院長の週末 

 
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吉野川河口     4月29日
赤外線カメラ    4月26日
鳥類セミナー    4月22日(日)
オオサンショウウオ 4月21日(土)
バードフェスティバル 4月14日(土) 15日(日)
みさき公園      4月12日(木)
バードフェスティバルの準備  4月8日(日)
博物館の新展示  4月1日
鳥の骨折整復    4月1日
城ヶ崎海岸      3月21日
今月のコウモリ   3月18日(日)
万博公園       3月11日(日)
赤外線カメラ     3月10日(土)
鳥の会総会     3月4日(日)
岸和田埋め立て地  3月4日(日)




吉野川河口
4月29日(日)


鳥の会の観察会で徳島・吉野川河口に行ってきました。
和歌山港からフェリーに乗ります。フェリーから海上にいる海鳥を観察する予定でしたが、カモメ類がポツポツいるだけで、めずらしい鳥は見つかりませんでした。
海上自衛隊の「さわかぜ」が目の前を通り過ぎました。調べると、「駆逐艦」らしい。ミサイルを搭載しているというけど実戦でこれを使う事なんてあるんでしょうか?船そのものも金がかかるし、動かすための経費も人件費も膨大でしょう。これが何十隻もあって税金を食いつぶしている、んでしょうかね。なんかもったいないなあ。
というのは余計な話で、約2時間の船旅でした。連休初日だからか、けっこう人が乗っていました。


で、河口あたりです。非常に広い。
新しい橋の建設中でした。ほんの少し上流に立派な橋があるのに、本当に必要なんでしょうか?さらに、もっと河口にも橋を造るようなことを書いてあります。呆れてものが言えませんね。
そうそう、肝心の鳥ですが、非常に遠いので双眼鏡では判別出来ません。今日の参加者はみんな真面目(?)で、フィールドスコープをほとんどの人が持って来ていました。それをのぞかせてもらっていました。そういえば、自分のスコープを担いだのはいつが最後だっけ?記憶にないくらい昔のような気がします。


鳥的には、すごく珍しいというのはありませんでしたが、まあそれなりにいろいろ見せてもらいました。シギ、チドリ類は言われればそんな感じはしますが、一人で識別せよと言われても100%自信がありません。非常に奥が深い世界のようです。

帰りのフェリーから大鳴門橋(だったっけ?)が見えていました。遠くてかすんでいて、双眼鏡ではけっこうきれいに見えていましたが、デジカメでははっきり写りませんでした。


和歌山港に戻ってきたら、ちょうど日没でした。

フェリーでは風が強くて寒かった。吉野川での観察中は風も少なく、ポカポカ陽気で非常に気持ちのよい日でした。
干潟の動物観察までの余裕はありませんでした。参考本はいくつか持っていってたのですが。




赤外線カメラ
4月26日(木)


赤外線カメラの回収と再設置に行ってきました。

今日はフラッシュの出迎えがありません。センサー側の電池切れのようでした。

帰る時の最終チェックです。 3月に雪が降ったみたいです。


で、300枚以上シャッターが降りていましたが写っていたのはコウモリとネズミだけで、中型哺乳類は写っていませんでした。残念。



ついで、もちろん内部の調査も。
まだテングコウモリが多数いました。キクガシラも予定通り、まだ寝ています。が、調査の終了時には起きている子も多くいました。


テング、ユビナガ、キク、コキクが同時に観察されるのはめずらしい。
コキクのバンドを読もうとして指を咬まれました。背中しか写ってないけど、怒って噛みついています。


洞穴に住むプライヤキリバにこんなのがくっついています。洞内で何度か見ており、単にカビが生えているだけと思っていましたが、ということは冬虫夏草ではないでしょうか?一応採集することに。

で、カメラは移動させてセットしてきました。また1.5ヶ月先のお楽しみ。




鳥類セミナー
4月22日(日)


年間を通じて鳥を見て、それに関連する話(及び宿題)をするという行事があります。昨年も申し込んでいたけど、土曜日の行事が多くてほとんど行けませんでした。懲りもせずに今年も申し込み、その初日でした。
鳥の渡りという設定でした。オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ等々。オスはわかりやすいけどメスや、ヒタキ類は見えても種類がわからない。鳴き声だけではさっぱりわかりませんし。やっぱり、昆虫採集みたいに手にとって確認したくなります。

