないですが3種類目の国産ヘビ(シマヘビです、念のため)。






コウモリ三昧
9月23日(秋分の日)


なまった体を鍛えるべく、コウモリのはしごをしてきました。

K鉱山
ほぼ直線、360mのそこそこ大きな廃坑でテングコウモリやユビナガコウモリが入ります。ユビナガは最大300頭近く入る事がある、貴重な穴です。
どういう訳か今年は水没していることが多く、8月末も長靴を水没させながら調査しました。今日は穴の前の、沢の水も少なく、坑道内にもほとんど水はなく、水没後なので地面に獣の足跡が残っていることに期待しつつ調査しました。小型ほ乳類(イタチクラス)と思われる足跡と糞、それより一回り大きい足跡と糞がありましたが、私の技術で同定できるほどにはきれいではありませんでした。

キクガシラ、コキクガシラもそこそこいて調子良いなあと思ったとたん、なんと坑道が埋まっています。場所は坑道のほぼ中央で、本来はこの奥にユビナガとかコキクが住んでいます。
埋まっている土砂を見ると落盤というのでもなさそうで、何がどうなってこうなっているのか、さっぱり想像もつきません。大量の出水で土砂が奥から流れてきた?、なんで天井までびっしり?、掘ってみようかと一瞬思いましたが、土砂の向こうは天井まで水?、熊が冬眠用に入って向こうからフタをした?、ということも考え、一人でしたのでとりあえず退却しました。
おそらく70年以上変化がなかった穴でしょうに、なんで今頃埋まるんでしょうか?

今日のおみやげ。4尖と呼ばれ、3−4才以上の♂。先はネズミなどのほ乳類の囓りあと。

岩ではなく、土砂が天井まで詰まる。

大きなうんこ(エノキの実入り)と小さな足跡。


T鉱山
駐車スペースに犬を連れたおっさんがいました。普段はあまり人の来ないところですのでお互い驚きました。話を聞くと冬の猟期に向け、犬の訓練に来ているそうです。能勢一帯はシカ、イノシシ、鳥、なんでも撃てるそうです。気を付けないとこちらが撃たれそう。ラジオをぶら下げて歩くように言われたけど、その前にそういう可能性のあるところで鉄砲を持ち歩いて欲しくないなあ。若い人で狩猟する人がどんどん減り、狩猟する人の年齢が上がって、撃つ方もあまり人っ子一人いない山中にまで行くのがたいへんなんだそうです。

さて、この穴はキクガシラコウモリが繁殖している穴です。
8月末には繁殖に関係した親も、生まれた子も分散してしまっていてあまり数がいませんでした。今日は冬に備えてか、結構な頭数が帰ってきているようでした。いつもは冬に見るテングコウモリがすでに入っていました。今年は冬が早いのかも。


導水路
ここもキクガシラコウモリが繁殖しているのですが、ある意味では純粋な繁殖コロニーで、繁殖季節以外にはあまりキクガシラは見ません。主目的はモモジロコウモリのつもりでした。
予想通り新生児が多数ぶら下がっていたところはすでにもぬけの殻で、グアノが堆積しているだけでした。いつもモモジロが見つかる場所へ行ってみると、キクガシラコウモリのコロニーが見つかりました。その数推定70頭。
こんなに集まっているのを見たのはここでは初めてでした。このまま越冬するのか、また引っ越しするのか、宿題が増えてしまいました。




天保山の渡し
9月21日(日)


今日は朝の10時からUSJへ。
小学校は運動会が多いらしく、道中、体操服で登校する小学生がちらほら見え、そのつもりで見るとUSJには子供の姿が少なかったような気がします。ちょっと考えすぎでしょうか。
とはいえ飛び石連休でもあり、アトラクションには相変わらずの長蛇の列で、昼過ぎに天保山へ散歩に出かけました。
USJから天保山へは民営の船(500円)と、1.7km下流側には市営の渡し船があります。目の前からでる500円と、徒歩30分で無料の選択。渡し船に興味があったのでそちらを選択して天保山渡船場へ行ってみました。
船を待っていると自転車に乗った外国人が集まって来ます。顔を見るとついさっき、USJでパフォーマンスやアトラクションに出演していた人たちでした。仕事が終わって帰るところらしいです。USJ御用達の船のようでした。

天保山をうろついてから海遊館の入場料を見ると2000円。高いような安いような微妙な値段。
時間が遅くなってゆっくり見られそうになかったので今回は入らず。そういえばもう何年も入ってないなあ。




コウモリグッズ
9月20日


週末が近くなると、世界中、あるいは病院付近からHP更新の無言の圧力がかかってきます。
特に9月は2回も祝日があるんですね。でも、今日明日は調査の予定は入っていません。とりあえず小ネタでご辛抱下さい。
特に意識して収集しているわけではないのですが、こういう活動をしていると向こうからやってくるケースが多いようです。
博物館のショップのお姉さんが気を利かして仕入れてくれました。

