院長の週末  


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コウモリ 8月25日
コウモリ 8月19日
九度山から高野山 8月18日
オオサンショウウオ 8月6日
コウモリ 8月6日
淀川花火 8月4日
コウモリ 7月30日
博物館特別展 キノコ 7月
セミの幼虫 7月16日
淀川観察会 7月16日
コウモリ 7月15日
浜寺界隈散策 7月14日
コウモリ 7月9日
コウモリ 7月9日
廃坑 7月9日
コウモリ 7月8日
コウモリ 7月2日
コウモリ 7月1日



コウモリ
8月25日


コウモリ調査のはしごをしてきました。

何年も前に来たことがある廃坑です。はるか前にウサギコウモリの記録があったので行ってみましたが、残念ながら、以前生息を確認したしていたところまでたどり着けませんでした。

   


(左)キクガシラは多数いました。
(右)はるか頭上が、ウサギコウモリがいる可能性のある場所です。どうやっていきましょう?

   


鍾乳洞を思わせる壁です。

   


別の坑道にはコキクガシラがいました。

 


とにかく、せまい坑道です。

   


ついで、某導水路へ行きました。
ユビナガとモモジロのコロニーが健在でした。

   

 


さらに某廃隧道へ行きました。
顔が一部白化したノレンコウモリがいました。

   


こちらにはウサギコウモリがいました。

 


盛りだくさんの、楽しい調査になりました。



コウモリ
8月19日


毎週観察していた隧道です。
キクガシラはまだ残っていましたが、数は減っているようです。

   

   


キクガシラのコロニーの中に、モモジロとユビナガが混じっていました。
何百頭といたモモジロ、ユビナガはほとんどみんなどこかへ消えて、残っているのはこの子らだけのようです。

   


ついで、別の生息地を見てきました。

   

   


キクガシラが140頭ほどいました。ピークは200頭くらいいましたので、やっぱり一部は移動しているようです。

 




九度山から高野山
8月18日


高野山へコウモリ調査で通いだしてから、一度くらいは歩いてみよう、と思っていました。コースは、九度山からの町石道です。
以上に暑い日が続いていたのに、今朝起きると少し涼しい感じがしたので今日に行ってみることにしました。

道の駅に車を置き、まず、丹生官省符神社へ。ここがコースのスタートです。
時計を見ると、ちょうど8時でした。

   

 


町石の数字を見ながら歩けば退屈しないかな、と思っていましたが、特に古い町石は数字が読みにくくって、よくわからないものも多くありました。

   


それでも、数字を読みながら、まだまだ先は長いなあ、って思いました。

 

   


二ツ鳥居、というんだそうです。

   

   


高野山が近くなると、古い町石が残っているような印象です。

 

   


12時15分に大門到着です。
スタートから20kmなんだそうです。しんどかった。

 


せっかくここまで来たので、ついでに、コウモリを調査しました。

 


調査は導水路です。

   


コキクガシラコウモリがいました。

   


こちらには、モモジロコウモリの大きなコロニーがありました。
よく見ると、ユビナガコウモリも混じっています。

   


その後、極楽橋駅まで歩きました。
途中に、警察署?、交番?、がありました。
(右)ひさしの下に、警察のマークが入っていました。

   


結局、30数km歩いたようです。
極楽橋で、ケーブルカーが出発しているところに出会いました。このケーブルカー、今年に引退するそうです。
まだまだきれいに見えますけど。

   

   

   


極楽橋駅から普通電車で九度山へ戻りました。

   


九度山のマンホールは、当然、柿ですね。

 




オオサンショウウオ
8月6日


オオサンショウウオの観察会に参加してきました。
以前は毎月、大阪近郊の河川を調査していましたが、事情で活動が中止され、もう10年近く、調査から遠ざかっていました。

(左)コンクリートの桝を河川の隅っこに設置しています。オオサンショウウオの遡上用の工作だそうです。
(右)その桝の中で。オオサンショウウオが瀕死の状態で見つかりました。尾がどこだかに挟まれて動けなくなっていたみたいです。で、太陽の熱で背中が「やけど」のようになってしまいました。

   


冷やして呼吸させて蘇生を試みています。

 


別の堰の桝です。中に中くらいの個体が入っていました。

   


