院長の週末  


2016年   1−2  3−4  5−6  7−8  9−10  11−12


京都御所と仙洞御所 12月24日
高野山 ゲンジの森 12月23日
奈良大文字 火床 12月21日
須磨水族館から明石大橋 12月19日
コウモリ 12月17日

京都大学阿武山観測所 12月17日
大阪府庁 12月14日
コウモリ 12月12日
関西甲虫研究史 11月ー2017年1月31日
金剛山と、廃トンネル 11月30日
コウモリ・コウモリ・コウモリ 11月23日
神農さん 11月22日
大阪自然史フェスティバル 11月20日
鯖街道 熊川宿からウナギ・淡水へ 11月19日
三木博士 メタセコイヤ 11月16日
コウモリ 11月14日
月例ハイク クズの工作 11月13日 
益富地学会館 11月12日
タヌキの死亡 11月8日
廃トンネル探索  11月3日





京都御所と仙洞御所
12月24日


京都御所と仙洞御所を見学してきました。
こちら

   




高野山 ゲンジの森
12月23日


高野山森林公園を拠点に、クワガタが棲める森を残そうと活動している団体があります。知り合いがその活動にかかわっていて、いつだったか、私もその会員の端くれに入れてもらったのですが、活動そのものには都合が合わなくって参加できずにいます。
今日は恒例の忘年会があり、祭日で仕事がありませんでしたのでおじゃましました。
午前中から会員さんが腕を振るっていろいろな食事を作って下さいました。ソバ、シシ肉、かす汁、等々、昼過ぎまでひたすら食べていました。
会員の皆様、企画して下さった方々、どうもありがとうございました。

会員さんが目の前で作って下さった、正月のしめ縄です。手際の良さに脱帽です。

   


忘年会後、近くのトンネルへ寄ってみました。


キクガシラが約400頭。

   


ここには珍しく、コキクガシラが一つだけぶら下がっていました。

   


期待していたウサギコウモリには会えませんでした。



奈良大文字 火床
12月21日


1月の月例ハイクは奈良、大文字の火床が予定されています。今日はその下見でしたので行ってみました。担当はここが地元の田代副会長です。田代さんの観察会はすごく人気がある行事です。ありとあらゆることを説明して下さいます。
あまり観光客が行かないような路地のような所を経由して歩きました。

まず、元興寺の塔跡、と言う所。寺があった時代は興福寺より立派だったかも、という事でした。

   


元興寺というのは、今も別の場所にあるそうです。当時の寺との関係はよくわかりませんでした。

 


頭塔、と言うんだそうです。昔は土で覆われていたのでわからなかったんだとか。
国の史跡で一般公開はされているけど、隣のホテルに見学を申し出るという、なんだか不思議な公開の仕方です。(ホテルの敷地を通らないと近づけないし、遠目に見るだけはお断り、って、ホテルの入り口に大きく書かれています。)

   


で、あちこち寄り道しながら、火床にやっと登りました。

   


奈良盆地全体が見渡せます。写真じゃわかりにくいけど、すごくいい景色でした。

   

 


(左)頂上付近で見つけた樹洞です。あまり深さは無く、何もいませんでした。
(右)別の場所で穴を見つけました。3,4mで終わっています。さあ、何のための穴なんでしょう?

   


タヌキの貯め糞がありました。
冬真っ最中ですが、センチコガネがいました。

   


火床から春日大社へ降りてきて、そこでもいろいろ教えていただきました。

   


シカせんべいを買わないでも、アラカシの葉っぱをあげると喜んで食べます。

   


一部急坂はありますが、ふだん歩かない奈良市を堪能してきました。非常に楽しい半日でした。



須磨水族館
12月19日


須磨水族館から明石大橋へ行ってきました。
こちら

   




コウモリ
12月17日


観測所の見学の後、コウモリを見てきました。
コキクガシラが400頭以上寝ていました。

   

   


こちらではキクガシラが数十頭。

   

   


穴は埋まりかけです。

   

 




京都大学阿武山観測所
12月17日


高槻市にある、京都大学阿武山観測所を見学してきました。
昭和初期に建てられた観測所で、一時はここを拠点に研究をしていたみたいですが、現在は研究施設としてはほぼ無人(2,3名は勤務しているらしいが)で、施設自体が近代化遺産として指定されたこともあり、ボランティアの協力を得て定期的に学習会や見学会をしているみたいです。