サクラがきれいでした。 けっこう、いっぱいの人。


シロバナタンポポ、とはめずらしい。 タヌキのため糞だそうです。


天気予報通り、昼前から雨が降ってきました。
午後から少し鳥の声(地鳴き、さえずり)の話を聞き、ついで
第24回地球科学講演会「最古の動物化石を探して?エディアカラ化石生物群の謎?」という講演会を聞いてきました。こっちも、それなりにおもしろかった。

で、園内一周回っておしまい。




オオサンショウウオ
4月21日(土)


いつ以来だろう?HPをチェックすると、2005年8月以来かなあ?1年以上のブランクから、調査再開です。
川に入るなり、胴長から水漏れです。タヌキの(かじられた)穴だったか、すり切れた穴だったか、以前修理したところが「危険」になり、半年ほど前補修したままほったらかしにしていました。その時、水漏れは確認しませんでした。じぇんじぇんなおっていないようでした。
長靴というのは、いったん入った水は抜けません。結局、調査中の3時間ほど、ずっとポチャポチャ言ったままでした。まあ、暖かな日でよかった。

オオサンショウウオの方も大漁。15くらいいたのかな。顔なじみもいくつかいました。

久しぶりで、水没もあって歩きにくかった。 これは90cmの大型。

これは小粒。 昔からひょろ長い子。80cmくらい。

どこにいるか、わかりますか? 今日のおみやげ。


たぶんアナグマ、だと思う。 タゴガエル、かな。この子もおみやげに。

調査の終了が11時過ぎ。1年以上のブランクがあるとこちらも一年歳をとっているわけで夜の久しぶりの調査はしんどかった。片道1時間半かかるのが余計な仕事。若い頃はコウモリと一緒に調査することも多かったんですが。

博物館で、淀川水系の河川を調べる話が出ています。オオサンショウウオは、この会にすべておんぶするような雰囲気です。そんなん、すべてなんて調べようがない思うなあ。



バードフェスティバル 2日目
4月15日(日)


ミグちゃんを連れて行こうかどうか迷いましたが、昨日帰ってからお腹いっぱい食べさせましたので機嫌も良いかと思い連れて行くことにしました。
昨日はホネホネ団ブースで見せ物になっていたので、今日はきっちりと鳥類研究グループのブースで本来の仕事をしてもらいました。コチョウさんは四角いテーブルの上、ミグちゃんは壁の隅でさわりにくい所へ置いてみました。

(続きは明日書きますねー)





バードフェスティバル
4月14日(土)


バードフェスティバルの初日です。
NHKが来るというので、早い人は6時過ぎ(まあ、ホネホネのメンバーには徹夜の人も)に来ていたそうです。町の話題、てな感じで5分程度の放送らしい。
私は7時過ぎに鳥の搬入。みんなの準備を眺めたり、鳥を見せて回ったりしている間に、リハーサルや、打ち合わせをやってました。NHKさんがミグちゃんに興味を持って、背景に入れる、との話もあって一瞬喜んだけど、ペットの籠抜けで、等々の説明を入れていると時間がとても足りないとのことで却下。朝早く持ち込んだのに、残念でした。
ジュニア自然史クラブの何人かに取材している風景を流したみたいです。

左の方で撮影してます。


で、ミグちゃん。興奮しているのか、緊張しているのか、しばらくこんな格好をしていました。
好物のパンをもらっても知らん顔。ここまで大きく羽を広げているのは見たことがありません。



鳥を置いて私は病院へ戻りました。
仕事が終わってから再び博物館へ。行ってみると移動ケージに戻っています。なんでも、興奮して飛ぼうとしていたそうです。
私が戻ってから腕に乗せてウロウロしているとすぐに人だかりが出来ます。

「この鳥は何ですか?」 
「トビですが日本のものではなく、アフリカ亜種らしいです。おそらくペットの籠抜けでしょう。亜種ですので放鳥出来ません。」

写真を撮っても良いですか?、フラッシュは大丈夫ですか?さわっていいですか?何才ですか?・・・・・・・、同じような質問に、同じ答えばっかり。さわっていいというと悪そうなガキが無茶するし、ミグちゃんも迷惑そう。

