院長の週末    

 
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2010年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12



無人カメラ      10月15日
クモバエ リベンジ 10月15日
コウモリ・コウモリ  10月11日
雨のUSJ:到着せず 10月4日 
再びUSJ        9月30日
USJ            9月23日  
天王寺動物園     9月22日
渡船場まわり     9月20日
無人カメラ回収    9月17日
USJ ピーターパン  9月16日
USJ ソルシエ     9月15日
ホネホネ団       9月9日
多田銀山        9月6日
ハヤブサのペリット  9月2日





無人カメラ回収
10月15日(日)


クモバエ採集のあと、無人カメラの回収へ。センサーの電池が約40日で切れるのと、およそそれくらいでメモリーが無くなるのでその交換です。
今日はお迎えのシャッター音は聞こえましたがフラッシュがつかず。ひょっとすると、設定の間違いか?と思いつつ撮影画像を調べると、きっちりフラッシュは作動しています。メモリーが無くなって光らなかった、のかなあ。10月10日までで400枚近く撮影していました。ざっと見るとコウモリ以外の哺乳類が写っていません。うーん、残念。
で、内部調査はいつも通り、キクガシラにコキクガシラ。百均の強力老眼鏡があるので、ちょっと真面目に番号を読みました。
外に出るとほとんど日が暮れています。長い一日の調査がやっと終わりました。

ちょっと警戒気味で、足を曲げている。 こっちはコキク。ほとんど飛びかけ。


また1ヶ月、がんばって下さい。


で、帰ってから画像のチェック。

クマを撮すつもりでセットしましたら、 アライグマが写っていました。


テングコウモリは冬にしか洞穴に入らないものと信じていましたが、何回も撮影されます。


しかも、カメラ写りが非常によろしい。




何でしょう?新種の哺乳類? 例によってまとめたつもりが、わかりにくい?




クモバエ リベンジ
10月15日(日)


数が足りないというので、採集のし直し。Fさんも来てくれたので採集を任せて、私はひたすら虫取りとバンディング。
今日の秘密兵器は百均の老眼鏡。悲しいかな、すばらしく、よく見えます。外部寄生虫はクモバエだけかと思っていたら非常に小さなダニも歩き回っています。恥ずかしながら、何年も調査していて初めて見つけました。こういう細かい仕事は老眼にはつらいようです。


で、収穫の一部。あと、数本分取れています。外部寄生虫ならいくら捕っても乱獲にはならない?喜ばれる?そもそも、ユビナガにとってのクモダニというのがどの程度迷惑なのか、わかりませんが。少なくとも吸血ではないと思います。フケでも食べてるのなら共生かもしれません。

入れすぎないように、長時間置いておかぬように気を付けているのですがショック死(?)する子がいます。冗談で、クモバエだけでなくコウモリも採集したいなあ、って言ってると5頭も死亡させてしまいました。反省。合掌。


ユビナガコウモリ モモジロコウモリ


洞穴内でニホンヒキガエルが寝ていました。思わず、連れて帰ってしまいました。




コウモリとクモバエ
10月11日(水)


ホネホネ団のMLにこんな依頼が流れました。

>つくばにある産業技術総合研究所で昆虫類の共生微生物の研究をしている深津と申します。

>実は我々はこのところ,シラミ類やハジラミ類の共生微生物に大変に興味をもつようになりました。最近では,ヒトジラミの腹部の特別な細胞塊中に共生して,シラミの成長や繁殖に繁殖に必須な共生細菌を微生物学的に同定し,Riesia pediculicolaの学名を与えました。

>現在,他の動物寄生性のシラミ類や,さらにはハジラミ類について(いずれも共生微生物を保有しているという20世紀前半の組織学的な記載はありますが,以来まったく研究が進んでいません)も、共生微生物を調べてみたいと思っているのですが、なにしろ試料入手がなかなか容易ではなく,思案しているところでした。

>ホームページでとても頻繁に野生動物や鳥類の死体を扱っていらっしゃる様子を拝見し,シラミやハジラミを発見されることがよくあるのではないかと思い,不躾ながらご連絡させていただいた次第です。