   

   

   


建物は二棟ありますが、片一方はほとんど建設当時のまま残されており、非常に良い雰囲気でした。「プリンセストヨトミ」(だったっけ?)の映画にも使われたそうです。だれだったか、女優さんが座ったというイスまで「保存」されていました。

   


なぜか、岩石標本が多数展示されていました。これはこれで(非常に古いもので)価値があるみたいです。

   


解説は次に書かれています。
「ゴミ」として埋もれていたそうです。

   

 


最初に講演を聞きます。スライドと簡単な実験で説明してくれます。

   


講演を聞いた後、建物内の展示物の説明です。
私が解説するより、ぜひ見学会で本物を見てきてください。それはそれは、見事な展示です。
やっぱり、実物が持つ「迫力」は違いますね。

   

   

   

   

   

   


機械はどんどん小型化して、現在の観測器はこんなサイズだとか。

 


屋上からは大阪全体が見渡せます。

   


その後、建物近くの里山を散策し、阿武山古墳も見せてもらいました。
藤原鎌足が埋葬されている、とも言われているみたいです。

   


まあ、一見の価値がある施設です。ぜひ見に行って下さい。



大阪府庁
12月14日


用事で、大阪府庁まで激チャリしてきました。
耐震工事が終わりかけているのか、正面の防護壁が撤去され、少し見やすくなっていました。

   

   

   


正庁の間、だったかな、週に一回の公開日でした。

   

 

 




コウモリ
12月12日


コウモリしてきました。
先月はユビナガコウモリがいましたが、どこかへ行ったみたいです。
キクガシラはこのまま冬眠ですね。

   

   

   




関西甲虫研究史
11月ー1月31日


博物館で、日本甲虫学会が行われたのに関連して、特別展示が開催されています。

 


大昔、宝塚昆虫園というのがあったそうです。手塚治虫さんも通っていたとか。
当時の標本は博物館に収められているそうです。

   


虫の新種には発見した地名がよく使われます。

   


「ルイス」という名前が付いた昆虫が数多くいます。明治時代に日本に来て、仕事の傍ら精力的に昆虫を研究されていたんだそうです。

   


標本があったけど、当時のルイスさんのだったか、違うのか、確認し損ねています。もう一度しっかり見ておこう。

   

   


その他、在野の研究家の紹介や標本がいくつも展示されていました。

   




金剛山と、トンネル
11月30日


金剛山にあるという廃坑を探しに行きました。
途中、こんなのがありました。スペースを開けておいてくれればコウモリの生息地になりそうなのに・・・・・。

 


とあるHPに、「砂防ダムの堰堤近くにズリがあって、その上部」というような表現があったので、25000の地図に書いてある堰堤を探しました。いくつか見ましたがHPに掲載されていた写真の場所は見つからず、たまたま通りかかったおじさんに聞くと、かなり上に最後の堰堤がある、との事でしたのでついて行きました。
あまり人の通らない登山道らしく、荒れた感じのする道でした。
やっとその堰堤にたどり着きました。なんとなく、掲載写真と似ているように思ったのでその付近を探しましたが見つかりません。ただのがけ崩れか、ズリなのかもよくわかりませんでした。

   

 


ほとんど山頂近くだったので、穴探しはあきらめて山頂へ行きました。

   


はるか向こうに大和葛城山が見えます。「若かったとき」は、ダイヤモンドトレイルを通ってあそこまで行ったこともあるなあ、って感慨にふけっていました。

 


帰りに「千早城」へ寄ってみました。
もちろん城郭なんかは残っていませんが、石積みなんかは残っているんだろうか、と思っていたのに、結局、どこにどんな城があったのか、よくわかりませんでした。ちなみに、その場所に今は千早神社があるみたいです。でも、この神社も現在は無人みたいでした。

   


(右)売店も閉まっています。
ペプシコーラの看板が付いていますけど、ああいうの、コレクターは欲しがるんでしょうねえ。

   

   


帰りに、近くにある廃トンネルを見に行きました。
こちらのアプローチの荒れ方は普通じゃありません。もっとも、整備する必要は全くありませんが。

   


