院長の週末  

 
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2010年 
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コウモリ     2月27日
なら・瑠璃絵   2月14日
コウモリ・新穴  2月14日
収蔵庫探検  2月11日
コウモリ    2月4日
コウモリ不在 1月28日
ホネホネ団  1月17日
コウモリ   1月8日
明けまして、おめでとうございます



コウモリ
2月27日(土)


ついでに、大阪最大(と思われる)の、キクガシラコウモリ冬眠洞(といっても、ここは年中キクガシラコウモリが使っている)を見てきました。


ここのコウモリは、標識率がかなり高いです。といっても、他の場所での再捕獲は皆無に近く、いつも同じ子ばっかり見ていることになります。


ここでも予定通り、テングコウモリが多数、帰ってきていました。
(右)テング2頭に、キクガシラ2頭です。わかりますか?


これも予定通り、奥にはコキクガシラが眠っていました。


途中で見た「植林」です。シカの食害防止でしょう、太いパイプの中に細い木が一本。木の種類はわかりませんでした。


(左)これじゃ、何かわかりませんね。昨年、レンゲ畑になっていたところです。レンゲが枯れてからも、特に何に使ってる風でもありませんでした。
前には、こんな看板。以前にもここに紹介して、「こんなところに、こんなものを作っても、絶対誰も見に来ない」、って書いたところです。このなんとか事業は、事業仕分けで無くなったはずなんですが、手書きで22年度と書き換えられています。先に2年分貰っていたのか、なにか裏があるのか。絶対、ムダ。それこそ、シカのエサを作っているようなものです。




コウモリ
2月27日(土)


兵庫県西部にある、キクガシラの大きな冬眠コロニーです。
予定通り、テングコウモリが多数帰ってきていました。
(左)モモジロが寂しそうに寝ていますね。


こっちのモモジロは、よく見るように、隙間に団体で入っています。


大きなコロニーで寝る子らもあれば、単独でぶら下がる子もあったりして、寝姿はいろいろです。
800頭ほどのキクガシラコウモリが休息していました。


ユビナガコウモリが隠れているのですが、わかりますか?




なら・瑠璃絵
2月14日


平城遷都1300年のイベントの一環らしいです。例の、評判の悪い(悪かった?)「せんとくん」なんかで話題先行、の感もありますが、そもそも日本の当時の歴史をさっぱり理解していないので、何がどうめでたいのか、全然わかっていません。平城宮跡がその主役でしょうけど、平城宮跡といってもツバメのねぐらの観察などで何度か行きましたが、だだっ広い空き地があるだけでここが都と言われてもねえ、って感じです。その広場の片隅には巨大な建築物があり、今度はこれが当時の建物の復元です、って言われても、資料もほとんど無い建築物を何千億円だかかけて復元(って、新築じゃないの?)する事の意義、って何なんだろう、って思ってしまいます。

話が脇へそれてしまいましたが、コウモリの調査地が奈良だったので、時間をつぶして瑠璃絵なるものを見て帰ろうか、って思った次第です。
瑠璃絵自体、何なのかもよくわかりませんでした。ポリシーがないというか。「ルミナリエ」のパクリで「ルリエ」って言ってる人が何人もいました。


春日大社の万灯籠です。これは風情がありました。
本殿の渡り廊下(?)の万灯籠は有料。500円。夫婦で1000円と思うと・・・・・、行けませんでした。


で、別会場では木にこんな電飾をぶら下げていました。瑠璃絵の、瑠璃色?
また、若草山にも、電飾とレーザー光線。前の広場にも電飾。


宣伝の効果なんでしょう、けっこうな人出でした。(私も、その中の一人ではあるのですが。)日程は11日から14日までだけ、だそうです。なんか、やる事なす事、中途半端というか。



コウモリ
2月14日


知り合いから、穴があってコウモリがいた、との情報をもらいました。奈良県なんで捕獲許可もありませんし、これ以上調査地を増やすものたいへんなんですが、とりあえず調査に行ってみました。

