院長の週末  

 
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コウモリ・無人カメラ 8月29日
コウモリ2カ所 8月24日
ウミホタル    8月16日
コウモリ     8月16日
水槽紹介    8月10日
なにわ淀川花火大会  8月9日
びわ湖花火大会  8月8日
コウモリ3題   7月31日
今日のお料理  7月29日
赤外線カメラ   7月24日
ナイト・ミュージアム  7月20−21日
コウモリ      7月13日
コウモリ      7月10日
滝畑と岩湧山  7月5日
コウモリ     7月4日


  



コウモリ・無人カメラ
8月29日(金)


無人カメラの回収に行ってきました。あわせて、コウモリの調査です。
ここは出産哺育コロニーで、先月は100頭近くいましたが、数がだいぶん減ってきました。捕獲した印象では、今年生まれのメスばっかり残っているような感じです。



そこそこ動物が写っていましたが、ウサギやアライグマ(まあ、これは写って欲しくない気持ちもあるけど)が写っていないので、もう一ヶ月置いてみることにしました。フィルムタイプは、これから現像です。


もう一カ所の、コウモリ出産地。
多数のキクガシラコウモリ、モモジロコウモリが残っていました。湿度が高くて曇っており、写真はあまり撮れませんでした。


モモジロコウモリと、キクガシラコウモリの翼型の違いがわかるでしょうか?(左がモモジロ。)



デジカメの方の、赤外線カメラの結果です。
イノシシが、こんなにいっぱい写ったのは初めて。
よほど個体数が多いのでしょうか?



時々、タヌキ。


夜中の3時です。放し飼いと言うより、野良犬(ノイヌ)かもしれません。


一瞬、キジかと思ったけど、ヤマドリらしい。


アナグマでしょう。




コウモリ 2カ所
8月24日(日)


前回、寄生虫が大漁だったので、それに味を占めて別の穴へ採取に行きました。
ここはキクガシラの繁殖地。もう分散しているかと不安でしたが、そこそこの数のキクガシラコウモリが残っていました。
が、外部寄生虫は皆無。大阪南部の穴では、ほとんどのコウモリから採集できたのに、すごく不思議です。2頭も骨折させてしまい、外部寄生虫ではなく、コウモリそのものを採集するハメになりました。申し訳ない。


次の穴です。
獣のウンコが、そこそこありました。一部からは芽が出ています。が、暗闇ですので、もうしばらくしたら枯れる運命でしょう。

何だろう? こっちはカキ。

本日は、アライグマ屋さんが同行してくれました。坑道内の足跡を観察し、アライグマらしい、との「診断」をもらいました。坑道内のウンコは、持ち主はわかりません。私は、ハクビシンだと思っていたんですけど。でも、アライグマがこんなに奥まで入り込んでいるとなると、コウモリが補食されていないか、心配になります。

ユビナガコウモリが多数いましたが、外部寄生虫はこちらでも、ほとんどいません。これまた、すごく不思議でした。


捕虫網を持って、洗濯袋(採ったコウモリを入れる)を持って、記録用紙、懐中電灯、老眼鏡、翼帯、その他いろいろを持ちつつ、頭を下げた姿勢で歩いています。写真なんて撮るヒマがなく、本日はまともな写真無し。
7年前にバンディングした子に会いました。No7。本来の目的の、外部寄生虫採取は出来ず、ラッキーセブン、にはなりませんでした。




ウミホタル観察会
8月16日(土)


博物館友の会の行事で、ウミホタルの観察会です。
夕方からの行事で、淡輪という、田舎での行事(遠い人は帰るのが大変、交通費もかかりそう)なのに、80人近い参加がありました。やっぱり、こういう非日常的な行事は、人気があるみたいです。
トラップを20分ほど沈めて回収すると、幻想的に青く光るウミホタルが、大量に採集できました。




コウモリ
8月16日(土)


大阪府南部の、某人工施設。今年からの調査地で、まだ年間の利用具合が把握できていません。
入るとすぐに、みんな飛び出したようです。夏の眠りは浅いようです。


ユビナガコウモリが、60頭ほどいました。
ほとんどがオスでした。


今日の主目的は、もちろん生息状況と、外部寄生虫。大漁でした。




水槽紹介
8月10日


今日は午前中仕事して、午後からは休息日。こう暑いと、動く気がしない。
でもって、前から気になっていた水槽の掃除。濁って見えなくなっていた水槽の水替えです。
入れ替え直後は金魚も神経質になるのか、隠れて出てきてくれません。数はかなりいるんですけど。