アメリカ製。夜行塗料付きで、
しかも裏表に印刷あり。
見ての通り、ピンバッジ。
今気がついたが、指が足りないみたい。

有名なメーカーらしい。 WWW.ty.com
知り合いの方からの頂き物。




ウミガメの子供
9月14日(日)


約10年前、アカウミガメの産卵を知り、仕事が終わってから毎晩と言っていいほど海へ通っていたことがあります。今から思うと私の懐中電灯生活、すなわちコウモリ、オオサンショウウオの原点かなあ、とも思っています。
産卵は5月から7月です。子ガメが海へ帰るのが今の時期、9月頃ですので久しぶりに行ってみました。

10年前とほとんど変わらない光景でした。一人で、あるいは子供達と夜中観察していた当時が思い出され、たいへん懐かしく思いました。当時小学校低学年だった子供が今は大学生です。
ウミガメが上陸する海岸は結構あちこちにあるのですが、ほとんどの所は産卵後、移植されて人の管理下におかれているようです。もちろんここでもいくつかは実験のため移動させていますが、基本的には自然孵化に任せているようです。

2,3カ所で新しい子ガメの足跡を見つけました。おそらくここ2,3日のうちに海へ帰った子の足跡だと思います。夜になると今日も、あちこちから子ガメ達が、人知れず海へ帰るんでしょう。

カメに影響があるので懐中電灯は使わず、
真っ暗闇をカメを求めてさまよっていました。
昨晩子ガメが海へ帰った足跡。
実際は光線の具合でもっとはっきりわかります。


以下は1993年に撮影したものです。
産卵は7月、子ガメは9月上旬の撮影です。




おみやげ付き オオサンショウウオ
9月14日(土)


雨や主催者多忙のため8月は調査できず、久しぶりのオオサンショウウオでした。
上流での工事のため(開発で許可を取っているが、実際にはどう見ても産業廃棄物の不法投棄)水が濁り、川底がよく見えません。特にこのごろ、こういうケースが多いようです。
繁殖シーズンで♂が巣穴に入っていました。伏流水のあるような大きな横穴では、♂がここに陣取って♀を待ち受け、受精後、翌年まで卵塊を守るのです。卵塊を探しましたが見つかりませんでした。
本流では40cm級の小さなのが一つ見つかりました。片方の前肢が上腕骨からありませんでした。
久しぶりの割にはオオサンショウウオ的には消化不良でしたが、車道を戻る途中、ツチガエル、ヤマアカガエル、マムシを捕獲し、おみやげ的にはちょっと満足でした。

左手がない。 これでも40cmを越える。

さすがに毒蛇。 ♂(ヘミペニス)でした。

ツチガエルに ヤマアカガエル。




コウモリの小ネタ
9月13日


コウモリの会のMLに流れていた話題で、残念ながら私は見損ねました。

テレビ朝日で、「 いきなり!黄金伝説」「いきなり!汚宅訪問」という、ゴミ屋敷を片付ける番組があります。うちの奥様も大好きで、熱心に見てます。
で、9月4日放映の番組で、アブラコウモリの飛んでいる映像が流れたあと、布団や本の中からコウモリが出てきたらしいです。それが、「ルーセットオオコウモリ」という、もちろん日本にいないオオコウモリだったようで、おまけに最後は外へ飛ばして「自然に帰してあげました」となったらしい。
本当に放したのかどうか知りませんが、オオコウモリは狂犬病類似ウイルスが見つかったとかで、輸入禁止になったんとちゃうかなあ。オオコウモリを放して(ほかして)繁殖して、日本中オオコウモリだらけになったらどうするんでしょう?

アブラコウモリがゴミに住み着くなんて聞いたこともないし、羊頭狗肉ではないけど、スズメを見せておいてネズミが見つかるようなもの。
バラエティー番組で報道番組でないのはわかるけど、ちょっとやりすぎ、というよりこうなると番組自体すべて ”やらせ” と思われても仕方ないでしょう。だまされて事実として見ていた私たちがバカで、作り話をそれらしく取材、撮影したテレビ局の勝ちですなあ。おもしろおかしな場面、お涙ちょうだいの場面や、ひょっとするとゴミ屋敷も家主もすべて作り物とちゃうかなあ。



和歌浦干潟
9月7日(日)

鳥の会の行事で干潟観察会に行ってきました。
和歌山市の南側、和歌川河口干潟です。西側には片男波海岸とか言う、有名な海水浴場があります。
通常今の時期はぼちぼちシギ、チドリが、わたる途中に干潟に集まる頃です。世話人の学芸員によると、この干潟は自然はいっぱい残っているし、ベントス(干潟特有のいろいろな生物)は豊富だけど、どういう訳かシギチ(と、鳥の専門家は呼ぶらしい)は少ないそうです。
干潮に合わせて行ってみましたが、予想どおり鳥がいません。アオサギ、コサギ、キアシシギ数羽にミサゴ2羽。
暑いし鳥もいないし、昼食後早々に解散してしまいました。

往復2000円も交通費をかけた割には消化不良でした。

干潟は広大 (たぶん)ヤマトオサガニ

けんかを売るハクセンシオマネキ ハクセンシオマネキのメス。きれいな色。