やっとたどり着いた入口です。

   


良い穴で、まれにコウモリも利用しているのですが、今日は誰もいませんでした。

   


いたのはこんな子ばかりでした。

 




コウモリ新穴
11月23日


ネットでいくつかの新穴を見つけて調査しました。

まず行った穴。歩く道はなく、「沢登り」です。堰堤があるたびに、山側へ迂回します。かなりハードな調査でした。

 


やっと穴を見つけました。入ってみると、数mで終わっています。
どうも、ここは試掘坑のようでした。ネットではコウモリが多数写っているページもあり、同行者がスマホで調べてくれると、別に穴があるようでした。
その後、別の沢なども調べましたが、結局わかりませんでした。
残念!

   


穴を探している時に通過した、3等3角点。

   


最初の穴は諦め、次の穴へ行きました。
こちらは、なんと予想地点が道路工事と重なっています。そこを何とか迂回して山に入ると、コンクリートの基礎などの遺構があちこちに見つかりました。

   


近くに坑口を見つけて入ってみると木枠が残っていたり、キクガシラコウモリも一つ見つかりました。

   

 


が、こちらの穴も10mほどで終わっています。
遺構の規模から考えると、ここが本坑とはとても思えません。念のために少し上部も調べてみると、別の坑口が見つかりました。
入ってみるとキクガシラコウモリが見つかりました。

   


坑道は奥で3叉路になっています。立って歩けるほど、立派な坑道です。
一つの坑道に入ってみると、キクガシラがいっぱいぶら下がっていました。

   

   


とにかく、延々と坑道が続いていてコウモリもあちこちにいます。

   


さらに別の坑道に入ると、今度はコキクガシラコウモリが100頭以上です。

 

 


別の坑道には縦穴がありました。底は見えず、予想では10m以上ありそうです。落ちたら死ぬなあ。

 


ある坑道の上には、こんなのが。
いらない石を木枠に積んでいます。木なんていずれは腐りますし、これが落ちれば即死でしょう。何十年後に人が入るであろうことなんて考えていません。昔の廃坑にはこんなのが時々あります。恐ろしいですねえ。

 


おそらく、ここは私が調べた廃坑の中でも、最大の規模と思われます。一部の坑道は最後までたどり着いていません。
これだけの「感動」は、ここ何年かは味わえなかったものです。やっぱり、新発見と言うのはうれしいですね。


その後、別の廃トンネルへ寄ってみました。
ここはキクガシラの出産だけで冬は誰もいないと思っていたら、ユビナガが20頭ほど寝ていました。ここで冬眠するのかどうか。

   




神農さん
11月22日


神農さんへ行ってきました。

   

   

   


着ぐるみがあちこちにいました。

   


この一年も、無病息災で・・・・。

 




大阪自然史フェスティバル
11月20日


昨日、今日と、博物館で自然史フェスティバル。昨日は遊びに行っており不参加、今日は講演を聞いていてブースはほとんど見ず。今年は特に参加団体が多いのかなあ、ブースと人波で、あんまり見て回る気も起らなかった。
ほとんど人が集まらない団体、チラシだけ置いてあるブース、逆にいつも人気なのは、砂から「宝石」を探し出したり、チリモンのブースか。

いつも東洋蝙蝠が出展しているけど、仲がよくないので話も出来ず。使い回しの標本が、日に焼けて変色しているのが悲しい。

   


どこだかの団体が、3Dプリンターの実演をしていた。理屈は簡単なんだけど、まあ、よくできている。

   


さあ、なんて表現するんだろう?一応は仮剥製になるのかなあ。

   


フェスティバルの初回だったか、2回目だったかには、「大阪のコウモリ〜」で出展したこともあるんだけどなあ。その頃よりデータは膨大にはなっているけど、こういう形で発表できるだけの力量が無いのが悲しい。



鯖街道 熊川宿からウナギの淡水
11月19日


とある講演会で、演者が三方五湖にあるウナギ屋をすごく褒めていました。何か月か前にドライブがてら行ってみたのですが、なんと、臨時休業していました。仕方なく、その時は近くのウナギ屋で食べて帰りましたが、今日にもう一度行ってみました。