要するに、昆虫に寄生する細菌を調べているそうです。まあ、研究というものはそんなものなんでしょうか。
(最初、何じゃそれ?、って思ったけど、ご本人からいくつかの一般向けの文献を送ってもらったら、ほんのちょびっとわかったような気がしました。)

その後のやりとりで、コウモリに付くクモバエも欲しいと言うことを聞き、その採集を目指して兵庫県の大生息地へ行ってみました。

この穴は秋にユビナガが数百頭入ります。冬はキクガシラが1000頭以上。
入り口に着いた時点でコウモリの声がうるさいくらいに聞こえます。予定通り、多数いそうで一安心。


クモバエの採集を兼ねて、真面目に雌雄の記録とバンディングをしました。
一部白化個体を見つけました。


コウモリのバンドなんて、虫眼鏡がないと読めません。そのためバンディングも最近はさぼり気味でした。今日は頭に付ける拡大鏡を仕事場から借りてきました。拡大鏡を頭に付けるとヘルメットの行く場所がありません。今日の穴は頭を打つ場所が無くってよかった。


で、採ったのはこれ。10匹ほど採集してもういいか、と思い、標本を送ってから連絡すると、その後来たメールでは100匹は欲しいとのこと。ええ!
もう一度し切り直して採集に行かねば・・・・・・。



USJを目指すも
10月4日(水)


(ブログと同じです。ちょっと調べものをしていて、こっちに書いていないことが判明しました。こっちが個人的な日記代わりになってるので転記しました。)

午後にいつもどおりの休暇をもらえることになり、どこに行こうか考えました。カメラの回収にはちょっと早い。高槻にコウモリの調査へ行こうか。でも、新しいコウモリは出そうにないし、トラックが非常に多いところ。平日ならなおさら多いんじゃないかなあ、て事でここはパス。涼しくなったので山でも行こうか。歩くのはしんどいなあ。
で、結局何の準備もせずに午前中の仕事、さらに手術が1件で終わったら1時。

となると、行くところはUSJしかありません。漠然と、USJと海遊館でも行こうかと思い、自転車に乗りました。トレーニングのつもりで「激チャリ」(って言うらしい)で。パレードは3時30分。「激チャリ」なら余裕で着くはず。
順調に走り、渡船に乗りました。前回も走っているし、適当に北上すれば着くはず、と思いながら走るけど、見慣れた場所には出てきません。方角は間違ってないと思うけどなあ。30分ほど走るとまた渡船。あれ?こんな所、渡ったかなあ?って、まわりを見渡すとさっき降りた場所やんか。要するに知らないうちにぐるっと1周しただけみたい。

仕方なくまた走り出します。今度は天気が悪くなってきた。ポツポツ降っていたのがだんだん本降りに。これじゃパレードはとても無理でしょう。海遊館だけでも行こうか、どうしようか。もっとひどくなったら帰りがしんどい。やっぱり帰ろう。本降りの中を帰り出すけどまたまた方角を見失う。何となく走っていると京セラドームが現れる。あれ?今どこ?
その頃、雨が小降りになり空も明るくなってきました。やっぱり行こうか。晴れれば儲けもの。
何となく海遊館方向と思われる方にまたまた「激チャリ」。行けども行けども聞いたことのない地名。そのうち、突然、なんか通ったことがある場所に。またまた1周したみたい。

なんだかんだで天保山が近づくと雨が再び本降りに。今度は我慢して渡船までたどり着く。着いたのが3時3分。渡し船は向こう岸にあります。要するに3時発で出たところ。今度のは3時30分。パレードが始まる時間です。天候は小降り。次の船で渡っても、パレードがあっても着く頃に終わってしまう。どうしようかなあ。しばらく考えたけど、結局戻ることに。

帰りも道に迷いながら、渡ろうと思っていた渡船にもたどり着けず、回り道をしながら何とか戻ってきました。
昨晩にきっちり計画を立てておけば良かったなあ。
まあ、トレーニングと思えばいいんだけど。