コチョウさんはジュニア自然史の方へ出張して腕に止まらせたり、写真を撮られたり。

そもそも、コチョウさんは傷病鳥獣がらみで放鳥出来ない鳥をどうするかの問題提起、ミグちゃんは猛禽類の、安易なペットとしての輸入と飼育放棄の問題提起のつもりで持っていったけど、説明文とは違う場所で公開しているもんだからほとんどの人はそれを理解していないじゃないかなあ。

まあ、一般人にとっては、トビといえどもこんなに間近に猛禽類を観察することはないでしょうから、何であれインパクトがあればそれで良いのかもしれません。子供にとっても「大きな鳥を見た」程度で十分かも。


本当は博物館に泊まってもらうつもりでしたが、移動用ケージでは(おそらく)くつろげないでしょう。かといって繋いで一晩置いて置くには不安があります。また、動物園的な感覚で展示しても意味があるのかどうか疑問でしたのでいったん病院に連れて帰ることにしました。連れて帰った時点では明日は出張を取りやめようと思ったけど、さて、どうしたもんか。
「あした孫を連れてこよう」って言ってたおばはんもいたっけ。

たいへん、お疲れ様でした。



みさき公園
4月12日(木)


スタッフの数が増えたので年寄りはいらん、とのことで、木曜日は夕方まで、休みをもらえることになりました。本日は久しぶりの、平日の休みです。
前から気になっていた、みさき公園のアナグマを見に行こうと思いました。

ただ、電車で行くのは脳がありません。運動を兼ねて自転車で行くことに。
ざっと40kmと予測。時速20kmで2時間、海沿いなので起伏無し、と考え、サイクリング車ではなく妻の自転車で出かけました。これがいろいろ誤算?

適当に主要道ではなく地道、田舎道を走りました。時々川があって迂回するのに困ることもありました。いやー。遠い。いいかげんイヤになった時点で泉佐野。関空の入り口付近です。行程の半分ほど。よっぽど引き返そうかと思いましたがまあ、とりあえずもう少しだけ、とダマシダマシ進むことに。知ってる道ならあとどれくらい、って想像も付くけど、いつも車であっという間に走っているし、地道はわからないしで、余計に疲れるんでしょう。わずかな上り坂でも急に進まなくなり、自転車が壊れたのか、と思うほどでした。

結局着いたのは3時間後。自転車を降りると足が「笑って」いました。

入り口 巣作りをしていたようでした。


入ってすぐにイルカショーの時間。入場料(割引で1050円)と別に300円が必要です。
ショーはまあ、他と大差ないようでした。それにしても、どうやって仕込むのか、いつも不思議。理屈は何となく知識としては知っていますが。



ゾウ舎の改築中。2頭のゾウが相次いで(だったかな?)死亡しました。今の時代、そうそう簡単に新しい子が入れられないらしい。新規導入はあきらめて、ここを改築して記念館にする、とのことでした。もちろん経費等の問題もあるのかもしれません。いずれにしても、繁殖がかなり困難な動物ですので中途半端な飼育はしない方が良いでしょう。


めずらしい、かな。ビーバーがいました。


みんな、仕事は寝るだけ。



斜面をそのまま利用したケージ。 キリンも博物館に来ました。


で、問題のアナグマ。大きく、保護された、って書いてあります。
大阪府の説明は、「展示目的による学術捕獲」。
前にさんざんブログ(だったか?)で文句を書いたので今回はパス。絶対、大阪府の説明はおかしいと言うことです。正直に、「保護個体だけどかわいいから飼ってます」、って言えばいいのに。


もっといっぱい動物がいるように思っていましたが、かなり期待はずれでした。空いたケージもあちこちにあったので、おそらく数が減っているのでしょう。今残っている動物も繁殖出来るような体制や環境ではなさそうで、そのうち寿命が来ればおしまいの感じです。やっぱりこういう遊園地、動物園はたいへんなんでしょう。
それにしても、イルカを見てもキリンを見ても骨ばっかり想像してしまいます。ビーバーも死んだら炊きたいなあ、とか。不謹慎ですねえ。