今日は「鯖街道」を通って北上しました。道中、山中に何か所も「鯖」を売っている店がありましたが、こんな山中でそんなにお客さんが来るのでしょうか?
で、熊川宿というところへ寄ってみました。

   


国道と並行して街並みが保存されています。

 


すごく雰囲気のいい通りですが、観光客はまばらです。宣伝が上手じゃないのかなあ。

   


通りの入り口には「お役人」が座っていました。すぐ前で写真を撮ろうとすると、「50円」でしたので入りませんでした。

   

   


「役場」というのがあって展示施設になっていました。「関西文化の日」で無料入館できました。これは予定外の喜び。
建物の写真は撮り忘れました。

   

   


祭りの鉾に付いていた額、だったかな。

   

   

   

   

   


お土産に手作りの餅を買うと、こんな袋に入れてくれました。

 


で、いよいよ、うなぎ屋へ。

   


メニューは並と上の2種類だけ。演者の指示で、「上」を頼みました。

   


入るまで少し外で待ち、注文してからも2〜30分待ちます。
窓際の席だったので、風景がよかったです。

 


で、出てきたのがこれ。

   


正直、食べ物に対する「執着」はないので、おいしかったのかどうか、値段に見合うものだったのかどうかはよくわかりません。しいて言えば、「上品」なウナギ、という印象はありました。
ふだん、こんなにお金をかけた食事はしませんが、まあ、ドライブもできたしあちこち寄れたので良しとしましょう。
もう一度食べにくる、というのは無いでしょうねえ。




三木博士 メタセコイヤ
11月16日


三木茂先生の、メタセコイヤの「発見物語」です。
興味がある方は是非博物館へ。

   

   

   

   

   


(右)実生からの苗木です。2年目、だったかなあ。

   


左が三木先生、右は粉河昭平先生です。
三木先生の標本などは粉河先生が整理し、粉河先生の標本などは塚越学芸員が整理されています。
私が初めて博物館に出入りし、評議員になったとき、友の会の総会で粉河先生におにぎりを頂いたのをよく覚えています。

 




コウモリ
11月14日


和歌山のコウモリを見てきました。
たぶん、このままここで越冬するのでしょう。

   

   


なんと、ユビナガコウモリがいました。ここでは初めてです。
友が島でこの夏にユビナガコウモリを見ています。友が島からたまたまここへ移動してきたのか、偶発的にここで寝ているのか、興味がありますね。

   


帰りに、陸軍墓地を見てきました。

   


倒れていた墓石をいくつか、起こしてきました。
いつだったか、すべての墓石を写真に撮ってHPに紹介したはずです。古いものは明治時代。
友が島なんかの軍事基地を作った人たちでしょう。亡くなった日と、出身、(階級や所属も書かれていたっけ?)が書かれています。

   


一番奥には、明治時代だったかの合同碑があります。
その前は、イノシシの堀跡だらけで、おかげで雑草をきれいに抜いたようになっています。

   


この「公園」は「動物」がいっぱいです。最上部には巨大な恐竜が草を食べています。

   


今日はエレンのコウモリ調査デビューでした。

 




月例ハイキング
11月13日


友の会のハイキングです。
大阪の南部を散策し、クズで工作をしようというものでした。

   


途中の畑の横には、アライグマの足跡がいっぱいでした。

 


今日はお土産がたくさん。
シロハラに、イノシシの頭骨です。

   


昼食後、担当の田代評議員から作り方を教えてもらいます。

 


皆さん、けっこう上手に作っておられました。
それぞれ個性が出ますね。

   


ちなみに、私はこんなの。

 


天気も良くって楽しい行事になりました。



益富地学会館
11月12日


調べ物をしたくって、益富さんへ初めて行きました。

   


3階が展示室になっています。

   


2階の資料を見せてもらいました。
とにかく膨大で、古いものはたぶん戦前から?
とても簡単には調べられず、また何度も通う必要がありそうです。

   




タヌキ 死去
11月8日


タヌキが亡くなりました。
5歳。早すぎる死、です。

自分のブログ、HPを読み直してみると、この子は保護ではなく、「飼育ボランティア」制度でうちに飼育依頼が来た子みたいです。
大阪府のその制度が生きている(生きていた?)とは知りませんでした。でも、年に一回は府から状況の問い合わせが来る、って聞いたこともありましたが、「飼育依頼」を受けてからそういうことは全くありませんでした。こちらから報告する制度だったのかもしれませんが、よく理解できていません。

