野鳥カルテ 



2011年 1−6
  7−12

2012年 1−6  7−12





スズメ   6月18日
ムクドリ  6月1日
ムクドリ  5月29日
ドバト   5月29日
ムクドリ  5月25日
カラス    5月8日
カワウ   4月9日
アブラコウモリ  3月23日
タヌキ  3月15日
アブラコウモリ   3月2日
タヌキ  1月13日




スズメ
6月18日


久しぶりに、スズメのヒナが来ました。

残念ながら、育ちませんでした。



ムクドリ
6月1日


なんだか、ムクドリばかりが来ます。
今回は成鳥でしたが、後肢をを伸ばして立てません。脊髄損傷じゃないでしょうか。


残念ながら、3日目に死亡しました。



ムクドリ
5月29日


飛べない、足から血が出ている、とのことで連れてこられました。
また巣立ちヒナで、脛骨が解放骨折し、ほぼ「皮一枚」でぶら下がっていました。
一応ピンニングしましたが、翌日に死亡しました。




ドバト
5月29日


歩けない、とのことで連れてこられました。
神経症状があったので、脳の異常と思い、とりあえず治療しましたがすぐに亡くなりました。

剖検してみると腹膜炎があり、胃に穴が空いていました。


で、穴から釘が出てきました。


よく、こんなものを飲み込みましたねえ。



ムクドリ
5月25日


久しぶりの、巣立ちヒナです。
「空を見上げる」ので、神経症状かもしれません。


元気にしていましたが、3日目に突然、死亡しました。



カラス
5月8日


「ヨタカを保護したので連れて行く」との連絡がありました。都市公園でヨタカとは珍しいが、昆虫食で大食漢なんで、食費が困った、と思っていたら、こんな鳥が来ました。

大きさとか、基本的な色はカラスですが、羽にきれいな模様が入っています。カラスにこんな模様って、ありましたっけ?

しばらく悩んでいたら、カー、と鳴いてくれて、解決。
こんな模様って、あるんですねえ。初めて知りました。ひょっとすると、古代のカラスは真っ黒じゃなく、こんな模様が入っていたのでしょうか。その先祖返りかもしれません。

ちなみに、ハシブトガラスかと思うのですが、さあ、どうでしょう?



残念ながら、数日で死亡しました。
学芸員は、ハシボソガラスじゃないか、っておっしゃっていました。ちなみに、その学芸員も、こんな模様は見たことがないそうです。



カワウ
4月9日


立てない、というカワウが来ました。
くちばしが危ないので、テーピングされていました。


予想通り、脊柱が骨折していました。
残念ながら、安楽死になりました。




アブラコウモリ
3月23日


また、アブラコウモリが来ました。気温の変化が大きく、寝ぼけているのかもしれません。
しばらく飼育して、暖かくなったら放獣出来そうです。

放野しました。



タヌキ
3月15日

タヌキが来ました。
骨盤骨折、尿管断裂による腎不全にて、死亡しました。




アブラコウモリ
3月2日


ベランダで飛べないコウモリを保護した、と言うことで、わざわざ遠方から連れてきて下さいました。ありがとうございます。

翼に穴がありましたが、骨には異常がないようでした。よくご飯を食べてくれるので、寒さで寝ぼけていたのかもしれません。
某大学の飼育施設に、「入院」をお願いしました。週明け、暖かくなったら野外に放せると思います。

大学で元気に過ごしています。
暖かくなったら、放獣します。



タヌキ
1月13日


長居公園のタヌキです。
疥癬に、脱水、です。臨床症状と血液検査所見から、たぶん交通事故かと思っています。大阪市内のタヌキといえども野生で、普通に保護されること自体、かなり重傷です。

残念ながら、当日に死亡しました。