院長の週末    

 
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大和川           4月30日
滝畑ハイキング      4月16日
縦穴調査 コウモリ     4月9日
豪雨の滝畑ハイキング  4月2日
最近のUSJ         3月31日
コウモリ まとめて調査  3月26日  
USJ ピンバッジ      3月25日
鳥の会総会        3月19日
自然史フェスティバル   3月11−12日  
コウモリ1000頭     3月5日




大和川調査
4月30日(日)


今年の、特別展示関連の調査です。大和川の河口を見てきました。
大和川というのは日本一!、汚いとされている川。同じ都市河川でも淀川は商業的に(だったかな?)シジミが取れるくらいきれいになりつつあるんですけどねえ。なんでこんなに違うんでしょうか?水量が全く違うのでヘドロが流れない?水深が浅いので海水が上がってこない?

それでもまあ、調べれば生き物はある程度はいるわけで、昨年はアユが取れたりメダカまで採集されています。


モクズガニ。「藻屑ガニ」です。モズクではありませんよー。詳しくはこちら。特にオスで、はさみに毛が密集します。お祭りの屋台でよく並んでいますねえ。高いので食べたことはありません。おいしいらしいけど、どこを食べるんだか。小さいのも入れると、そこそこ見つかります。

イトトンボのヤゴ。同定が難しい?採集してもあまり喜ばれないのでリリース。


いつも盛り上がるのはウナギの稚魚。いっぱい採れます。が、これは漁業権が絡むので密漁になります。ご注意下さい。博物館は漁業組合から調査と言うことで許可を頂いております、けど、標本は十分あるので結局はリリースです。ちなみに大和川で存在する漁業権はこれだけだったはず。ウナギ以外ならアユでもヤマメでも採集可能、かな。いればの話ですが。

参加者の方から呼ばれました。死体があるが、哺乳類なんで私の担当ではないかって。本職は犬猫なんですけどねえ。ホネホネ団団員として呼ばれたらしい。一見するとイタチ、だが少し小さい。メスだから?さらに尾が短い。尾率50%以下だと思う。地域からするとチョウセンイタチなんだが。
適度に腐り、香ることおびただしい。部位によっては良い感じに骨になってるのに、皮が中途半端に残っている。ひょっとすると新種の恐竜かもしれないので今日のお土産に。病院で皮を剥くことになるだろうが、スタッフのお許しは出るだろうか?というより出ないだろうな。腐ったカメを炊いた時はスタッフ全員居なくなってしまった。明日の診療終わってから一人居残り?個人的にはそれなりに楽しみなんだけど。




博物館友の会月例ハイク 滝畑
4月16日


博物館友の会の、ハイキング引率です。

こちらの予想に反して、雨の予報がはずれました。少し寒かったけど午後からは晴れ間も差し、ハイキング日和でした。
朝のバスが他団体とも競合してあふれて乗れず、あらかじめお願いしていた臨時便を出してもらいました。が、うちの参加者が2名、他の団体に紛れ込み違うところで降りてしまい、(顔なじみの方ではなかったので)それをこちらも把握できずにほったらかすという「不祥事」がおきました。たいへん申し訳なかったです。

ハイキングの方は、落ちこぼれのない様に最後尾でのんびりと歩いていただけで、楽をさせて頂きました。メインは学芸員が岩石の説明をされていましたが、列が伸びて後では何もわかりませんでした。寒い中、川に浸かって虫取り等々、それなりに参加者もご自分で楽しんで下さっていたようです。




久しぶりの縦穴調査
4月9日(日)


3月にコウモリ1000頭の穴を調査した際、図らずも縦穴を2ヶ所、新たに見つけてしまいました。経験的には縦穴は細いだけで、コウモリの住むスペースすらない場合が多いのですが、なんせキクガシラ1000オーバーの地域なんで、とりあえず見ておかないと、と思って今回は何年かぶりにワイヤーハシゴを持って出かけました。
まず、ユビナガの穴の調査。
期待通り、多数のコウモリがいました。