堰の下に設置されたブロックの下に、7-80cmサイズの個体が入り込んでいます。

   


調査のためいったん捕獲して各種測定をしてから放しました。

   


久しぶりの調査は楽しかったです。
この河川では、1000頭以上の個体に個体識別用のマイクロチップが入っているんだとか。

オオサンショウウオは各地でチュウゴクオオサンショウウオとの交雑個体が見つかっています。幸い、この河川ではまだ見つかっていないそうです。




コウモリ
8月6日


隧道のコウモリです。ここはキクガシラとモモジロコウモリが出産します。
さらに、今の時期はユビナガコウモリが多数利用しています。

   


モモジロとユビナガが混凄しています。
(右)黒っぽいのがユビナガ、やや淡いのがモモジロ。

   


今年生まれのモモジロコウモリです。

   

   




淀川花火
8月4日


淀川花火へ行きました。
中途半端な時間に行って見にくいのを我慢するより、いい席でゆっくり見たい、と思って最近は仕事がなければ12時に並んでいます。昔は12時でも並ぶことはなく、2時くらいでも十分良い席があったのですが、年々列は長くなるようです。聞くところによると、先頭は徹夜だとか。
また、場所取りの一人の「面積」も年々広くなっているみたいで、結果的に集まった人数を見ると、なんでそんなに大きなシート?、と思うところが多くありました。

私は、今年は5人分でした。何とか隙間を見つけて堤防上の、足を下せる場所を確保しました。

   

12時過ぎの風景です。堤防下、最前列はもうありません。

   

14時の風景です。堤防上の半分くらいまで埋まっています。

 

16時です。堤防上では、よほど神経が図太くなければ座れません。

花火の開始は19時40分。7時間40分の待機ですが、観客の観察なんかをしているとあまり退屈しません。
花火自体はあちこちのSNSや、YOUTUBEに出ていると思うので省略します。毎年新しい花火が出て、たいへん楽しい一時間です。



コウモリ
7月30日


毎週見ている隧道です。
先週はユビナガコウモリが減っていたのに、今日は先々週の様にいっぱいいました。不思議です。

   


キクガシラも残っています。

   

   


モモジロコウモリがレンガの隙間に入ろうとしています。

 




博物館の特別展 キノコ
7月-10月


博物館の特別展が始まりました。
今回は、キノコ。
こちら

   




セミ
7月16日


とある必要性から、セミの幼虫を集める事になりました。
何人かが大阪城公園に夕方集まり、幼虫を探しました。

気の早い子は明るいうちに羽化していました。

   

 


とある柳の木から樹液が出ており、ハナムグリ(?)が集まっていました。
試しに樹液をなめてみると、すごく甘くておいしかった。

   




淀川観察会
7月16日


淀川の十三干潟で観察会があり、世話人で参加してきました。

   


刺し網を試みましたが、何もかかりませんでした。

   


まとめの解説です。
貝がいくつか、魚も何種か取れていました。もちろん、カニも何種類か取れています。

   


(左)淀川のヤマトシジミは、商業的に採取されています。

   


帰りに、ヤマトオサガニの生息地を観察しました。泥干潟が好きらしく、淀川でもここだけで生息しているそうです。

 

   




コウモリ
7月15日


毎週調査している廃隧道です。
夜間調査から昼の調査に切り替えました。
ユビナガコウモリの巨大なコロニーがありました。夜はみんな出て行ってたのでしょう。
(右)クモバエ(外部寄生昆虫)がいっぱいいます。

   


(左)左上の子はモモジロコウモリです。
(右)こっちは、キクガシラの親と子。

   


(右)ユビナガコウモリの子供です。

   

   


こちらは別の廃隧道。
キクガシラが200頭。

   




浜寺界隈散策
7月14日


高石市図書館で、知り合いのイラストレーターの展示があるというので見に行ってきました。
自転車で、浜寺界隈の散歩を兼ねて。

まず、浜寺公園駅。
南海電車の高架化のため、何mか移動させたそうです。まあ、有名ですので、各自ググってみてください。

   

   


で、高石図書館です。
初めて来ましたが、商業施設の4階にあってびっくりしました。

   


実物標本と細密画を並べて展示しています。

   

   

 