 


来た時の写真です。
疥癬がいました。

   


たしか、この頃はシロと同居していました。
でもシロはこの年の11月に亡くなっているので、それからはさびしく一人で生活していました。また、慣れるということは全くなく、これ以降は全然触らせてくれませんでした。

   


一時、骨折した子と同居していて、その時に疥癬をうつされてしまいました。腰のあたりが脱毛しているのはその名残です。

   


疥癬も治ってコロコロしていたのですが。

 


昨日までは特に変わったこともなく、食事もしていました。

 


慣れなかったこともあり、また、一人だけだったので特に名前も付けずに、「タヌキ」って呼んでいました。
いつだったか、おそらく、フェンスに立てかけた柵をよじ登って「脱走」したことがありました。ほとんど諦めかけていた1週間か2週間後、家の前の溝にいたのを見つけて連れ戻しました。

その後もまた一度、脱走したことがありました。この時は2、3日後に一人で帰ってきていました。


この子にとって、ここでの数年間が幸せだったのかどうか知る由もありませんが食と住だけは不自由させなかったつもりです。
このスペースでは鳥たちも飼育していて、毎日顔だけは合わせていた私にとって、寂しくなったことは確かです。




旧鳥原トンネル
11月3日


神戸電鉄にあるという、廃トンネルを探しに行ってきました。

こちら方面に電車で来ることは全くありません。
車内の表示を見ると、鵯越と鈴蘭台の駅の間で駅が一つ消されています。ここに菊水山駅と言うのがあったそうです。たぶん、線路の付け替えなんかも関係して廃駅になったでしょう。

 


最初は鵯越から歩こうかと思っていましたが、いくつかのHPを検索しているうちに、鈴蘭台からだとずっと下りで楽、と書かれていたのでそちらからのコースを選びました。
結果論から言うとそれが正解で、道さえ間違わなければ簡単にすぐに行けるのですが、最初にアクセスを間違ってとんでもない方向へ歩いてしまい、2時間近く町中をさまよってしまいました。2時間あれば鈴蘭台から湊川まで歩けたんじゃないかなあ。

   


石井ダムの横の岸壁に文字が彫られていました。いつの時代の物なのかは知りません。

   


で、本来なら2〜30分で着いたはずのダムです。

   

   


ダムの事務所のガラス窓全体に、衝突防止の紙が貼られていました。よほど鳥がぶつかって死んだのでしょうか?また、効果はあるのかなあ。

 

   


ダムサイトのすぐ横にトンネルの出口が開口しています。
要するに、このダムを作るために線路を迂回させ、このトンネルが使われなくなったということです。本来なら廃トンネルでもその先に路盤の痕跡なんかがあるのですが、それもこのダムのために何にも無くなっています。
鈴蘭台からこちらへのルートはたくさんの人がハイキングに利用しているので、このトンネルへのアクセスもフェンスや有刺鉄線なんかですごく厳重でした。

   


トンネル自体、古くなって使用をやめたわけでもなく、すごくきれいで新しい感じでした。断面積は大きく、長さはあまり長くないので風がよく通って、そのためもあるのか、コウモリが棲息する感じは全くありませんでした。

   


この向こうに現行路線があるのですが、見つかると面倒なので行きませんでした。

   


これが現行路線です。
トンネルの反対側を見てくるのを忘れました。電車からはよく見えるらしいですが。

 


石井ダムから鳥原貯水池と言う所へ降りました。途中に取水場?、導水路?みたいなすごく古そうな施設がいくつもありました。
導水路はいかにもコウモリが入りそうでしたが、現役の施設ですのでさすがに入れませんでした。

   

   

   


で、ここが立ヶ畑ダムらしいです。

   


何が書かれているのかわからない(解説も無かったなあ)けど、1901年と言う年号が見えます。

   

   


結局、鈴蘭台から新開地まで、本来なら数kmほどのハイキングのはずが、その倍くらい歩いたような気がします。
コウモリがいなかった、生息の可能性も極めて低いトンネルでしたのでもう来ることも無いだろうなあ。
とにかく疲れました。