行ってみると、かなり広い空間、です。あちこちに掘り進められていますが、長さ自体は短いです。


こっちは落盤により(?)、ふさがりかけています。


キクガシラコウモリがあちこちにぶら下がっていましたが、グアノは多くなく、冬眠期に少数が入るだけのような感じでした。また、他のコウモリは生息しずらそうな感じです。


こんなガラスの容器が落ちていました。WHITE TAKARA と書かれています。また、こちらには大量のビニール袋。
ここは凝灰岩の土地ですので、それを掘っていたのでしょうか?防空壕のような構造ではありませんでした。


穴を出てすぐに地元の方と出くわしたので聞いてみると、戦後も掘られていたそうです。で、目的は磨き砂、だったそうです。



帰り道で見た風景です。仕出し屋さんがあって、ネコのお客さんが何匹も待っていました。




収蔵庫探検
2月11日


友の会会員向けの行事収蔵庫見学です。一般の人にはインパクトが強いらしく、いつも何百人という行事になります。確かに、私も用事でここに入るとワクワクします。

この左側には、タイプ標本が並んでいます。右は、ツシママムシのホロタイプ標本。まあ、普通の標本なんですけどね。世界で一つの、新種発表に使われた標本ですが、その価値までみなさん、わかってもらえたかどうか。この博物館は、特に両生爬虫類のタイプ標本を収めていると聞いたことがあります。



こちらでは、鳥の皮むきの紹介。どうやって、どんな標本を作るか、という事です。ここでは実物(といっても毛皮ですけど)にさわれるので、子供の受けが良い。




コウモリ
2月4日


先月も調査していますが、ちょっと調べたいことがあるのと、テングコウモリが増えていることに期待して、調査に行きました。


予定通り、テングコウモリが入っていました。


顔を拡大してみましたが、テングの鼻はわかりますか?ちょっと角度が悪いかな。



バンドで傷つけた翼です。先月付け替えましたが、まだ再生はしていないようです。


コキクも数が増えていました。


ちょっと気になって、昔、調査した穴を再確認してきました。縦穴15mの穴です。もちろん、今日は入っていません。


帰りに寄り道して、何かと話題の伊丹空港を見てきました。
誰かが、この巨大な土地を朝9時から夜8時までしか使わないのはもったいない、って言ってました。でも、このとてつもない広さの土地を別のことに使おうとしても、使い道はあるのでしょうか?





コウモリ
1月28日


キクガシラコウモリが出産哺育している穴です。通常、こんな感じの穴では出産はしても冬眠はしないケースが多いのですが、昨年1月に多数のコウモリを観察しています。不思議な利用をしているなあと思いつつ、今年の状況を見に行ったら、残念ながらコウモリはいませんでした。
たまたま、昨年だけ利用したのか、今年は人でも入って追い出されたのか。どこに行ったのか、非常に興味はありますが、探しようがありません。
どこかに、まだまだ私の知らない防空壕なんかが、あるのでしょうねえ。


魚雷の保管庫じゃないか、と言われているところです。海岸へつながる通路みたいなところに溝があって、魚雷を運ぶ線路があったんじゃないか、って言われています。


で、海岸にはこんなのが残っており、潜水艦との関連も言われています。




ホネホネ団
1月17日(日)


通常活動でしたが、カラスの処理をしに行っただけでした。




コウモリ その2
1月8日


大阪有数の、ユビナガコウモリ生息地です。冬はキクガシラとテングがいるはずです。
時々水没しますが、最近は前の沢にも水がない時が多いです。


(右)写真ではわかりにくいですが、鉱脈を追って上部に10m以上、掘り上げられています。


テングコウモリもいたのですが、ピンぼけ写真で掲載出来ませんでした。
コキクガシラが数頭、いました。




コウモリ その1
1月8日


今年の、「初コウモリ」です。
現在の所、大阪最大(と思われる)のコロニーです。222頭のキクガシラコウモリに、テングとコキク少々。やっぱり、穴の中は落ち着きます。9割くらいの子は標識済みです。



カメラの調子が悪くて、あまりいい写真が撮れませんでした。といっても、いつも同じような写真ばかりなんですけど。


写真ではよくわからないと思いますが、急な上り坂です。這わないと通れません。ここはたいへんなので、あまり調査しないのですが、ちょっと気になって這って登ると、上にコキクガシラコウモリが数頭、寝ていました。でも、ルーチンに調査するのはしんどい場所です。かなり土砂が崩れるので、それも心配です。




明けまして、おめでとうございます
2010年1月1日