野鳥カルテ 



2011年 1−6
  7−12

2012年 1−6  7−12

2013年 1−6  7−12



ハイタカ  11月12日
オオミズナギドリ  11月11日
トビ   11月6日
アオバト   11月2日
ヤマシギ   10月28日
アオバト   10月25日
カイツブリ  10月22日
カルガモ  10月11日
スズメ  7月



ハイタカ
11月12日


「飛べない猛禽がいる」との連絡があり、現地へ行ってみました。
こういうケースではたいていは、保護されて箱なんかに入っているんですが、行ってみて案内されたのは建物の横。大きなガラス窓の下に立って、首をぐるぐる回していました。たぶん、小鳥を追いかけててそのままガラスに激突したのでしょう。小鳥とセットで保護されるという話を聞いたことがありますが、確認するのを忘れていました。

頭部外傷で焦点が定まらず、左右の瞳孔が大きさが違うようでした。
数日安静にして給餌すると治ったようでした。

18日に放鳥しました。



オオミズナギドリ
11月11日


この季節、強風の翌日の「恒例行事」です。
久しぶりにオオミズナギドリが来ました。地上からは飛び立てないのでよく保護されます。ほとんどが幼鳥のようです。
一応、身体検査して異常がないのを確かめてから海に浮かべます。
しばらく羽づくろいをした後、大きく羽ばたいて飛んでいきました。




トビ
11月6日


関西国際空港から来ました。飛行機にぶつからなくってよかったです。
外傷がありましたが、大きな骨折等はなさそうです。


すぐに、死んだふりをします。

18日に放鳥しました。



アオバト
11月2日


なぜだか、アオバトが続いています。大阪市内で保護されました。
嘴の骨折です。


整復手術しましたが、一週間ほどで落鳥しました。
残念です。
(チューブは吸入麻酔です。)




ヤマシギ
10月28日


ヤマシギは時々来ます。
衝突の「脳震盪」だけで、翌日に放鳥できることも多いのですが、この子は肩関節が脱臼し、口から出血し、間もなく落鳥しました。




アオバト
10月25日


残念ながら、落鳥してからの写真になりました。
胸腔の出血がありました。




カイツブリ
10月22日


カイツブリが来ました。
外傷がありますが、レントゲン上の異常は見つかりませんでした。


見れば見るほど、変わった鳥です。


水槽で元気に泳いでいます。


元気と思っていたのですが、翌日落鳥しました。
皮下に広範囲に出血があったので、内臓の損傷が予想以上だったのかもしれません。



カルガモ
10月11日


某私鉄の駅で保護されたそうです。
翼を見ると指骨から先がありません。さすがに生えることもないでしょうし、さあ困った。飛べないカモ類が池で長期間生きている例はちょくちょくあるので、どこか適当なところを探して放鳥でしょうか。
まあ、しばらくはうちのケージ暮らしです。

飼育してくださる方が見つかりました。



スズメ
7月


6月に保護されましたが、今まで掲載していなかった子です。
すっかり大きくなってしまいました。
右足が不自由で、放鳥できなさそうです。

うちのリハビリケージで、インコと仲良く暮らしています。