こっちが発泡スチロールの、メダカのおうち。


こっちは、最初はタダの水たまりでしたが、メダカの中の水草を移したところ、メダカの子供が「湧いて」来ました。さらによく見ると、ヤゴが泳いでいます。

さらによく見ると、羽化殻がいっぱいくっついています。こんな住宅地の真ん中の、わずかな水面でもイトトンボが見つけて、飛んでくるんですね。大自然、でしょうか。また、メダカの水草では羽化殻は見つかりません。メダカがトンボの卵、あるいはヤゴを食べるのでしょうか。

庭なんかで空き容器に水たまりを作ると、いつもならすぐにボウフラが湧くんですけど、魚やヤゴがいると全く見つかりません。順調にメダカが増えてくれるなら、庭中に水槽を並べたいなあ。



なにわ淀川花火大会
8月9日


場所取りの解禁が12時というので、12時前に行ってみました。結局は、一等席はその前から敷物を敷く準備をしていて、入る余裕はありません。なんでも、10時くらいから用意しているそうです。
たまたま、わずかの隙間があったので、L字型にシートを広げることが出来ました。

(暑いのでズボンも上げて転がっていたら、夜になって足がヒリヒリします。焼けたみたい。)

2時過ぎの風景です。一等地以外は、まだまだ、どこでも確保できます。

(右)昨年、今年と、無人の敷物は撤去する方針だそうです。例年、放送ではそんなことを言ってますが、実力行使しだしたのは昨年からです。でもって、点線部分に敷かれていたブルーシートも撤去してしまいました。ここ、数人のグループが12時前から準備し、敷いたあと記念撮影までしながら、誰もいなくなったところ。12時過ぎからずっと無人でしたが、あまりにも広いためか
ガードマンも遠慮して?、びびって?、手を付けていませんでした。隣近所のシートの「住人」にいろいろ聞いていましたが、結局、撤去。

昨年、こんなケースで、隣の人が、「さっきまでいましたよ、トイレとちゃいますか?」って、援護していたことがありました。私なら即座に、「ずっと無人ですよ、撤去してもいいと思いまっせ」って言うところやのに、って思っていました。今年は誰もかばう人が無く、めでたく(?)巨大なスペースが空きました。ちょうどこの時間に来た人はラッキー。


時間つぶしに楽しませてくれたのは、このグループ。タープを張りたかったらしい。
(左)説明書を見ながら棒を立てたり、ヒモを張ったり。30分以上こねくり回して結局わからず、そのまま頭からかぶることにしたみたいです。


きっと暑かったんでしょう、すぐにあきらめて、次は真ん中に柱を立てました。一人しか入れないようです。これも数分で止めました。
その後もしばらくこねくり回していましたが、結局、張れないで、しまってしまいました。

2時間ほどして、グループのメンバーが集まって来だし、再び挑戦しました。今回は経験者がいるのか、なんとなくサマになりそうでした。ただ、土が硬くてペグが曲がったり、突き刺す方向が悪くてヒモを付けると抜けたり。さらに、お日さんを見ながら張るという所まで気が付かなかったらしく、シートに合わせて張ったもんだから、タープの半分以上に日が差し込んでいました。(写真はめんどくさくて撮らず。)

5時くらいから混雑が始まり、6時になると土手の上は歩きづらくなっています。

5時30分 6時30分


きれいな夕日だったんですが・・・・・・・・。

6時38分


この頃から、上流方向で雷が鳴り出しました。雲の中を稲妻が走るのが見えます。真っ黒な雲も向こうの方に見えています。
時間が経つにしたがい、だんだんこっちに来ている雰囲気。花火は7時45分から、だったかなあ。5分ほど前に、ポツポツ、と思ったら、急に大粒の雨。
「かなりの雨が予想されています。冷静に対処して下さい。」って、放送。「雨でも花火は実施されます。」

これ、夕立じゃなく、スコールだ、って誰かが言ってました。地球温暖化で、日本も熱帯雨林の気候になっているんでしょうか。いずれにしても、ものすごい降雨。ゆかたで来ているお姉ちゃんも多いのに、かわいそう。さらに、雨具を用意していない人も多く、あわてて敷物を剥がして、頭にかぶっています。

みんな大騒ぎをしだした頃に花火が開始。傘を差しつつ上を見上げて・・・・・・。
小降りになったり、ひどくなったりを繰り返しながら、30分ほどで止んでくれました。その間も、普通に花火は上がり、急な天候の変化と相まって、よけいに盛り上がっていたみたいです。