観光用に作られた灯台型展望台。 曇って(黄砂?違う?)関空すら見えず。


実物の、灯台のランプじゃない、硝子。


帰りに通った、せんなん里海公園、というところ。ものすごく広い。海岸側にいろいろな造作があります。ちゃんと読みませんでしたが、自然の海岸を模造して復活させようとしているとか。見てるだけでものすごいお金がかかっていそうです。金をかけて復活させる前に、壊さなければいいものを。
金をかけた割に、人が集まるような場所でもないように思うのですがどうでしょう?そういえばビーチバレーのコートがいっぱいあったのはここだったか。季節には人が集まるのか。
ほとんど車も止まっていないのに管理人がゲートに座っています。これはこれで無駄。

で、当然帰りも3時間弱。足だけではなく、ハンドルを持つ手もガタガタ。
歩いていても足の感覚が自分のものではないし、筋肉の疲れもハイキングのそれとは全然違いますね。
皆さん、みさき公園は電車が便利です。




バードフェスティバルの準備
4月8日(日)


ホネホネ団で、鳥の剥製の作り方のパンフレットを配るという。ネタ本は、私が数年前(以上かな?)に作ったもの。鳥類研究グループ用にあちこちの本を切り貼りしたものが、延々といろんな会でコピーされ、利用されている。今回もこれを利用すると言うが、読み直してみるとあちこち、今とやり方が違う。「作者」の名前が出なかったらいいけど、大きく私の名前が入っている。恥ずかしいので作り直すことにした。といっても、結局は剥製作製の本からの無断コピー。明らかに著作権違反?出所を明確にして図版だけ借りるのはええんかな。でも、数が多いからなあ。
剥製の本ってほとんどないんですねえ。この、橋本太郎さんのが古いけど一番有名。バイブルみたいなものです。

資料は無料ですが、あまり数を作っていません。どうしても欲しい方は「予約」しておいて下されば確保しておきます。あるいは、添付ファイルでお送りしましょうか?


で、午後から少し時間があったので、作りたての新作を博物館に「納品」してきました。
フェスの会場をのぞくと何ブースか、すでに張り出しが終わっています。今、用事を済ませてしまうと当日朝から来る必要が無くなるなあ。原稿は準備出来ていたので、とりあえず張って帰ることにしました。

大きな字で書いたつもりでしたが、張り出してみるとなんやらゴチョゴチョ書いているだけで目立ちません。動物救護の成績なんて、あんまり興味ないかな。
コチョウさんもどういう形で展示するか、悩みます。基本的に鳥は上からのぞかれるのを嫌うんですねえ。かといって高いところに展示するとなると糞の問題や、繋いだ時の落下の問題が。ずっと左手に乗せておく?

(デジカメを持っていなかったので携帯のカメラで撮影。)



博物館の新展示
4月1日


本館にあった特別展示室が不要になった(情報センターの2階に大きな部屋を新設した)ので、常設展示に作り替えをしました。午後からちょっと用事があって、やっと見に行けました。
里山の展示、というスタンスらしい。

おそらく目玉であろう、ジオラマ。タヌキ、アオサギ、カエル、カメなどのいわゆる里山の動物が、山から下りてきたり町に入り込んだりする事を示しているんだろう。あまりにも抽象的(じゃない、おもちゃ的)で、リュックを背負ったカメが川に入ったり山を登ったり、なんじゃこれ?って思ってしまう。案の定、目の前をおもちゃの動物が動くもんだからガキが手を出して壊すそうです。


あちこちに「さわるな」の看板。さらに、あわててロープまで張ったそうです。大阪のガキを甘く見た結果なんでしょうか。さわるなと言われればよけいにさわりたくなる?
こんなんでも金がかかってるんだろうなあ。


これはタヌキの目線でタヌキの行動を追う、と言うもの。何のことはない、目の前のテレビをこの穴を通してみる、と言うだけのもの。これ、旭山動物園のシロクマ舎のパクリとちゃうかな。


半分のスペースはお金がないから(?)まだ何も作っていません。とある専門学校の生徒さんの作品集を展示していました。これはかなりおもしろかった。
気に入ったのをいくつか紹介させて頂きます。著作権があるんで、こういうのってまずいかな。(一応、小さめのサイズにしました。)





