院長の週末   

 
2006年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2007年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2008年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2009年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2010年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12




ヒヨドリの巣立ち     6月30日
カメラ回収        6月24日
ヒナコウモリ再び    6月18日
探査船「ちきゅう」    6月18日
無人カメラ リベンジ  6月17日 
センサーカメラ不作動 6月11日 
橿原市昆虫館   6月4日
USJ         5月28日
コウモリ       5月21日
ヒメアマツバメ!  5月21日
ツバメ調査     5月20日
無人カメラ     5月18日
キクガシラコウモリと再会   5月12日 
サクランボ     5月8日
寺川ハイキング  5月3日




ヒヨドリの巣立ち
6月30日


6月1日に病院のすぐ前の街路樹でヒヨドリの営巣を発見して以来、ブログでその様子を紹介してきました。最後は、「無事巣立ちました」でめでたく終わるはずが、いろんな事があって簡単ではなくなってしまいました。ブログに書くには長くなりそうだったので、最後の1日(あるいは明日も続くか)だけこちらに引っ越します。
途中経過などはすべて、ブログで読んで頂いていると仮定します。

7時30分過ぎに病院へ行きますと、ヒヨドリがけたたましく鳴いています。成鳥があっち行ったり、こっちへ来たり、飛び回っており、ふと上を見上げると電線にヒナが止まっていました。
ああ、巣立ったんだなあ、最後は1羽になったけど元気で何より、で終わるはずでした。


8時30分に親が鳴くので何だろう?と思って前の木を見ると、巣立ったはずのヒナが枝の端っこに止まっています。親もやってきて給餌しています。ふーん、いったん巣立ったけどまた戻ることもあるんだ、と思いながら木を気にしつつ仕事をしていました。


何時頃だったか忘れました。親が飛んだのに付いていって、ヒナが飛び出しました。道路を渡った向かえ側の歩道に着地しました。もちろん親は近くの木に止まっています。もう一度呼ぶんだと思っていましたら、しばらくして親はとんでもない方向の遠くの方に黙って飛んでいってしまいました。しばらくながめていましたがヒナは全く動く気配もなく、ここは自転車も人も多く通る所なので回収することにしました。

巣立ちヒナはひらうなというけど、やっぱりこういう状況で親が見あたらなければ保護してしまうのは仕方ないことだと思いました。
私が近寄ってもヒナは知らん顔。鳴きもしませんでした。


で、写真だけ撮らせてもらって巣のあった木に乗せました。一度目は、枝にとまらせようとするとそのまま落下してしまいました。昨日はこんな感じで、車道に飛び出した子が車にひかれてしまいました。2回目は慎重に巣の中にほり込んでみました。これはうまくいったみたいで、巣の縁に経っているのが確認できました。
親が、ヒナが向かえに飛んでいったのを覚えているなら、巣にもどしたのかは失敗か、と思っていましたら2羽の親が相次いで木に戻ってきたのでほっと一息つきました。

もう一度巣立ちに挑戦するのかと、注意しながら(仕事をしつつ)ながめていましたが何も起こりません。ヒナの姿は見えなくなりましたが、声は木の上の方からする感じです。

夕方になり、今日の巣立ちはないんだと思っていたら野鳥の救護と言うことでヒヨドリが来ました。見るとこちらのヒヨドリヒナとほとんど同じサイズです。明らかに誤認保護ですが、マンションの立体駐車場の下に落ち込んでいたというので、保護は仕方ないでしょう。また、元に戻すと言っても兄弟が2,3羽いて、親はその子らを連れてどこかへ行ってしまったと言います。今から元の場所にもどしても親が帰ってきてくれるかどうか。再保護すると病院はもう閉まっている時間で対応できないので、引き取ることにしました。

夕方になると活発に2羽の成鳥が木の周りを飛んでいます。明らかにヒナを誘っている感じですが、ヒナは声だけで姿は見えません。
ひょっとすると昨日の死んだ子の身代わりで育てるのではないか、と思い、7時前に保護されてきた子を巣に入れてみました。しばらくするとヒナは、朝に本家のヒナがいた枝に移動しました。両親は相変わらず木の周りを飛んでいます。で、次いで木の内部に飛び込み、新入りのヒナの面倒を見出しました。おそらくヨソの子、との認識は無いんでしょう。ほっと一息ついて、親がヒナたちをどこかへ連れて行くものと思っていたら、そのまま何にも起こりません。7時過ぎになると親2羽はどこかへ消えてしまい、帰ってきません。7時30分過ぎまで観察していましたが、何の変化もないので新入りのヒナは回収することにしました。本家のヒナは姿も確認できませんので、もちろん放置しておきました。

