トリケラトプス  
恐竜戦国時代の覇者!

2014年2月20日〜5月25日


博物館の特別展、トリケラトプスです。


恐竜時代の最後・後期白亜紀に北アメリカ大陸の東西分断によって出現したララミディア大陸をクローズアップすることで、そこを舞台に多様化し、繁栄していった植物食恐竜トリケラトプスの仲間の起源と進化の謎に迫ります。
恐竜が繁栄した中生代の最後の3000万年間、北アメリカ大陸は東西に分断されていました。アラスカからメキシコまで南北に長く伸びた西の陸地はララミディア大陸と呼ばれ、恐竜たちの中でも新参者としてアジアから移り住んできたトリケラトプスの仲間の劇的な進化の舞台となりました。トリケラトプスの仲間がララミディア大陸内の各地域で次々に入れ替わるさまは、まるで日本の戦国時代の様相でした。そして、戦国時代の最後に登場したトリケラトプスが大陸の広域に分布して天下統一を果たし、恐竜戦国時代の覇者となりましたが、それから間もない6600万年前に恐竜は絶滅を迎えます。


だそうです。




主担当は、林学芸員。新人です。




非常にマニアックなのか、私に基礎知識がないためか、1,2度見ただけでは、さっぱりわかりません。
ですので、画像を羅列しますが、解説は現地でご自分でお確かめください。


なんだっけ?、入ってすぐにあるので目玉展示の一つのはずです。


背中の突起の話です。体温調節に使っていた可能性があるそうです。


たぶん、ここからが本番、主展示の始まりだと思います。


トリケラトプスとその仲間の大きな特徴は、角とフリルにあります。しかし、その数や形は同じではなく、多種多様です。
本展では、ケラトプス科恐竜の頭骨をずらりと展示。多様化した角とフリルを見比べることができる貴重な機会です。

と、いう事です。


「フリル」の化石と言われても、よくわかりませんね。



丹波の方に同じ時代の地層があって、恐竜化石がいろいろ見つかっているそうです。


小さいけど、よく見ると頭骨、といわれればそう思わせます。


こっちには本物を展示してます。


学名の「カワイイ」に反応しました。可愛い、ではなく、名誉館長の河合雅雄さんへの献名です。せいぜい、4〜50gのネズミくらいの生き物だそうです。


葉っぱの化石も出ているらしいですが、ただの石ころとゴミ、汚れくらいにしか見えません。


このあたりは、博物館の所蔵標本だそうです。


展示の解説にはほとんどなっていませんね。興味がある方はぜひ、会場へ足を運んでご自分でお確かめください。
まあ、トリケラトプス(類)に限れば、これだけそろって展示されるのは世界初、かもしれません。それだけを見ても「元を取れる」内容みたいです。