途中で見かけたブロンズ(?)像。
ドバトの休憩用に作ったみたいですね。




USJとたこ焼き
9月30日(土)


予定がないのでやっぱりUSJ。主目的はたこ焼き。ユニバーサルシティーウォークに、たこ焼き屋が何軒か集まっているのを知っていましたが、行く機会がなかなかなかったので、今日に行ってみることにしました。
まず、例によってソルシエ。やっぱりおもしろい。今年はお金をかけてる、のかな。
空中でショーもやってるし、地上でもパレードで、どこを見ればいいのかわからない。


ついで、ウィケッドを見に行きました。オズの魔法使いのミュージカル、らしい。
比較的、真ん中の前の方に座れたので出演者の表情等もしっかり見えましたが、悲しいかな、やっぱりよくわかりません。途中で眠たくなりました。人気はかなりあるようですので、わからないという私の方が特殊なのかも。
勧善懲悪でもっと単純だったウェスタンショーが懐かしい。

で、主目的のたこ焼き。有名どころが数件集まっているという話です。ユニバーサルシティーウォークにあります。


最初に買ったのが芋蛸、ちゅう店。5コ320円、だったかな。芋というのでジャガイモでも入っているんだと思っていたら、山芋らしい。
まあ、普通のオーソドックスな味。
次の十八番という店のは、天かすを一杯たこ焼きに入れてます。宣伝通り、シャキシャキしているけど基本的には普通の味。6コ320円、だったと思う。


くくる。明石焼きと普通のを売ってました。明石焼きというのは食べたことがない。やっぱりたこ焼きは船に入ってソースで食べないと。
こんなん、いくら食べても中途半端で晩飯代わりにはなりませんね。その割にお金がかかる。
15コ500円(だったかなあ?)と言うのに釣られて最後にしようと入ったのが会津屋、というところ。小粒で、ソースも何も付けないのが売り、らしいです。食べるとスカみたいな味。粉っぽい。見ていると、お客さん、みんな、ソースや鰹節がかからないのに一瞬とまどっています。「味が付いていますのでソースはいりません」って、いちいち言ってお客さんに渡していますが、全然醤油味もしないし、香ばしさもありません。隣の兄ちゃんは醤油(?)をわざわざかけていました、自信があるならなんで醤油を置いてる?ここが一番はずれ。二度と食べんだろうなあ。

帰る途中、自宅のそばで、いつも買っているたこ焼き屋の前を通ります。10コ300円。結局はここが一番おいしい。



USJ ハロウィン ソルシエ
9月23日(土)


朝から入院の子の世話。
診療の子が1件。予約でも何でもなく、普通の診療です。普通に入ってきてはるし、おそらく今日が休み、って気が付いてないんでしょう。世間は一般的には土日が休み。そういう人にとっては、土曜日の祝際日って気が付かないらしいです。

で、仕事が終わったらお決まりのUSJ。とりあえずもう一度ハロウィンの雰囲気でも味わおうかと。

写真が悪くて楽しさが伝わらないですね。 本当はたいへん楽しいんです。

人が多くて他のアトラクションは行けずでした。

天気がいいのでモンキーで奈良を往復しました。原付だと、やっぱり遠い。お尻が痛い。



天王寺動物園
9月22日(金)


世間は動物愛護週間、らしい。なんやらわかりませんが、動物愛護会(ってどんな団体なのか、同業者らしいがよく知りません)と言うところが毎年、天王寺動物園の招待券を2枚送ってきます。有効期限は1週間だけなので無駄にすることも度々あったのですが、今年は獣医科の学生さんが実習に来られていてその方と一緒に見学に行くことにしました。実は病院スタッフ全員で行くつもりが朝から大きな手術が入り、その経過観察でスタッフは行けませんでした。スタッフの皆様、申し訳ないです。

森本先生がおられる時はよく遊びに行ってましたが、急な事故でお亡くなりになり、さらに毎年来ていた無料パスが最近の大阪市の情勢で無くなってしまい、遠ざかっていました。本当にしばらくぶりでした。

もちろん、カバ。 足をプカプカして遊んでる。 かわいい!