たぶん会話してるんだと思うんですが。 最後の別れになりました。



次の日、7月1日、朝から鳥の声もしないし、早朝に巣立って親子共々どこかへ行ったと信じていました。
使用済みの巣を回収してふと道路を見ると、ヒナがうずくまっています。飛べないし木にも止まれません。夜の間に落ちたらしいです。
結局は病院に収容することになりました。

この1ヶ月、毎日楽しませてもらったヒヨドリの結末がこんな形になるとは想像しませんでした。
生き抜くというのは大変なことと実感させられました。



カメラ回収
6月24日(土)


先週に仕掛けた赤外線カメラをチェックしに行きました。前回、一ヶ月ほったらかしで、結果的にがっかりした反省に立ち、とりあえず見て調子がよければ電池だけ交換、ダメなら回収のつもりでした。

今回は見事にフラッシュのお出迎えがありました。熊ならこんな感じで写るんでしょうか?
ごらんの通り穴の内部は水浸しでした。


先週、無人カメラに見送ってもらった時の画像

で、期待を胸に画像をチェックしましたが、それらしい動物は写っていません。シャッターは10数回、夜間から早朝にかけて降りていたみたいなので動物に反応していたんだと思うのですが

水量が多くて、全く中へ入れませんでした。とりあえずカメラもいったん引き上げることにしました。

帰ってから画像を詳しく見てみると、蛾が写った写真が2枚ありました。こんなのにも反応するんでしょうか?しかもかなり向こうですのに。

ということで、蛾を撮影したのならその感度に驚きますね。動物の撮影は今回もおあずけ。またまた仕切り直しです。



ヒナコウモリ再再発見
6月18日(日)


4年前にヒナコウモリが住み着いたお宅の、駐車場をはさんだ向かえの家です。瓦の下から出入りしているようです。
数日前は20頭ほどだったのが、なんと今日は約100頭!
キチキチ鳴きながら一気に出ていきます。それはそれは壮観です。前回の仲間で調査を始めていますが、7月末までとなると長いなあ。
今回は構造上、捕獲できそうにありません。前回バンドした子が帰ってきてるのだと思うのですが。




地球深部探査船「ちきゅう」
6月18日(日)


こういう巨大な科学技術にはあこがれます。
こういうのには税金をつぎ込んでもらっても、個人的には文句は言いません。
別ページを作りました。画像の羅列だけですが、暇つぶしにどうぞ




無人カメラ 再設置
6月17日(土)


期待はずれに終わったセンサーカメラを、別の穴に設置しに行きました。
今日は昼から雨。さらに、ここは前回完全水没していた所。傘を差しつつ沢にはいると、前回ほど沢の水は多くなく、ちょっと安心しながら穴の入り口へ。そこそこ水は残っていましたがまあ、設置できないこともありません。防水カメラといいながらこのカメラ、湿度にかなり弱いみたいなので入り口のすぐ横に設置してみました。といっても、目の前に沢があり、滝のように水が流れているので大丈夫なんだかどうだか。

一応、キクガシラ。見えます? ここから先はとても無理。

経験からすると、ハクビシンだと思うけど。 洞穴性昆虫(?)、プライヤキリバ。

向こうに入り口が見えます。 こんな感じでどうです?

カメラ設置後、前をウロウロしていたらちゃんと作動していました。前回もそれで安心したんですけど。



センサーカメラ不作動
6月11日(日)


5月に洞穴内に無人カメラをセットしてきました。ものすごーく期待して回収に行ったのですが・・・・・・・・。

電池の持ちや撮影枚数から考えるとまだまだ撮影できるはず。私に反応してフラッシュの出迎えがあると思ったのに何も言いません。入ってみると三脚からカメラまで結露!水滴だらけ。
あわてて持ち出して点検すると、カメラのスイッチは入りますがカメラ内部まで曇っています。生活防水、って書いてるけど、洞穴生活はダメなんでしょうか。センサーは全く反応無し。これも、本来野外で野生動物を撮る目的なんだから、雨でも(湿度が高くても)反応すべきではないんでしょうかねえ。データを見ると数日間に10枚は撮影していました。残念ながら生き物の姿はなし。やっぱりタイムラグがありすぎてシャッターが降りる頃は生き物はどこかへ移動?

