OCEAN 海はモンスターでいっぱい
2011年9月〜
博物館の、特別展です。
主催は、読売新聞。
入ってすぐは、クロミンククジラに、首長竜。
クジラは、太地クジラの博物館の標本です。そこからは、何点か、借りてきているようでした。
首長竜は、なんでこんなに長いんでしょう?胴体を見せないでえさ動物に食いつくため、ってどこかに書いていたような気がしますが、本当かなあ。また、骨の数は本当なのかな。
胸骨(と呼ぶのかどうか知りませんが)の構造が、どう見ても普通じゃないですね。
ついで、現世の海を泳いでいる魚の標本が並んでいます。
マンボウの構造、って、どうなっているんでしょう?これも、奇妙ですね。
深海に住む魚たち。
ちなみに、魚の標本は、鳥取の博物館からの借り物がほとんど。
トビウオは、九州以南では民宿でよく出てくる魚ですが、「本土」にはあまり出回りませんね。どうしてだろう?
たぶん、目玉展示のうちの一つ。シーラカンスの実物、プラスチネーション標本です。
りっぱ。
メスで、卵がいくつか見えます。
(左)名前の由来は、脊柱が中空でチューブ状なため、だそうです。ふーーん、知りませんでした。「魚」とは、呼べないのか。
(右)卵が並んでいます。
一番最初に見つかった標本からうろこを抜いて、あちこちの研究機関に送っていたそうです。鱗すべてに番号が振られていたんですね。それだけ、貴重だったらしい。
エディアカラ生物群、と呼ぶんだったかなあ。この時代、今の常識からは想像しにくいような「造り」の生物が、いっぱいいたようです。
海、化石となると、やっぱりアンモナイトははずせません。で、アンモナイトと言えば比較されるのはオウムガイ。
巨大な、アンモナイトにカメ。手前に、タカアシガニ。
犯人は誰だったかなあ、かじられた跡(歯形が並ぶ)があるアンモナイト。
これも、オウムガイ。
ついで、化石というと三葉虫ですね。
変わった形の三葉虫は、前回の特別展ででも、いっぱい展示されていました。
(右)何かにかじられた跡のある三葉虫。
魚も、昔は現在の発想からはずれる(というか、主流じゃない?)魚が、いろいろいました。
こちらは、現世の軟骨魚類に通じる魚、サメの化石です。
こっちは魚じゃなく、海生の爬虫類、魚竜。
卵胎生で、おなかの中に子供が見えます。
再び、クジラ、です。
ヒゲクジラの頭部。内側をのぞき込むと、細かな毛が密生しています。
オウギハクジラ、って、名前の通り、歯が扇になってるんですね。知りませんでした。でも、何の目的なんでしょう?
(左)ソデイカ、だそうです。けっこう、大きい。
(右)イカでも、化石になるんですね。
こちらは、堺に打ち上げられたマッコウクジラから出てきたカラストンビ(イカの口)。私も解剖に立ち会いました。
左は、なんと、ダイオウイカです。
(左)これもクジラの祖先、と言われても、ピンときませんね。耳の構造、だったかな。
カワイイ。
ということで、現世の魚からクジラその他の哺乳類、首長竜からシーラカンス、バージェス生物群、アンモナイトに、三葉虫と、なんでもありの展示です。
まあ、けっこう楽しい展示です。
ぜひ、ごらんになって下さい。
お帰りの際は、ミュージアムサービスでお買い物を。