野鳥カルテ 



2016年 1−6
  7−12



ツミ 12月20日
タヌキ 12月8日
オオバン 11月28日
ヒナコウモリ 11月17日
ノスリ 11月15日
ハイタカ 11月11日
チョウゲンボウ 11月2日
シロハラ 11月7日
タヌキ 10月14日
キビタキ 10月12日
キジバト 10月9日
オオタカ 9月29日




ツミ
12月20日


ツミが来ました。
上腕骨近位端骨折でした。

   


手術を予定しましたが、その前に死亡しました。

   




タヌキ
12月8日


画像を取り忘れましたが、記録だけ載せておきます。
全身疥癬のタヌキが来ました。疥癬のタヌキは、弱ると日中からウロウロするようです。
完全に隔離して飼育できれば、あるいは、軽度なら治療して治癒するまで飼育することも不可能ではないでしょうけど、公衆衛生上の問題や病気の蔓延を考えるとうちのような個人の飼育環境では管理が無理です。
残念ながら安楽死の選択をしました。

来年、大阪府が野生鳥獣の保護施設を作るらしいですが、さあ、こういう事例に対応してくれるのかどうか。期待するほうが無理のような気もしますけど、設備がある以上は押し付けてみたく思っています。



オオバン
11月28日


オオバンが来ました。都会のマンションを走っていたそうです。

   

 


特に異常もなく飛べましたので、そのまま放鳥しました。

 




ヒナコウモリ
11月17日


「アブラコウモリを保護した」ということでしたが、来てみるとヒナコウモリでした。
マンションの15階で保護されたとか。
外傷はありませんが飛びません。寝ぼけているだけかなあ。

   




ノスリ
11月15日


ノスリが来ました。
防鳥ネットに絡んだモズを狙って、本人も網に絡んだようです。

 


足が腫れています。しばらく飼育することになりそうです。


放鳥しました。



ハイタカ
11月11日


ハイタカが来ました。
外傷や衰弱兆候はなく、建物への衝突ではないかと思われました。

   

   


安静、給餌で回復したので放鳥しました。



チョウゲンボウ
11月2日


チョウゲンボウが来ました。

 


翼の骨折で、ピンニングをしました。

   


抜ピンしましたが関節が固着し、リハビリ中です。



シロハラ
11月7日


市役所に衝突したそうです。
残念ながら、来院後、しばらくして亡くなりました。

   


久しぶりに仮剥製を作りました。あちこち出血していました。



タヌキ
10月14日


臨海工業地帯から来ました。そっちにも生息しているんですね。
きれいな子でした。

残念ながら、来院後すぐに死亡しました。

 




キビタキ
10月12日


窓への衝突だそうです。
神経症状が出ていましたが、徐々に回復しています。

 


しばらく飼育していましたが飛べるまでは回復せず、落鳥しました。



キジバト
10月9日


ドバトが来ると連絡がありましたが、来てみるとキジバトでした。

 


残念ながら死亡しました。うちではキジバトは成績がよくありません。



オオタカ
9月29日


オオタカが来ました。
カラスの死体があるとの通報で行政が駆けつけるとこの子がいたそうです。そのうに(おそらく)カラスの肉が詰まっています。
オオタカも死体を見つけて先に食べていたのでしょうか?でも、人に捕まること自体は異常だと思うのですが。

(左)左翼を下げていますね。

   


10日ほど飼育して、翼の異常が見られなくなったので放鳥しました。