うーん、期待が大きかっただけに落胆も大きい。

設置時のテスト撮影。 こんな画像が9枚だけ。

で、肝心のコウモリは、いつもの場所にさっぱりいません。来月は出産予定です。出産前にいったんどこかへ移動?6月というのは出産前の微妙な時期なので、今まではディスターブを避けるため調査はほとんどしていませんでした。あまりにもいないので心配になり、結局は確認のため奥まで行きました。
いつもは入らないような、一番奥にかたまっていました。ここは外部につながる穴があるところ。温度が高いのでこちらへ移動してるのかな。




橿原市昆虫館
6月4日(日)


ホネホネ団の出張解剖があるというので参加してきました。持参品はなんとムササビ!タイミング良く、息子が旅行先の山中でひらって来ました。
ムササビを手にするなんてもちろん初めて。手触りがものすごく良い。


で、昆虫館も見てきました。ありきたりのオオゴマダラの写真はいりませんよね。
一番感激したのはハチドリ。どこの昆虫園でも放鳥しているみたいですが、今まで現物を見た記憶はありません。草木がいっぱいなので見つけにくいんでしょう。ここも、数種合わせて20羽頭以上いるらしいですが、やっと2羽見つけただけです。
ホバリングして密を飲むのがかわいい。




USJ
5月28日(日)


何ヶ月ぶりでしょう?もう、忘れるくらい久しぶりです。
ピーターパンのショーを見に行きました。感想?うーーーーーん、微妙。

別にすることがないので正面で座って待っていました。座ったのは2時間前ぐらいで、そこそこ前の方でしたがショーが始まっても上の方は見えるけど、下で踊っているのとか走り回っているのは、人の隙間から時々見えるだけ。ミュージカル風でストーリーがあるらしいけど、ピーターパンそのものをよく知らないし、登場人物の基礎知識もない。誰がどうした、って歌うけど理解できない。なんやらよくわからなかった。
これを楽しもうと思ったら、フェンス向こうの有料席に行かないと絶対ダメみたいです。あるいは数時間前からフェンスに張り付くか。
有料席と言っても単独で入場券を売っているのではなく、レストランや物品販売と抱き合わせ。せこいなあ。(500円!)
もっと唖然とするのは、この料金が夏休みは700円に値上げするとか。何考えてるねん。
こんなしょうもないことするから、大阪はじぇにでんねん、っていわれるんですわ。さらに、夏休みまでは平日はこのショー、無いんですねえ。これまたアホらしい話ですわ。

ちなみにこのショーは正面のごく一部しか楽しめません。有料席でもはじっこの方ならよく見えないらしい。さすがに、最後のピーターパンが空中を飛び回るところはどこでも見えるでしょうけど、ほんの数分です。そのために何時間も待つのはあほらしいなあ。

前のショーは3カ所でやっていたし、それなりにどこでも楽しめました。懐古趣味ではないけど、昔の方がずっと楽しかった。




久しぶりのコウモリ
5月21日(日)


あちこちで予告しているとおり、無人カメラを洞穴に仕掛けに行きました。とりあえずハクビシンのいる穴へ、行ったのはいいけど、沢の水がはじめて見るぐらい増水しています。台風や梅雨のあとも行ったことがあるように思うけど、こんな水量は初めてでした。
沢の水量と洞穴内の水は必ずしも一致しないので、かすかな期待を持って入り口まで行ってみましたがダメでした。洞穴からも水が流れ出ています。さすがにこれではカメラもセットできません。
仕方なく、別の穴に行くことにしました。


次の穴はキクガシラコウモリの繁殖地。ここではアライグマを確認しています。
どこに仕掛けようか迷いつつ、まあいいやで適当にセット。構図も適当で確認せず。三脚の足元に、生物調査してまんねん、持って行かないでねえ、の看板を置いておしまい。アライグマも読んでくれると良いけど。どの範囲で作動するのか、どの範囲が写るのかぐらいは確認するべきだったかな。


コウモリは予定通り(だが、数は減ってきている。春で分散してるのか?)キクガシラとコキクガシラを確認しました。コキクは飛んで捕獲できず、でした。


おまけの写真
野間の大ケヤキです。アオバズクが来ているはずだけど確認できませんでした。




ヒメアマツバメ
5月21日(日)