この夫婦の子供を先日解剖した、んだろうか?キリン丸ごと来たのはホネホネ団的にはみんなでよろこんだけど、こういう風景を眺めていると、特に新生児を亡くしてしまうことは非常に残念な出来事です。


ライオンがサバンナゾーンに入り、手前にライオン、奥に草食獣が見られることが今回のサバンナゾーンの目玉だそうです。
ライオンの背中に見えている穴がわかるでしょうか?ここから涼しい風を送ってここで寝るように仕向けているらしいです。反対側には冬用にヒーターを組み込んだ床があるそうです。


生態複合展示で空いたスペース(ここには昔、山羊とががいたんだっけ?)。なんか急場しのぎで、展示場そのままで楽しげ。
右はアイファー(爬虫類館)の中の水槽。アマゴ(?ヤマメ?ニジマス?)が昔は山ほどいたのに、一匹もいない。ここだけでなく、他の水槽にも魚はほとんど見られず、昔の面影もなかった。他にお金をつぎ込みすぎたのか。


コアラの骨格標本。当然ながら、良くできていますねえ。
後ろ足の指の太さが全然違うんですね。


育児のうを支えるための胎骨(上恥骨)、だそうです。奇妙。
シロクマはゴーゴくん。ご存じな方はご存知の通り、蓬莱(551の、ほーらい)からの寄贈です。
ここの前の住人、ユキコも博物館に来た。


バードケージに行くと、(ケージ屋上に)カラスの群れがいました。何事かと思ってよく見るとゴイサギの幼鳥をみんなでいじめています。こんな事をするからみんなに嫌われる(って、本人にわかるはずないか)んでしょう。

かなりあちこち変わっていて驚きました。展示解説も工夫しているのがあったり、昔のままで色あせているのがあったり。おそらく旭山動物園の影響もあるんでしょうねえ。努力すれば報われる、のか。何時にどこそこで給餌しまーす、って案内も流れていました。昔の天王寺動物園では考えられないほどのサービス?

動物園動物を見ていると、今度は誰がホネホネ団に来るんだろうか、という不謹慎な見方をしてしまいます。職業病、ではないけど悲しい。




渡船場まわり
9月20日(水)


穴は行ったところ、山はしんどい、USJのパレードは見たいけど電車で行くのも知恵がない。
ふと納戸を見るとこれがある。
北海道で就職してすぐに買ったサイクリング車です。けっこう高かった。サイクリングに行くたびにバラして磨いていたので今でも新品同様。ここ数年はずっと納戸で眠っていましたが、空気を入れると即乗れる状態です。今日はサイクリングにしよう。


目的地はもちろんUSJ。で、考えたのがついでの渡船場まわり。大阪市内には8ヶ所の渡船場が残っています。天保山のは何回も乗っているので、他も乗ってみよう。
調べると最初にこんなのが出てきます。見ただけで楽しそうですねえ。
8→7→3→2→1→1→2→4→5→6で全部制覇出来ます。で、午前の診療が終わるとさっそく愛車にまたがってお出かけしました。


まず、8、木津川渡船場。工場地帯を抜けたところにあります。渡船場に付くと目の前を船が走ってます。ちょうど出たところのようでした。お昼は利用者が少ないのか、次の船は30分後。こんなに待っていられません。仕方なく、6の千本松へ回りました。


メガネ橋、って呼んでいたように思うけど違ったかな。千本松大橋、ちゅう、2回転して高さをかせぐ橋の下です。車ではしょっちゅう走っています。歩道もあるけど、こんなん登っていられませんよねえ。本当はこれが出来て、渡し船は廃止するつもりだったとか。
忘れてた。6です。


