野鳥カルテ 



2011年 1−6
  7−12

2012年 1−6  7−12

2013年 1−6  7−12

2014年 1−6  7−12




オオバン  12月15日
オオミズナギドリ  11月19日
ジョウビタキ 11月12日
アオバズク 11月12日
アオバト 11月6日
ヤマシギ  10月20日
ドバト 再び 10月16日
ドバト  10月11日
ツツドリ  9月22日
アカショウビン  9月12日
キジバト 9月10日
チョウゲンボウ 8月26日
メジロ  7月10日
ハシブトガラス   7月3日
カワラヒワ  7月2日



オオバン
12月15日


オオバンが来ました。

 


おそらく、脊髄損傷の後躯麻痺です。
残念ですが、治療法がありません。




オオミズナギドリ
11月19日


小学校の校庭に落ちていたそうです。
風が吹いた翌日に見つかることが多いのですが、昨日はそんな日でもなかったように思うのですが。
頭に綿毛が残った幼鳥です。

   


外見上は問題がないので、そのまま放鳥しました。

   


オオミズナギドリの放鳥は、海に浮かべればおしまいです。そのうち、風をつかんで飛んでいきます。

   




ジョウビタキ
11月12日


飛べないということで連れてこられました。
衝突らしく、眼内出血がありました。給餌して安静にし、出血が止まるのを待ちます。

   


*放鳥しました。



アオバズク
11月12日


大阪駅近くで保護されましたが、残念ながら死亡しました。

   

解剖で腹腔内出血がありました。おそらく、衝突でしょう。
脂肪をいっぱい貯めこんで渡りの準備をしていたみたいです。残念です。



アオバト
11月6日


猫がくわえていたらしいです。
とう尺骨を開放骨折し、あちこち傷だらけです。

   


断翼しましたが、3日で死亡しました。
この頃のアオバトは成績がよくありません。もっとも、猫がらみでは助かる方が少ないですが。

 




ヤマシギ
10月20日


某公園事務所からの搬入です。
ヤマシギはすぐに何かにぶつかるのでしょうか?非常によく来ます。この子は頭に傷。
一晩安静にしていると飛んでいく子が多いです。

 

放鳥しました。



ドバト
10月16日


先日来院したドバトの、「片割れ」です。
「カラスにつつかれたのか、血が出ている」との事で来院されました。
肩部に外傷があり、縫合手術をしました。カラスが犯人なのかどうか、よくわかりません。(カラスなら、連れて行ってしまうような気もするのですが。)
お互い母親と勘違いしてか、嘴をつつきあっています。さあ、兄弟再会して喜んでいるのかどうか、いまいち、よくわかりません。

 

大きい子は放鳥できましたが、小さな子は育ちませんでした。



ドバト
10月11日


ベランダ(?)で3日前に生まれたそうです。親が見放している、と言うことでした。
とりあえず、給餌するしかありません。

 




ツツドリ
9月22日


ツツドリが来ました。めずらしい。

   


残念ながら、翌日死亡しました。



アカショウビン
9月12日


珍しい鳥が来ました。アカショウビンです。
他の動物病院で手術を受けています。その後の確認です。

 


骨折でピンニングと外固定がされていました。

 


注射針を入れてるようでした。埋め込みですのでピンの除去はできません。
新生骨はできているみたいで骨折部は固定されていましたが、関節の進展が悪いのと骨が曲がってくっついているので飛べるのかどうか、かなり疑問です。特にこの鳥は東南アジアまでわたる鳥ですので、この状況で生き残れるのかどうか。

   

食事として、カエル、バッタを与えられていました。生きていないと食べないそうです。毎日、田んぼへ採集に行ってるとか。
放せないとなると、今後の食事はどうするんでしょうね。金魚でいいのかなあ。

リハビリをして南西諸島で放鳥する、との話でしたが、そこまで持って行ける状況ではないように思います。
こういう子こそ、公的な施設で飼育技術の習得のために飼われるべきじゃないかと思うのですが。


某公的施設へ引き取ってもらいました。



キジバト
9月10日


キジバトが来ました。
片翼はすでに壊死しかけています。ハサミでちょん切っておしまいです。

   

家で飼育されるとかで、そのまま連れて帰られました。



チョウゲンボウ
8月26日


神経症状の出ているチョウゲンボウです。とりあえず安静にして、明日起きてくれるかどうかでしょう。

 


翌日、神経症状は回復しましたが翼を下げています。レントゲンにて上腕骨の骨折を確認しました。

   


手術しました。

 


髄内ピンと外固定です。

   


うーん、かわいい。

 


(おそらく)頭部損傷にて左目の視力を失っているので、骨折が治っても放鳥の可能性はないでしょう。このまま飼育を続けるしかありません。



メジロ
7月10日


庭で繁殖し、4つ保護(巣から落ちたとの事でしたが、巣立ちの可能性があるでしょう)、3つはすぐに亡くなり、この子だけ餌付いたそうです。
一週間ほど飼われているのでエサにも人にも慣れています。

   

 

すっかり、大人になりました。
某飼育施設へもらわれました。



ハシブトガラス
7月3日


道路でうずくまっていたらしいです。ずいぶん遠くから連れてきて下さいました。ありがとうございます。
いつもの先天異常かと思っていましたら、大腿骨の骨折でした。

 


一応ピンニングしましたが、血行が悪く皮膚の色が悪いのでちょっと心配です。

   

一週間後、死亡しました。



カワラヒワ
7月2日


巣立ち雛です。
元気です。かわいい。

 

元気でしたが数日後、死亡しました。