柏原市のツバメの続きです。夕方にもう一度見に行ってきました。なんと、やっぱりヒメアマツバメ!
低空や上空を11羽が飛び回っています。昨日、これぐらい飛んでくれたら悩むこともなかったのになあ。
さらに、第1発見者のFさんもおられ、スコープを借りてのぞくと羽が付いてる雰囲気のある巣も見つかりました。
大阪でのヒメアマツバメの繁殖は極めて珍しい。鳥屋さんは情報が早いのでここも有名になるのか、あるいは鳥自身は珍しくはないので、誰も興味がないか。巣の写真なんてあんまり誰も撮らないし、繁殖してても子供は見えないし。


22日に通りかかったのでデジスコに再挑戦しました。
肉眼ではもちろんはっきりと入り口の羽毛が見えました。




ツバメ調査
5月20日(土)


大阪府柏原市でヒメアマツバメが繁殖しているという情報が流れました。その場所、毎週奈良に行く時に通っている場所です。ツバメなんて気にしてませんでした。本当なら大阪で2番目?3番目?の発見らしいです。
再調査、と言う訳ではないけど、一応私もチェックしたくて寄ってみました。
場所は道路際の大きな工場。大昔からある会社です。その本館(?)の建物、ひさしの下。

左:わかりますよね。右上に二つ、真ん中に一つ。みんなスズメが出入りしていました。


古い巣のような感じがするけどなあ。


屋上の出っ張り。内部はコンクリートで升目になっているので、たしかにコシアカツバメが好きそうな構造です。

私の調査ではコシアカツバメもヒメアマツバメもいません。(もっとも、報告では見つけたのは早朝で、昼はいなかった、との事でした。)
通りかかった従業員の人に聞くけど、興味がないらしく、今もツバメがいるかどうかは知らないという返事。建物の反対側にも巣があるというので、守衛のおっさんに入って良いかどうか聞くと、ものすごーーーーーーーーくイヤな顔をしてあかん、の一言。あんたの判断ではなく、社長を呼べ、大発見なら新聞にも載って会社も有名になる、そのチャンスをみすみす逃す事になりまっせ、って言おうと思ったけど、それすらさせないような迷惑そうな顔。あんなのを表に置いてるようじゃ会社の将来も見えてる?(ちなみに、臨海でたまたま関電の横を取りかかった時サギの巣を見つけ、守衛のおっちゃんにいつからあるのか聞くと、担当者を呼んでくれてその方がわざわざ敷地内を案内してくれた。みなさま、電気は関電を使いましょう。)

で、結局ヒメアマツバメは確認できず。


夜、7時頃に再び通ると、はるか上空をツバメが飛んでいます。あわてて車を置いて見に行くけど、遠すぎるのと早すぎるのではっきりわからない。確かに普通のツバメとは違う感じ。かといってヒメアマツバメみたいに細長くない。イワツバメっぽいけど、たぶんこんなとこにおらんやろうし、腰の白いのがない。これなに?って思っているうちにどこかへ行ってしまいました。うーん、消化不良。さらに、飛んでる姿で同定できないとは情けない。




無人カメラ
5月18日


洞穴の哺乳類を撮影しようと無人カメラを購入しました。資金は関西自然保護機構から援助を頂きました。
撮影枚数が多く、画質が良いかと思ってデジカメタイプにしたのですが、スイッチが入ってから撮影までのタイムラグがかなり長く、説明書では3秒とか書いていますが3秒もあればカメラから消えてますよねえ。じっとしているように誘因エサをお考え下さい、って書いてました。まあ、デジカメならひととおり調査が終わっても普通のカメラとして使えるかというスケベ根性もあったわけです。
で、本番前に病院内でテスト。いつも階段に猫のごはんを置いてあるのでそれに向けてカメラをセットし、一晩自由にさせました。

マボ(左)は素速く歩いているからか、遠くに写っていたり、おそらく階段だけ写っているのもマボに反応してのことでしょう。カオちゃん(白黒)はのんびりと夜食を食べています。おかげでカオちゃんばっかりずっと写っていました。もちろん撮影時間もわかり、深夜はお休みになっていることもわかりました。

ということで、この週末、時間があれば洞穴にセットに行ってきます。
なんだかわくわく。



キクガシラコウモリ
5月12日


ネットで知り合った方がコウモリの超音波を大学で研究されており、アブラコウモリを飼っておられました。飼育方法や飼育設備を教えてもらったり、見学させてもらったりしているうちに、洞穴性コウモリも見たいというのでバンディングを手伝ってもらいつつ、何度かフィールドをご一緒しました。その後、キクガシラコウモリの音声も研究したいという事で捕獲、飼育許可を取り、某所から何頭かのキクガシラコウモリを連れて帰りました。
みごとにほとんどの子が餌付いて元気にしているというので、今度はその設備を見せてもらいに行きました。