帰る途中、高師浜に寄り道。
ここにも古い駅舎があります。

   

   

 


駅前にあった案内板。
浜寺にあった、日露戦争時代の俘虜収容所の事が書かれていました。

 


羽衣の青少年センター(みたいなもの、宿泊施設です)に、それに関連した銅像が置かれていました。
(右)この左側には、プーチンさんの書かれた文がそのまま彫られていました。

   


こちらには、小泉純一郎の署名。

   


浜寺公園内を走っていた、小電車の名残です。

   


浜寺公園の南の方には、こんな消火栓がいくつも残っています。
別荘が建っていたところに、戦後にアメリカ軍が進駐してきました。かすかな記憶では、この辺りに木造の小さな家がいくつもありました。アメリカ軍が去ってからは、今度はそれを子供らの宿泊施設にしていた記憶があります。それを廃止して、羽衣に青少年センターを作ったんじゃないかと思います。

   


諏訪ノ森にも古い駅舎があるのですが、それはまた次の機会に。



コウモリ
7月9日


毎週観察している隧道です。
(左)白い子は、ユビナガコウモリの赤ん坊です。
(右)モモジロコウモリの、飛べないサイズの赤ん坊も少し残っていました。

   


いつもはモモジロコウモリが多数、キクガシラコウモリの新生児コロニーに入り込んでいるのですが、今回は皆無でした。
今年生まれのモモジロコウモリもほとんどが飛ぶようになって、夜は外出するようになったのでしょう。
キクガシラコウモリの子供も、飛ぶ子が増えています。

   

   


飛べない子が落ちていました。
壁にくっつけておきました。いずれ、親が回収してくれるらしいです。

   




コウモリ
7月9日


ハイキングの下見をしてきました。
隧道入り口に、スズメバチの巣が作られていました。すぐ近くにも、何年か前の巣の痕跡がありました。人が多く歩く頭上なので、駆除されるかもしれません。

   


この隧道ではコウモリがよく見つかります。子供を抱いた子がちらほらいました。
過去にテングコウモリの出産と思われる写真が撮られたことがあり、それに期待していたのですが、残念ながら今回は見つかりませんでした。

   


トノサマガエルに、シマヘビ、かな。

   


写真じゃ見にくいですが、親子かなあと思われる足跡です。アライグマかとも思いましたが、指の数が足りないし、長さも違うような気がします。となると、誰なんでしょう?

   


フェンスが山側に倒れています。どうも、河川の増水で水があふれていたみたいです。
普段は、水面ははるか下なんですが、今日はまだまだ水量が多くて濁っていました。

   




廃坑
7月9日

水没のため入れない廃坑です。以前は胴長持参で調査したこともありました。

   




コウモリ
7月8日


兵庫県西部の隧道です。
キクガシラコウモリ、モモジロコウモリが出産しています。

   


モモジロコウモリ、ユビナガコウモリが、キクガシラコウモリの赤ん坊と一緒です。

   


(左)親が子供を迎えに来ています。

   




コウモリ
7月2日


毎週見ている隧道です。
モモジロコウモリは大きくなって、飛ぶ子が多くなりました。キクガシラコウモリの子供が増えています。

   

   




コウモリ
7月1日


戦争遺跡のコウモリを見てきました。
ここは、高射砲があったらしいです。下の爆薬保管庫と思われるところで、キクガシラコウモリが出産しています。
ほとんど消えかけた尾根道を歩きます。
夕方から登り、7時から親の出巣を観察した後に、8時ころに残された子供を観察します。

左右に部屋があり、コウモリがいるのは左側です。入ってすぐに壁があり、直接出入りしずらいのでコウモリが住みやすいらしいです。爆薬保管庫はこういう構造が多く、他の遺構でもコウモリがよく見つかっています。

   


日が暮れて見にくいですが、井戸があったり、桝があります。

   


(左)おそらく、トイレです。
(右)外周への階段です。

 


数十頭の新生児がいました。
すでに飛べるようになっている子も多くいました。

   

   


下にアオダイショウがいました。
コウモリの洞穴で時々見ます。コウモリを狙っているのでしょう、おそらく。

   


ついで、別の遺構も見てきました。こちらは先週見てきたところです。

   


こちらも飛ぶ子が多かったです。