ついで、2の甚兵衛渡船場。尻無川を渡ります。


で、やっと1の天保山。向こう側にUSJとホテル群。ここの船が一番大きいみたい。利用者もここが一番多かった。


ここを渡ってUSJに着いたのが3時。結局2時間40分ほどかかったのか。渡船場の地図は持ってたけどそこまでしっかりした地図は持っていなかったので、けっこう遠回りしたり迷ったり。
予定では2時からのパレードを見るつもりだったのに、すでに影も形もなかった・・・・・・。仕方ないので休憩を兼ねてウィケッド(新しくできたオズの魔法使いのミュージカル)でも見て帰ろうとすると、出演者のケガのため次回はキャンセル、って案内が流れてます。なんじゃ?これ。代役でもおらんのかいな。仕方ないのでもう帰ろう。

今から考えると、木津川渡船を逃したのが尾を引いてるのかな。渡船に間に合わない、パレードに間に合わない、ショーは中止、次いで目指した4の落合上渡船場が見つからない・・・・・・。
落合渡船場は4の「上」と、5の「下」があるんですね。先に「上」を渡ろうと思うのに見つかりません。同じ所を行ったり来たり。仕方なく「下」を先に渡り、反対側(東側)から探すことにしました。東側の渡船場は簡単に見つかり、渡ってみると、何度も通った所に細い入り口がありました。うーん、わかりにくい。

(写真は2ヶ所一緒になっています。ここは本当に近い。2ヶ所もいるんだろうか?)


次は3の千歳渡船場。わりと距離があります。


ついで、船町渡船場。ここは目と鼻の先。7です。


最後が8のリベンジ、木津川渡船場。昼は30分に1本だったのに、5時だけは10分に1回あります。ほとんど待つことなく渡れました。ここもけっこう距離がありました。

あとはもちろん陸路で病院まで戻りました。結局、1時20分から6時頃まで、USJの休憩30分ほどをのぞいて自転車に乗りっぱなし。同じ所をクルクル回ったり、回り道したりで、ざっと計算しただけで4−50kmは走ったようです。病院まで戻ると体はガタガタ。岩湧山と同じくらいか、ふだん使わない筋肉を使うためか、山行以上に足に来てます。どうしてもサイクリング車となると本気で漕いでしまうので余計に疲れるのか。
自転車は帰るなり、整備して再び納戸へ。次に乗るのはいつだろう?ちんたら歩く方が楽みたい。




無人カメラ 回収
9月17日(日)


無人カメラの回収に行ってきました。前回、アライグマやアナグマが写っていた穴です。前回、次の穴にセットするつもりで回収に行ったけど、センサー側の電池を持って行くのを忘れて、そのまま置いていました。

例によってお見送り。
電池切れで、お迎えはありませんでした。

何かわかりますか?

アカネズミがそこそこ写っていました。

ジャーン、たぶんテン? この子、けっこう大きい。

テンだと思うのですが、いかが?いつも入り口に小さなウンコがあります。この子のではなかろうか?カメラ視線になるのは、まずメインスイッチが入って、その音に反応してこっちを見てからシャッターが降りるからではなかろうか。メインスイッチが入ってから撮影まで2秒くらいかかります。

右はテングコウモリ!夏にテングコウモリを確認するのはめずらしい。撮影時間は0時。何しに来てるんだろう?
カメラにはタイムラグがあるので、センサーにひっかっかたのは別の子のはず。禁断の恋で、他の種のコウモリを追いかけてきたのか。

今回もヒトが写っていました。カメラに気が付いたら顔が写っているはずだけど、これ1枚だけでした。入り口はハイキングコースから少し離れていますし、写っている位置からすると明らかに穴に来たように思うんですが。カメラを見てすぐに「逃げた?」。で、この人は「おばちゃん」???

合成するとこんな感じ。 すごく硬い糸みたいなもん

センサーボックスになんかの巣?さなぎ?。開こうと思っていたのに忘れてしまいました。おまけにこのまま次の穴へ持って行ってしまいました。生息地の攪乱!