ドバトの「修理」
4月1日

以前に作ったドバトが、度重なる落下により骨折しまくっていました。今度のバードフェスにホネホネ団の展示として出演依頼があり、もう一度勇姿をお見せすることになりました。

今まで、関節部分の固定にはボンドを使っていました。ボンドなら水に溶けるので万が一、骨の細部を調べたい時は「水に流して」元通りに(パーツに分解)出来るからです。
いつだったか、レジンを筆に付けて骨に盛るやり方を教えてもらいました。標本とすればガチガチに固定されるので好ましい方法とはいえませんが、この子はデータもありませんし、見せるのだけが目的ですのでまあ今回はこれで良いでしょう。

姿勢が決まらずにかなり苦労しました。脱臼していた関節部分はレジンでゴテゴテになってしまい、あまり良い出来とはいえません。時間に余裕があれば新しいので作りたいくらいですが、適当な子がいない。まあ、遠目に見てもらってあらが目立たないようにしましょう。




城ヶ崎海岸
3月21日


和歌山県北部、というか、感覚的には大阪の端っこの自然海岸です。博物館友の会の月例ハイキングに一般参加してきました。今日の目玉は海藻のみそ汁。先発部隊が鍋に湯を沸かし、準備してくれていました。

毎年この時期に実施しています。昨年は寒くてたいへんだったとか。今年は非常に穏やかな、暖かい日で皆さん、けっこう楽しんで下さったようです。

紀淡海峡と友が島。友が島にはキクガシラコウモリがいます。また調査に行かねば。



まだ小さいですが、マダコが取れました。かわいい。




コウモリ
3月18日(日)


キクガシラ1000頭の穴です。今年はちょっとまじめに毎月観察しています。

なんとなく、いつもと違う地道を走りました。峠あたりで一瞬、猟犬のような犬が走り去るのが見えました。猟期でもないのにおかしいなあ、と思いそこへ行くとシカの死体がありました。幼獣のようでした。胴体部分がありません。狩猟個体なのかな。かなり腐って乾燥しているのでもって帰ることに。皮は痛んでいていらないでしょうからここで解体。子供からプレゼントしてもらったナイフが役に立ちました。
犬の方は走り去ってから姿は見えず。迷子か、放置されたのか、純粋な野良犬か。猟犬ならもっとフレンドリー、かもしれません。


先月はコウモリがいなかった穴です。ユビナガコウモリが多数入っていました。冬眠から覚めてこちらに移動してきたのでしょうか?やけに早い春ですね。
モモジロがいつもの穴で寝ています。


本坑は先月と同様、キクガシラが多数。こちらはみんなまだ熟睡のようです。
テングコウモリはいましたが、モモジロコウモリが消えていました。コウモリの都合というのはさっぱりわかりません。


帰りに高速でトイレを催しました。すでに湾岸線に入っていたのでパーキングはありません。いつも、USJの駐車場の入りを見ながら走るのにその余裕はありませんでした。
いよいよ困ったらペットボトル?とも思いましたが、南港出口が見えたので降りてフェリーターミナルのトイレへ。はー、生き返った。

我慢した時間が長いと、オシッコをしたあとの爽快感も非常に長い、ということを発見しました。




万博公園・民族学博物館
3月11日(日)


万博祭り?だかで、民族学博物館が無料というのを知り、さっそく出かけてきました。

ラジオの公開放送も行われておりけっこうな人出です。


3年前、博物館の日だったか、やっぱり無料の時に来ています。前回もそうでしたが、展示資料が膨大すぎて見尽くせません。
前回熱心に見たところは、今回もやっぱりじっくり見てしまいます。基本的にはそうそう展示を入れ替えることもないのでしょう。


アイヌの家。
そういえば、萱野茂さんは昨年に亡くなったそうです。


これは前回ありませんでいた。
イヌイットの子供の遊び道具、だったかな。おそらく指の骨。その他も動物の骨ですね。



万博の記録映画を上映していたので見てきました。
昭和天皇も若かった。秋篠宮はまだまだ悪ガキ。
時代というか、やっぱりすべてが一昔前(というか、3昔?4昔?)。何度も何度も行ったけど、画像の記録と私の記憶は重なりませんでした。あんなんやったかなあ?