写真は、そんなわけで、カメラを濡らすのがイヤでかばんの奥深くしまい込んでしまいましたので撮れませんでした。
でも、やっぱり迫力はここが一番。

あー、来年が待ち遠しいですねえ。




びわ湖花火大会
8月8日


たまたま私の休みに当たったので、行ってみることにしました。
数年前にも行ってますが、帰りの電車までが大変でした。今回は湖西線側の駅から帰ろうと、別角度から見ることにしました。

びわ湖競艇の立派な建物があり、ここを開放していました。見やすそう、帰りやすそうでええかなあ、と思ったのですが、結果的にはちょっと遠くて残念でした。3ヶ所で打ち上げが行われていて、一番こちら側のはよく見えたのですが。


数年前に見たときはもっと感激しましたが、やっぱり2回目という事と、見る角度が悪かったようで、最初ほどの感激はありませんでした。
目新しい花火も、いくつかは、ありました。


駅で電車を待っていて、ふと自動販売機の釣り銭口を見ると、何かがあります。
視線を気にしながら探ってみると・・・・、まあ、この日唯一の収穫だったかもしれません。

あ、帰りは予定通り、すっと帰ることが出来ました。




コウモリ3題
7月31日


軍事施設です。
無人カメラの設置と合わせて、調査してきました。

たぶん、イノシシの糞だと思うのですが。カメラに写ってくれると、うれしい。


もっと分散していると思っていたら、ほとんどの親子がまだ残っているようでした。ただし、親子といっても、大きさは、ほとんど同じまで成長しています。


本日はいくつかを捕獲して、バンディングしました。
これは母親です。
(右)青い矢印は擬乳頭と言い、子供がこれをくわえてぶら下がるためのものです。おしゃぶりみたいなものですね。母親は頭をしたにしてぶら下がり、子供はこれをくわえて、頭を上にしている、ということでしょう。
黄色の矢印が、本当の乳頭。


今年生まれのオス。
体色が、何となく黒いのがわかるでしょうか。


でもって、カメラを設置してきました。


廃トンネルです。
途中の道が、土砂崩れ。この下(左写真の右側、右写真の左側)には沢があって、護岸工事されています。工事のため山を崩し斜面には崩落防止の植物も植えられているようですが、全然意味がなかったようですね。この復旧工事のために、またいらんお金を使うのか、もう、ほったらかしなのか。でも、この土砂が沢を埋めると、危険でしょうね。


こういう、古いトンネルの雰囲気が好きです。


おそらく、数頭のキクガシラコウモリが、休憩に使っているだけだと思っていました。でも、奥をのぞくと、中央付近にかなり大きなコロニーが見えました。
入ってみるとほとんどの子が飛んでしまいましたが、赤ん坊を抱えているコウモリが見えました。すなわち、出産哺育にここを使っているということです。また新発見!
でも、風がスースー通り、直線のトンネルなので明るい所なんですけど、こんな所ででも出産するんですね。


ついで、別の廃トンネル。
ここは、かなり大きなトンネルです。


キクガシラコウモリとモモジロコウモリが、出産保育していることはわかっています。
モモジロコウモリが出産が早いので、どこかに移動しているかと思ったのですが、普通に残っているようでした。キクガシラコウモリも多数残っています。
(左)モモジロコウモリのコロニーです。
(右)やっぱり、キクガシラとモモジロは仲が良いようで。


こちらでも、混合コロニーがあります。




モモの剥き方教室
7月29日

桃を戴きました。
Nさんが、剥き方を教えてくれました。


桃尻(って、いうの?)に沿って切れ目を入れます。種まで、十分に深く。
ついで、直角に、同じようにナイフを入れます。あ、最初に皮は剥きませんので、ご注意下さい。


さらに、その間にも切れ目を入れます。


やさしく桃をつつみ、ルービックキューブのごとく、ゆっくりと「実」をずらしていきます。


だんだん種から実がはずれ、「スイカ」の切れ身の様にはずれます。
皮を剥きながら食べます。



Mさんが、マネをしました。
切れ目を入れるところまでは順調でしたが、ずらしていく段階で、桃のあちこちが陥没してきました。
下に、桃ジュースが出来ています。目的が間違っているような気がしますね。


出来上がった、切れ身です。
味は桃でしたが、見た目は別の物体でした。




赤外線カメラ
7月24日(木)