で、調査の方はぼつぼつ。ユビナガが激減していました。


コキクとカマドウマの群れ。上から降ってくる! 新しい穴にセットしてきました。




USJ ピーターパン
9月16日(土)


ちょっとバイクに乗りたくって夕方からお出かけ。しいていくところもないのでUSJへ。
行ってから気が付いたけど、昨日も来たんだっけ。
昨日は空いていたので今日もたいしたことないか、と思っていたらやっぱり土曜日ですね。すごい人でした。

目的は一応、ピーターパン。スクリーンが出来たのでその見学、みたいなものです。
かなりいろんな事情があり、言葉で十分説明出来るかどうか疑問なんですが、大昔は中央の池(ラグーン)ではフロート3台を使ってショーをやっていたんですね。もちろん花火も上げて。この時は3方向から見られたと言うことです。
で、なんでか知りませんが、今は3台のフロートを横一列に並べてピーターパンのミュージカルみたいな物をやってます。すなわち1面からしか見えないことになります。最後の最後で、すごく高い塔の間をピーターパンとウェンディが飛び回りますので、これだけはどこからでも見えるのですが。

で、正面といってもちょっと距離があるし、少しでも横にずれると見にくいんですねえ。さらに、それ以上に問題なのは、実はショーの一部分がステージが低すぎて見えません。今回のピーターパンへの模様替えに伴い、有料席をラグーン内に作りました。そこからしかみえないのです。無料スペースからそれを見ようとするとせいぜい、前の2,3列でしょう。となると場所取り数時間?
なんせ、後ろで見ていると、踊っている人の頭が座っている観客の頭の上から時々ピョンピョン見えるくらいでさっぱりおもしろくありません。ショーの途中で帰る人もチラホラ。
さすがに文句が多いのか、しばらくして写真のようなスクリーンを2面置いて、「実況中継」をやりだしました。それを見たかったわけです。

ステージで実際のショーをやってるのにスクリーンで見るなんて、やっぱり興ざめ。なんやら退屈でした。そもそもミュージカルというもの自体に興味がないので余計におもしろく感じないんでしょう。途中で雨が降り出したのでピーターパンが空を飛ぶ前に帰ってしまいました。
ピーターパンはもういいや。




USJ ワンダーハロウィン
9月15日(金)


詳しくは本家、こちらへ
大阪方面で用事があって出かけました。用事は5分で済みます。昔ならついでに古本屋へでも行ってたんですが、最近はあんまり。いつか、どこかに書きましたが、メガネをかけるのが億劫で、活字と離れた生活をしてしまっています。で、ちょうど時間が合うので(というより、こっちがメインか)帰りにUSJに寄りました。もちろん目的はハロウィンのパーティー(ショー)です。

例年ならパレードが主体ですが今年はソルシエ、ちゅうサーカスみたいなショーがメインです。かなり大規模な鉄骨が組み上げられていました。ここからぶら下がってのパフォーマンスです。もちろんまわりではパレード。

何故か知りませんが、コウモリがいっぱい。


ここ2,3年使い回しみたいな同じ衣装ばっかりでしたが、今年は全面リニューアルしたらしい。


ステージでは空中ショーにトランポリン。

ちょっと遠くてわかりにくいですねえ。それぞれが素敵なダンスをしてます。

なんやら、今年はめずらしく気合いが入ってるみたい。たいへんおもしろかった。
USJ熱が冷めかけていましたが、こうなるとやっぱり無条件に楽しいなあ。

それにしても、平日にこういうところへ来るのは若干の後ろめたさ(?)がありますねえ。もちろんこれだけ見てすぐに病院へ戻り、診療には支障を来していません。




ホネホネ団
9月9日(土)


通常活動でした。詳細はこちら
実習に使ったらしいシギ類の標本が並んでいました。シギなんて種の同定はさっぱりわかりません。
ラベルを見ると1932年の年号があちこちに見られます。70年以上前ですねえ。どなたかの個人コレクションの寄贈、らしい。こういう形にしておくと未来永劫残せます。標本は博物館の宝。