ついでに園内もちょっと散歩。
ただの穴の空いた鉄板に一斗缶を組み合わせたもの、に見える。なんじゃ?これ、って思っていたら、通りかかったおっさんも、こんなもん、さっぱりわからん、って言いながら素通りしていました。見る人が見れば感動するのか、かといって一般市民が理解出来ないものを作っていておもしろいんだろうか?知識や特殊な能力がないとわからないものって、芸術って何なんだろう?

まあ、充分、時間つぶしにはなりました。11月の無料公開にまた来ようかな。



赤外線カメラ
3月10日(土)


天気が悪くなると言うので、明日の予定を前倒しにして午後から出かけました。
赤外線カメラの電池交換です。センサー側の電池がおおむね40日で切れるらしい。

出迎えのフラッシュがありました。正常に動いていたらしい。
さっそく、チェックすると、120枚ほど撮影していました。


カメラの音に驚いて見に来たのかな。 もう、活動が始まっているのか。


ここは道もないところですが・・・・、


で、調査の方もいろいろデータを取ってきました。
キクガシラコウモリは120ほどいました。


テングコウモリは15、コキクガシラコウモリは2つ見つかりました。


また一ヶ月、よろしくたのんます。


調査が早く終わったので、伊丹空港を通って帰りました。
北側にある公園。離陸コースの直下です。駐車場も無料!



これは西側(だったかな?)にある公園から。駐車場は有料でした。
小型の飛行機は管制塔側の短い滑走路、大型はこちら側の長い滑走路を使うようです。小型機の着陸と大型機の離陸は同時にも行われるようでした。
あー、飛行機に乗りたくなってきました。





鳥の会総会
3月4日(日)


午後から鳥類研究グループの総会でした。
リトルターンプロジェクトという、東京で人工的にコアジサシのコロニーを建物の屋上に誘致した話と、その経過を聞かせて頂きました。これも私が説明するより、公式HPをご覧下さい。結論から言うとコアジサシというのは気まぐれですなあ、というのに尽きます。何百という巣を作り繁殖したり、全く来なかったり。

その後、会員発表と言うことで私もスライドショーを二つ見てもらいました。「洞穴を利用する哺乳類」に、「野鳥救護2006年版」。まあ、自分なりには満足。



岸和田埋め立て地 人工干潟
3月4日(日)


岸和田沖の埋め立て地と、人工干潟の観察会があるというので行ってきました。コアジサシが繁殖したりしているそうですし、おもしろい鳥も見られるかも、と期待していたのですが、結果から先に書くと鳥はほとんど見られませんでした。

関係ないけど、対岸の埋め立て地に渡ったとたん、出発地の岸和田自然資料館そばで火事があったみたいでした。すごい煙が見えました。


詳細はこちらをご覧下さい。空撮などの写真もあります。
要するに、埋め立て地の一角を人工干潟の実験区にしている、ということらしい。工法などの説明もありましたが覚えていません。資料はたくさんもらいました。

延々と歩いた先にあるみたいです。 遠景。


思ったほど広くありませんでした。もっと潮が引くと陸地部分も広がるらしいです。


籠網を引きました。もう少し時期が遅いとカレイなども入るそうですが、今回はナマコにカニ2,3種だけだったようです。

アサリが大量にいるそうです。 ほぼ完成したゴミ焼却場と広大な空き地。

かなりきびしく出入りを管理してるらしく、釣りの人なども全く入れません。(橋を渡る必要があるので管理は楽でしょうが。)
とりあえずゴミ焼却場を4月から稼働させるらしい。まわりは広大な空き地。今さらこんな埋め立て地を作って、工場等で埋まるんでしょうか?堺の臨海地帯にも、泉大津等にも空き地はいっぱいあるように思います。何でそちらから利用しないんでしょう?計画ではまだまだ埋め立てるような感じです。
貧乏な大阪府なのに、何か無駄なような気がしますねえ。

人工干潟もどんな成果があってどんな問題があるのか、よくわかりませんでした。行政的にはアサリもそうだし、何種類の貝が住み着いたとか、どんな生き物がいるとか言うことを強調していましたが、費用対効果という点ではどうなんでしょう?