カメラの回収に行ってきました。
車が修理中で、電車でお出かけです。時間も費用も同じくらいでしょうか。ガソリンまで考えると、電車の方が、たぶんお得。駐車場所や、道中に気を使わなくっていいので、目的がはっきりしていて、電車で行けるところなら、これからは電車も選択肢の一つになるかもしれません。別に、「エコ」を意識したことでもありませんが。

箕面駅を降りて最初に向かったのは、箕面スパーガーデン。駐車場の上の方に、廃坑が3カ所ほどあります。コウモリ的にはあまり重要ではないのですが、もしいればデータが増えますし、すごく久しぶりなので寄ってみました。(車を置くのが有料なので、これはやっぱり電車の恩恵。)
噂では聞いていたけど、行ってみると有刺鉄線が。この廃坑で、すごく珍しい鉱物(大阪石と呼ばれるもの、その他、何とか石も)が見つかり、採集者が押しかけてきたので、立ち入り禁止にしたという話です。ど田舎なら隙間を探して入ったかもしれませんが、あそこまで厳重に止められると、ちょっと無理ですねえ。この廃坑は、ミノオメクラチビゴミムシという虫の、基産地(って、いうんだっけ?)でもあったんですが。

で、カメラの設置場所は、石澄川というところ。何回も行ってるのですが、途中で別の沢にはいるので、石澄の滝というのを見たことがありませんでした。いつも、手前にある数mの滝で納得していました。調べると、この奥に「本物」があるとのことで、今日、初めて行き着きました。
確かに、りっぱな滝でした。十分、観光地になり得るんでしょうけど、私有地のカラミで、コースが整備できないそうです。まあ、既にここを知っている人達には、この方か好都合でしょう。


カメラは、坑道の入り口に向けて設置していました。ここは入り口があまりにも細くて、今日のコウモリ調査は省略。今日は電車で、つなぎも着ていませんでしたし。


ついで、少し歩いて別の廃坑へ。ここは車の置く場所が無く、2,3回目の調査時から急に水が増えて入れなくなり、最近は調査していません。状況が変わっていればと期待していったのですが、やっぱりダメでした。
以前はここまで水が多くなく、はじっこを歩けばなんとか入れたんですけどねえ。そこそこ大きく、コウモリ的にも、キク、コキクのそろった、いい穴でした。銀が今でも採掘できる、とかいう話でした。


金グソ(精錬滓)も、見つかりました。


で、もう少し歩くと、五月山公園です。ここには、「日本一小さな動物園」というキャッチフレーズの、五月山動物園があります。ここは(ヒメ)ウォンバットで有名な動物園です。久しぶりに行ってみましたが、姿はさっぱり見えず。この暑さで、外に出る気がしないんでしょうか。こっちも、のんびり待てるほどの気温じゃないので、早々に退散しました。


写真をここからお借りしました。いやー、かわいいですねえ。


ふれあい動物園も、みんなグダー。
そういえば、お客さんは私だけでした。この暑さじゃねえ。




でもって、池田から再び電車で帰りました。朝8時前に家を出て、家に着いたのが3時前。まあまあ、いいペース、というか、これ以上歩いていたら倒れそうでした。五月山公園を登れば、景色はすごくいいらしいですが、そんなん、考える余裕もありませんでした。
万歩計では27000歩。そうそう、「休日の歩き貯め」で、大阪駅から難波までも歩いているので、歩数が多いのはそのためでしょう。


帰って、カメラのチェック。
一見、ヤマネコか、と思いましたが、たぶんアライグマでしょうねえ。


ハクビシンですね。


デジカメの方、こっちの期待ほど写っていません。コウモリにも期待してここに設置してみたのですが、よく考えてみると、坑道の途中で大きな縦穴に通じる道があるので、コウモリはこっちは通らないでしょう。何で今まで気が付かなかった?

