野鳥カルテ 

2009年   1−6 



2006年 1−3 4−6 7−9 10−12
2007年 1−3 4−6 7−9 10−12
2008年 1−3 4−6 7−9 10−12
2009年   1−6   7−9 10−12
2010年 1−5   6−8     9−12
 





スズメ
イタチ
スズメ
ヒヨドリ
ハシブトガラス
カワウ
キジバト
タヌキ





スズメ
6月29日


続くときは続くようで、またスズメです。小学校の窓への衝突だそうです。
神経症状が出ており、残念ながら死亡しました。




イタチ
6月15日


「取りもちにイタチがかかった」、との電話がありました。とりあえず連れてきてもらうと・・・・・・・。

うーーん、最初は麻酔して、粉をふって、ということを考えていましたが、あまりもの惨劇。試しに、一頭をはずして処理しようとしましたが、とても無理です。このサイズで、二ホンイタチか、チョウセンイタチかを判断するのは困難で、保護場所等から考えてチョウセンイタチの可能性が強く、そうなると外来種。外来種だから救護しない、という論理も成り立ちはしないのですが、まあ、なんというか、やっぱりムリなもんはムリで、これが二ホンカワウソだったらまた対応も違うし、二ホンカワウソが来た場合の練習として救護を試みるというのも方法なんですけど、結局、安楽死が選択されました。

でも、いったい、何を捕まえるつもりだったんでしょう?




スズメ
6月10日


巣立ちヒナのようでしたが、2時間以上様子を見ても、どこへも行かなかったそうです。
とりあえずは、元気そうです。

無事、放鳥しました。



ヒヨドリ
6月9日

なぜか、保護が続いています。
猫が連れて帰ったらしいです。あちこちに外傷、レントゲンでは骨の異常はありませんが、気のうがおかしそう。

翌日死亡し、剖検すると腹腔内の出血でした。これでもしばらく生きているんですねえ。




ハシブトガラス
6月7日


巣から落ちた、とのことで連れてこられました。
行政の担当者から巣に戻すようにいわれ、何度も試みたそうです。うーーん、これじゃ、無理ですね。普通の巣立ちヒナ、とは言えないでしょう。

カラスやスズメで、こういう足の異常はよく見ます。この大きさまでは巣に守られているので生きていけ、みんなが巣立つときに木に止まれず、落っこちるんですね。
栄養的なものがあるのか、外傷的なものか、それこそ、環境ホルモンまで関係しているのか。それなりの機関が調べてくれればいいのですが。




カワウ
5月31日


普通に、畑に落ちていたそうです。
股関節脱臼です。鳥の股関節脱臼なんて、初めて。


トグルピン、だっけ?、股関節の向こう側にピンを挿入し、大腿骨を通したヒモを引っ張って固定しています。(言葉では説明しにくい。)
病院がにおうので、早く帰って欲しいんだけど・・・・・・・。



6月7日

足を動かします。よく食べる。中型のアジをひとのみ。


6月11日

堺市の、某池で放鳥しました。
ここはサギ山で有名だったのですが、カワウが住み着きだしてから中央の森は枯れてしまい、サギも追い出されつつあります。ツバメのねぐらとしても有名だったのですが、それも無くなってしまいました。


池の中で泳いだり、羽づくろいをし、その後、中央の池に上陸していました。
翼の撥水性が失われ、沈み気味。でもまあ、潜って魚を捕る鳥なんで、いいかな。




キジバト
5月


(画像が迷子。)
猫にやられたらしい、巣立ちヒナです。
一応、来たと言う事だけ、記録しておきます。(翌日、死亡しました。)




タヌキ
5月12日


どういう訳か、最近は野生鳥獣の持ち込みが無く、今年初めての、野生鳥獣です。

タヌキです。話を聞く限り、誘拐のような感じですが、日にちがたっているので元にも戻せません。また、元気そうですがミルクの飲みが悪く、育つかどうか、心配です。


三重のKさんから、画像を戴きました。同じように、タヌキを育児中、だそうです。