解体したイノシシは食用になりました。
ホネホネ団のMLで、「標本」を食用にすることについての話が流れたことがあります。基本的には積極的に食べるのはよくない、と言う感じですが、まあ、今回のイノシシは病死でもなく、明らかに食べられそう。
「自己責任で」お食べ下さい、と念を押したけど結局皆さん、おいしそうに食べていました。
味?まあ、普通の肉の味。(普通の味がどういうものか、よくわかっていませんが。)




多田銀山
9月6日(水)


天気が悪いと言うし、手術もある、充電中で山へ登る元気はまだ無い、等々で、私のコウモリの原点である多田銀山に、すごく久しぶりに行ってきました。
コウモリを調べようと思ったけど生息場所なんて見当も付きませんでした。思いついたのは多田銀山。他に知らないのでここばっかり、毎月2,3回来ていました。そのあたりのことはここに書いています。

昭和48年まで現役。 有名な露頭らしい。



神社があり、その上に長い坑道があったはずです。記録では30頭を超えるキクガシラコウモリがいました。(もちろん、場所柄、さがせば山中にいくらでも穴があるらしいですが。)雨の中、しばらく山中をさまよいましたがさっぱり思い出せません。自分で見つけた穴はそれなりに思い出すケースが多いけど、連れてきてもらった穴はちゃんと記録も取ってないのでたどり着けないケースが多々あります。その時は覚えたと思うんですが。

で、別の間歩へ行くことにしました。ここは今でもある人が2代に渡って掘っている穴。といっても銀を掘っているわけではなく、豊臣の隠し埋蔵金を探しておられます。
いつの時代の穴かわかりませんが(もちろんこの方は豊臣の時代との確証があって掘り返しているんでしょうけど)このあたりの穴は手掘りで縦穴や上へ掘り上げた坑道がいっぱいあります。鉱脈に沿って掘っているんでしょう。あちこちにハシゴがかけられています。細い坑道が延々と繋がっています。


坑道が無くなっています。雰囲気的には向こうと普通に繋がっていた感じです。たぶん道が下に落ちたのでは無かろうか?

入り口も昔はもっと入りやすい穴でした。上から土砂が落ちて入り口が小さくなりつつあります。中の落盤だけ気を付けていればいいわけでもなさそうです。

で、肝心のコウモリは、最後の穴でコキクガシラコウモリのコロニーを発見しましたが、遠すぎて数は確認できませんでした。



ハヤブサのペリット
9月2日(土)


鳥類研究グループの行事でハヤブサのペリットの分析がありました。
泉大津(大阪府南部の、関西空港近く)のホテルでハヤブサが繁殖し、それを観察しておられた方が採集したペリットや食べ残しを分析しました。

本来ハヤブサは海岸などの断崖絶壁に巣を作ります。高層ビルを断崖絶壁と思って(?)ビルに巣を作るハヤブサが日本だけではなく、諸外国でも非常に増えています。このホテルでの営巣は2回目、と言うことです。
詳細はこちらをご覧下さい。


行事は午前中からあって、ペリットの分解はほぼ終わっていました。仕事はまずペリットをほぐして、骨や同定可能な羽毛などを区別することから始まります。


ペリット以外にも巣の周りには食べ残しや抜いた羽毛が散乱しています。それらも多数採集していました。


で、羽毛が残っているようなものでは、比較的簡単に同定出来るものもあります。くちばしなどもよく見つかります。


一番多いのはレース鳩、の様です。足環付きの足がゴロゴロ。
さらにセキセイインコの羽も見つかりました。こういう飼い鳥は捕獲しやすいんでしょうね。


爪などは実物標本と比較して推定します。画像を取り忘れましたが、仮剥製だけでなく分解された骨の標本も多数あって、それが役に立ちます。


爪の形が猛禽くさい。爪のすぐ上から毛が生えており、おそらくアオバズクではないか?ということで実物と比較し、間違いなさそうとの結論に達しました。ふーん、こんなのも捕まえるんですね。


いずれ正式な報告があると思いますが、目立った順番から言えば、ドバト、ムクドリ、コアジサシ。あとはポツポツと言うところでしょうか。
印象的にはスズメは見つからず、アブラコウモリも皆無だったのが不思議でした。