フィルムタイプは現像してから掲載します。もし写っていれば、ですけど。

とりあえず、現像しました。ハクビシンですね。
でも、一ヶ月設置して32枚撮影し、生き物は(焼いていないので不正確かもしれませんが)これだけ。なんか、効率が悪いなあ。
さらに、デジカメと日時があってません。うーん、悩みます。




ナイト・ミュージアム
7月20−21日


昨年に引き続き、2年目の行事です。恐竜の下で一晩過ごそう、という企画。もちろん、昨年の映画も後押ししていますが、計画そのものは数年前から考えていました。
まあ、ただ寝る、といえばそれでお仕舞いなんですが。


例年、夕暮れに植物園を一周して、コウモリを観察したり、セミの羽化を観察しています。で、11時頃電気を消し、翌朝、5時くらいから再び園内を散歩するのが昨年のスケジュールでした。

今年はなんと、2時に「オプショナルツアー」、です。ハスがこのくらいの時間から咲き始めるそうで、その観察と、真夜中にセミに鳴き声を聞かせると、朝と勘違いしたセミ(主に、今日に羽化したセミを対象に)が鳴き出すかどうかを確かめるというものです。私は、コウモリはこのくらいの時間にはナイトルースト(夜の休憩場所)で休憩し、飛んでいないだろう、というのを確かめるチャンスにもなりました。
希望者のみの行事にかかわらず、参加者約100名のうち、7割以上が参加していました。

暖房が夜中は切れるので、11時消灯後、館内は暑くて寝苦しい。寝たんだか、寝てないんだかわからぬうちに2時になり、目をこすりながら散歩に出ます。
池で、ハスの花の説明を受けました。


セミの方は、夕方では、まだ歩いている子がほとんどで、羽化している子は少なかったです。この時間になると、あちこちで羽を伸ばしていました。
で、鳴き声実験は・・・・・・、じぇんじぇん鳴きませんでした。


私のコウモリ予測を出かける前に参加者に伝えました。すなわち、コウモリの活動は夕暮れと早朝なんで、真夜中は逆に見つからないんですよ、と言ってたのに、池まで来るとあちこちでコウモリが飛んでいます。なんじゃらほい。ガセネタ、だったんでしょうか。そういえば、昨年は、「発泡スチロールをこすりあわせると超音波が出て、コウモリが寄ってくる」、という噂を実験しました。結果は、「超音波は出ているけどコウモリは知らん顔」、」でした。今年も予想はずれでした。

3時過ぎに館に戻って、次の起床時間は5時。これまた、寝たのかどうかわからぬまま朝食の準備と朝の散歩。
朝食後、ダーウィン展(一般公開前の1時間だけ、見学できるようになったそうです。)を見学して、長ーーーい1日は終了しました。

これで、1000円の行事です。朝食付き一泊1000円と思えばめちゃ安ですが、一泊といっても床に寝ころぶだけ。まあ、こんなもんでしょうか。楽しけりゃ、何でもあり、というところでしょう。




コウモリ
7月13日(日)


6月末に調査していますが、キクガシラが少なかったので再調査しました。
予想通り、キクガシラの赤ん坊が、かなり増えていました。この2週間ほどで出産したものと、思われます。


古そうな煉瓦造りです。


(左)子供を抱いた親がいくつか見えますね。
(右)こちらは、子供だけのグループです。


これも予想通り、モモジロコモリと混合コロニーを作っていました。
モモジロは、かなりの割合で、飛べる大きさになっています。




コウモリ
7月10日


もちろん、出産コロニーの観察です。
例によって例のごとく、夕方から入り口で待機し、親が出て行くのをカウントしながら待ちます。8時前に出巣がなくなったら、調査の開始です。

(左)わかるでしょうか?ここはモモジロコウモリとキクガシラコウモリの、混合コロニーです。種類の違うコウモリが、しかも赤ん坊から親まで入り交じっているのは不思議な光景です。左上にモモジロ、右にキクガシラの親が見えます。
(右)画像がちょっと小さいでしょうか?キクガシラとモモジロが入り乱れています。



毎年、必ず同じ場所に止まるようです。下にはウンコが山積みです。




滝畑と岩湧山
7月6日


鳥の会で、岩湧山のムササビ観察会を計画しました。「本隊」は昼過ぎにバスで滝畑へ行き、岩湧寺まで歩き、自動車組は夕方、食事を持って岩湧寺まで来るという計画でした。私は食事を持って車で行く役目でしたが、休みをもらったので午前中に車を岩湧寺に置いて、滝畑までハイキングすることにしました。
岩湧―滝畑というのは、ダイヤモンドトレールという、大阪を縦断するハイキングコースの一部です。ここを歩くのも久しぶり。
寺から山頂までは、急な登りが続きます。途中で、何度もイヤになりました。明らかに、体力は落ちているみたいです。

山頂の、萱場と景色。 土曜日なので、登山の人もチラホラ。



なんだかんだで、やっと滝畑に着きました。滝畑は「観光地」と化しています。あちこちの河川敷で、「若者」、家族連れがバーベキュー。このくそ暑い中、あんな熱いものを食べてて、おいしいのかな、という私も、何十年前かは同じ事をしていました。