ついで、縦穴の調査。入り口の写真を撮るのを忘れてしまいました。この穴なんですが、これじゃよくわかりませんね。
延々と縦穴が続いているようで、ハシゴが足りませんでした。が、この写真の底あたりに横道があり、ここに多数のキクガシラコウモリが寝ていました。今度はザイルとハシゴを繋いでの調査が必要みたいです。仕事が増える・・・・・・。


ハシゴその2の穴。
ここもハシゴが足りずに底までは行けませんでした。横穴がありそうで、もう少し重装備して再々調査が必要です。


で、最後にキクガシラ1000頭の穴の再調査をしましたが、キクガシラ激減です。すでに移動を初めているんですねえ。テングコウモリは寝坊なのか、まだ多数が残っていました。




滝畑ハイキング
4月2日(日)


博物館友の会で、ハイキングの引率が評議員の仕事になっています。だいたい年に1回担当することになっています。4月の担当に当たり、滝畑に行くことになりました。本来は下見もしないで気軽に行くことになっていて、担当者のよく知ったコースではいきなり本番というケースもありますが、やっぱり初めてのところではコースに不安もあるので下見に行くケースが多いようです。今回も担当者3人で調査を兼ねて下見することにしました。
天気予報で雨が降るのはわかっていましたが、下見は雨天決行が普通です。

滝畑というのは大阪南部にあるダム湖。ハイキングや川遊びで有名なところ。
一方、心霊スポットでも有名。途中にあるトンネルで、豪雨の中記念撮影すると、その時は気が付きませんでしたが帰って画像を整理していると、なんやら写っています。


で、画像を拡大してみると、


昼頃には雷が鳴り、傘なんて意味がないほどの豪雨。
まあ、コースの下見にはなりましたが、鳥の予習でもと思っていたのは無理でした。いろいろ鳴いてはいましたが姿は見えず、鳴き声での同定はさっぱりできません。
雨のおかげで寄り道もせずさっさと歩き、1時過ぎには下見も終了。ということで、本番は16日の予定。

帰りのバスで運転手さんと雑談。(始発なので出発までの時間に、ということです。)
バスカードというのがあり、休日は2000円で2700円分使えるカードがあるらしい。今日のコースは片道530円。人数を把握すればおそらくけっこう安く乗れる。が、計算が非常にややこしそう。最後に出してくれたのが、河内長野市内限定乗り放題600円という券。今日のコースで言うと、530円往復で1060円が600円で済む。すごく安いやんか。集合時間前にバス停をウロウロしていたが、そんなんどこにも書いていなかった。どこで買えるのか聞くと、バス営業所で買えるが10時かららしい。集合時間は9時前。意味のない切符!、と思っていたら、事前に連絡すれば営業所からバスの運転手が必要な枚数持って来るという。50人参加があれば、教えなければ2万円の増収?だったのかな。



最近のUSJ
3月31日


この頃、こちらの更新が少ないので画像でも載せておきます。
ご存知の通り、新しいショーの準備中です。昨晩来た時はリハーサルだか練習だかをしていました。情報では28日あたりから始まっているようです。夜に行けば、隙間からのぞけるかもしれません。

池の両側に塔が立っています。その間を
ピーターパンがいったり来たりしていました。
池に桟敷席を作ったようです。1日券に500円
プラスで予約販売しているみたいです。

舞台裏。以前のハリウッドマジックの
台船を流用しています。




コウモリ巡り
3月26日(日)


予定がない日曜日でしたので、気になっていたコウモリ調査に行ってきました。
まず、ハクビシンの住む穴。ウンコをもう少し集めるつもりが、行ってみると水没。まあ、泳げば奥に行けるかもしれませんが(一番奥は少し高くて水が無いかも)たぶん無理でしょう。いっぱいあったウンコも「水洗」されて再調査は無理。何でもあるうちに採集するべきでしたね。
もう一つ、気になってたテングコウモリ。いつも1月の調査ではそこそこの数が見つかっていたのに、前回の調査で見つからず心配していました。今日はあちこちにいました。ほっと一息。