大きな小屋です。2−3畳ぐらい?逃げられないように2重扉になっています。温度と湿度が一定に保てるようになっているそうです。すごく立派な部屋。(アブラコウモリは大きな犬小屋を改造したものでしたが、えらく待遇が違うというか、まあ、キクガシラは大きいしぶら下がる必要があるのでこれだけ必要なんでしょう。)
もちろんふだんは真っ暗にしているそうです。でもすぐに感づくのか、みんな起きて耳をピクピクさせて部屋を飛び回っていました。この飼育技術があれば動物園でも洞穴性コウモリの展示は可能じゃないかなあ。動物園はどこもオオコウモリばっかり展示していて、国産のコウモリ展示はほとんどありません。
アブラコウモリやヒナコウモリはぶら下がるのではなくすき間に入り込むので、逆にこういう施設では飼育は難しそうです。基本的にバラバラにぶら下がっているそうです。でも、何度かはみんなくっついて寝ている姿も見ているとか。廃坑でも一人でぶら下がる子や密集した群塊で寝る子などいろいろ。何がそうさせるのか、バンドで個体識別できているので、生態屋でもこの設備で研究が出来そうです。


なんとかというミルワーム。ジャンボでもないし、普通のちっちゃなのでもない、中ぐらいのミルワーム。キクガシラは大きいので食費がものすごいらしいです。ミルワームの飼育にもいろいろノウハウがあるらしい。


で、肝心の研究施設。週に何回か、この部屋に連れてきて自由に飛ばせて超音波を記録しているということです。説明を聞いたけどさっっっっっぱりわからん。なんやらわからん機械や設備がいっぱいあったけど、物理は一番苦手な学科でした。10分ほど説明を聞いてわかるはずもなく、何を質問して良いかもわかりませんでした。
飛んでもらわないと研究にならないので、部屋の中にも飛んでもらうような工夫がいろいろあるようです。部屋自体もいらない音声が入らぬように工夫されています。
おそらくコウモリを飼育して研究している大学はここだけだろう、とのことでした。私の知識(というか、情報)が研究のお役に立てて非常にうれしいことでした。

下左がその部屋。
下右はコウモリに○○して、○○し、○○するための仕組み。企業秘密部分もあるらしいので、許可をもらっていないのであまり公開しない方がよいかと・・・・・。

私の大学は国家試験合格が卒論代わりという考え方で、いわゆる卒業論文はありませんでした。(今はもちろん必要です。)そのため研究や論文というのと接することなしに大学を卒業しています。そのため今頃になって、コウモリのデータをまとめて発表するのに四苦八苦しています。大学の研究室や実験室を見せてもらうというのは、「研究生活」をしらないだけに、なんかあこがれるところがありますねえ。



サクランボ
5月8日


こちらの更新が少なく、さびしいのでサクランボでもどうぞ。
庭のサクランボが一斉に赤くなりました。「実るほど、頭を垂れるサクランボ」、のつもりで写真を撮ったけどわかります?重みで枝が下がってます。
数はいっぱい出来るのですが非常に小粒。ほのかに甘いが、すごく甘い、とまではいきません。


鳥と取り合いをしてます。




寺川ハイキング
5月3日(憲法記念日)


博物館の行事で大和川の支流、寺川というのを歩く行事がありました。申し込み制(抽選)の行事で詳細は事前にはわかりませんでした。
休日でも朝に仕事をすることが多く、当選しても行けなくなると申し訳ないので申し込みを躊躇することが多い。(まあ、現実的には定員を超えることはめったにないし、ある程度の欠席は見越して人数を決めてるらしいけど。)突然参加というのは、主催者側からすると好ましくないんでしょうけど、まあ評議員特権というか、たまたま同じところへハイキングへ行くと言うこともあろうかと、地図を片手に適当に歩いてみました。

結果から先に言うと本隊には会えず。桜井市から橿原市で、寺川、というとコースも限局されると思ったけどなあ。まあ、天気もよかったし久しぶりに一人でのんびり歩きました。

桜井市付近は良い雰囲気でしたが、少し下流になると3面コンクリートが多くなります。コイは多数いましたが他の魚は見ず。きれいなような、きたないような。
観察会は、ひょっとすると上流側へ歩いたのかな?(でも、案内は橿原市も入っていたけど。)


コチドリ。そこそこいた。 イタチ。小さかったけど、チョウセン?ニホン?