とある民家の庭先、この厳重なフェンスは何でしょう?イノシシよけにしても厳重すぎます。近くまで行ってみると、庭先にアライグマがいました。ワナで捕獲されたんですね。畑を荒らす話はあちこちで聞いています。かわいそうですが、まあ、仕方ないでしょう。


昔の民家を移築しています。前は「民俗資料館」というような名前だったと思います(今は名前が変わっていました)。存在は前から知っていましたが、今日初めて行ってみました。



古民家というのは、やっぱりいいですねえ。落ち着きます。「自由にお入り下さい」、でしたので、縁側に座って読書と居眠り。1時間ほど、ここで時間をつぶしました。



いろんな民具、道具類も展示されています。
こっちは茅葺き関連の道具。


鉄砲と道具類。


こういうのも、作れる人は減っているんでしょうねえ。


滝畑まで来たもう一つの理由は、「ダム関連施設」。試掘坑や、導水路があるかもしれません。見に行くと、これがダム本体のすぐ横にありましたが、きっちりフタをされています。フェンスからカメラを入れて撮影してみましたが、中はよくわからず。(懐中電灯を忘れていました。)雰囲気的には、コウモリの生息はなさそう。
ダム下流側をのぞいてみましたが、余りにも巨大なダムで下をのぞくのが恐ろしい。監視カメラみたいなのもあって、調査は無理みたい。まあ、調査地が増えなくってよかった。

磨崖仏というらしいです。ダムからよく見えます。気になって調べてみると、大正末期に、とある人が掘りこんだだそうです。二つあるそうですが、こっちしか気が付きませんでした。


夕方に「本隊」が到着するのに合わせ、バス停で待機し、皆さんが来られてから、ふたたび岩湧寺まで歩きます。今度は林道ですので、ちょっとは楽。それでも、ほとんどが登りで、イヤになりました。途中でアオダイショウ、ヤマカガシ、アカネズミのセンベイ(轢死体・・)なんかを拾いつつ、楽しく歩きました。

岩湧寺に着いたら、夕食の準備です。インスタントカレーに、インスタントのご飯を温めます。食後にはスイカ!これ、重たいのを沢まで運んで朝から冷やしていたもの。今回の行事の目玉、でした。
そうこうしているうちに夕暮れになり、杉の木を見に行くと、穴の中にムササビの姿。最初は赤セロハンを付けた懐中電灯を使っていましたが、あまりよく見えないので、結局はそのまま照らしていました。穴から出るムササビ、再び入る子、見事に飛び回る子。みんな、そこそこ観察できたようです。皆さんの感想で一致しているのは、大きいなあ、というのと、かわいいなあ、ということ。


1時間以上みんなで観察し、天見へ下りました。期待していたテンやタヌキは、観察できませんでした。
八幡神社に寄ってみると、ムササビのウンコがいっぱい落ちていました。やっぱり、こちらにもいるようです。これも期待していたアオバズクは見つけられず。
ということで、何年かぶりの夜の行事は無事終了。いやー、楽しかった。




コウモリ
7月4日


出産コロニーの観察です。
7時前から洞穴で待機し、出て行く親を観察します。最初は様子見で、出たり入ったり。10分過ぎから出て行くものが多くなり、暗くなると共に一斉に飛び出します。トータル、100頭以上。45分には、みんな出て行ったような感じで、調査の開始です。

期待通り、子供のコロニーがありました。みんな驚いていますが、飛ぶ子は全然いませんでした。



(左)わかりますか?真ん中一番上に小さなコロニー、右、中央、やや上にもコロニーがあります。左に見えている棒は、採掘する時に打ち込んだ鉄棒らしいです。これで鉱脈を崩しながら、掘り進むそうです。
(右)わかりますよね。大きなコロニーが、二つ見えています。


帰り道に、もう一カ所、出産コロニーがあります。親がまだ食事に出ていれば、調査できるかもしれません。
のぞいてみると・・・・・・、残念ながら、すでに帰ってきているみたいでした。8時40分でした。8時までには出て行ってるでしょうけど、この時間でもう帰ってきているということは、食事の時間は一時間もないのかもしれません。逆に言うと、23時間、子供と一緒。子煩悩、って表現で良いのかな。


この子の親は、まだ帰っていないみたいです。夜遊び??