次の調査地までの道中にあります。野間の大けやき。アオバズクが毎年繁殖することでも有名です。


次の調査地。大阪最大(と思っている)のキクガシラコウモリ生息地。予定通り、100頭以上いました。
テングコウモリも予定通りチラホラと。

ここの子は、ほとんどがバンド付き。 よく見ると翼に大きな穴が空いてる。

テングは他の子と寝るのも好きらしい。


次の穴。ここはいつも水没。胴長が必要だったのに忘れて来ました。長靴で行けるところまで行って引き返すつもりが、コウモリがいつも生息するところまでたどり着かず、結局長靴も水没させて調査する羽目に。
起こされて迷惑そうなモモジロコウモリにキクガシラコウモリ。




USJへ
3月25日(日)


こちらも更新しないとさびしいので、つまらない話でも。
21日から始まった5周年記念のピンバッジ配布。毎日通い、交換会にもひたすら並び、今日は食事までしてピンをもらい、おかげさんで15個がそろいました。
21日から24日まではゴールドパス、すなわちパスがある人は誰でも入れたのですごい混雑でしたが、25日はゴールドパスの除外日(入園できない)で、人は比較的少ないようでした。
4月から始まるショーの準備状況をちらっと横目で見つつ、バッジだけもらってさっさと帰りました。

海賊船らしい 池で何か、作業中




鳥類研究グループ総会
3月19日(日)


午前中は例によって奈良へ。風が強くて寒かった。
午後から博物館で鳥類研究グループの総会でした。
会員発表が少ないというのでコンピューターまで持参しましたが、どれをもてもらうのか迷いつつ画像の羅列に終わってしまい、わかってもらえたのかどうか。やっぱりもうちょっと準備しとかないとあきませんね。
招待講演は鳥の分類。これだけ鳥を見る人がいるのに、まだ分類でゴタゴタしている種があるんですね。それなりにおもしろい話でした。
で、宴会の目玉はキジ。れっきとした狩猟個体です。ナベにしました。けっこうおいしかった。

ちなみに、ニホンキジは首に白い輪っかはありません。あるのはコウライキジ。絵本なんかで、輪っかのある記事が出てくる桃太郎があります。あれはインチキですな、たぶん。



自然史フェスティバル
3月11−12日(土ー日)


自然保護団体やサークルなどを一堂に集めて、どんちゃん騒ぎをしようというもの、らしいです。
前回は、大阪のコウモリを調べる会で出展しましたが、手が回らないので今回はパス。私が関係するのは、今回は博物館友の会となにわホネホネ団。

友の会向けお宝 シカとアナグマの骨 ホネホネ団用お宝 マムシ

ホネホネ団の一押し 友の会の一押し パタパタ絵本


石友会、だったかな。

改装された玄関ホール おそらく、日本最大の骨格標本


招待講演の、絵本作家、松岡達英さんの展示


東洋蝙蝠研究所の展示

どれを見ても同じに見えます。
光に焼けて色が抜けてしまっています。

オオコウモリとアブラコウモリの比較です。




コウモリ1000頭
3月5日(日)


コウモリ1500頭の穴へ行ってきました。結果から言うとキクガシラは1000頭しか見つからず。500頭減はさびしい、というような贅沢なもんく。
テングやモモジロも予定通りいたけど数は少なめ。
でもまあ、久しぶりに俗世間を離れてコウモリ三昧できました。

ユビナガにコキクが混じる、珍しいパターン。 コウモリのウンコの富士山。


穴の移動時、初めての道を通るとまたまた別の穴を発見。
が、両方縦穴。石を落とすとかなり深そうです。久しぶりにザイルでも使おうか。


で、期待の本坑です。種名は各自、宿題です。
テング、コキク、モモジロ、キクと一度に観察できる、すばらしい穴。






奈良町資料館
3月4日(土)


奈良へ行ったついでに奈良町資料館なるところへ行ってきました。

>ならまちに古くから伝わる様々な生活民具や古書、仏像、漆器等を展示し、
>「身代わり猿」を売っています。入館は木戸から入り、向かって直ぐ右側に
>等身大「とげぬき観音」が立っておられます。手足の痛む方や、肩などがこる方が、
>観音さんの同じ所に触れるとご利益が有るそうです。但し、お手触れ料100円。

どうも、私設の資料館らしい。天然色の大皿が並んでいたけど、価値はわからんなあ。
息子が一緒だったけど、戦時中から戦後すぐの金貨や紙幣を熱心に見ていた。あんまり、ならまちと関係ないように思うが。