横浜 その1      


2010年6月4日−5日


横浜への旅行を計画しました。主な目的地は、ズーラシア。横浜の動物園です。あわせて、いくつかへ行こうかと計画。さて、どうなる事か・・・・・。

関西空港から羽田へ飛びます。もともと、JALのマイレージが切れるのがもったいなくって計画した旅行です。
行きは、ほぼ始発。7時過ぎの便で、自宅を出たのは5時40分。真っ暗かと思っていましたら、今の季節は、普通に明るいですね。当たり前ですが、パイロットやキャビンアテンダントの方々、朝早くからご苦労様です。


富士山が、きれいに見えました。まだ、これだけ雪が残っているんですね。アルプスと思わしき山々にも雪は見えましたが、どこがどこだか、さっぱりわかりませんでした。


で、一時間ほどで羽田に到着です。4本の滑走路があるんでしたっけ。非常に広い。関西空港とは比べものになりません。



野毛山動物園


最初の目的地は、野毛山動物園。
ちなみに、横浜には3,4カ所の市立動物園があるんですね。驚きです。堺市なんて、政令指定都市ですが、アカゲザルのサル山一つですから。

何とかという駅から歩いていくのですが、方向がわかりません。同じ電車で、幼稚園の団体と一緒でした。たぶん、目的地は同じかと、子供らが歩く方向へ行きました。しばらく歩くと、また別の団体と会って、その子らの歩く方向へ。子供らの列が道案内してくれました。

入り口で入場券を買おうと思ったら、「無料です」って、言われました。後でわかったのですが、ここ、いわゆる「子供動物園」的な動物園なんですね。広さも、あまり大きくはありません。


それでも、動物は、いろいろいました。
(左)金網の向こうから、おやつをもらうチンパン人たち。
(右)体は大きいのに、まだおっぱいをもらっている、カンガルー(の仲間)。


いわゆる、爬虫類舎。片一方は見下ろす感じで、ワニやリクガメなどがいます。反対側に、ヘビやカメ(だったかな?)。
こういう展示様式は、古い感じがしますね。


イグアナの部屋だったか、ゴキブリだらけで、かなり大きな注意書きが書いてありました。まあ、天王寺動物園も、場所に寄れば同じようなモノです。




ということだそうで、いわゆる密輸個体、サイテス違反個体は警察から動物園へ飼育依頼が来るのです。どこの動物園も、飛行場などで摘発、放棄されたリクガメなんかで、あふれてしまっています。時には、霊長類なども摘発されています。
違反者に、原産国への返還費用を負担させるべきなんじゃないでしょうか?たしか、原産国へ生き物を返したのは数例あったか、無かったか、という程度だったと思います。このヘサキリクガメにしても、そこまで珍しく、そこまでわかっているなら、なぜマダガスカルへ返還しないんでしょう?


(左)やっぱり気になるのは、タヌキ、です。うちの方が可愛い。
(右)身体障害の黒いジャガー、だそうです。本人はピンぼけで、掲載できませんでした。


子供ふれあい動物園、です。
分刻みで、いろんな学校が来るようです。一般用のスペースと、団体用のスペースを分けていました。


触れるのはマウス、ヒヨコ、モルモット、だったかな。けっこう、自由に何でもあり、というような感じでした。
マウスが山ほどいるけど、こんな形式だけで逃げないんですね。また、子供が無理に触っても噛まないんでしょうか。担当の人も、そんなに多いような感じではありませんでした。


ラットを、ロープに並べて歩かせています。おもしろかった。


とあるところにあった、野鳥への給餌台。ドバトが入れないように、柵が付いています。スズメクラスは、自由に出入りできる構造です。





ズーラシア

野毛山動物園があっさりと、1時間半ほどで終わってしまったので、明日の予定を繰り上げてズーラシアへ行ってきました。

某駅でズーラシア行きのバス停へ行くと、すごく長い列です。さすがに、有名な動物園だなあ、今日は平日なのにこれだけの人が集まるんだ、って感心しました。が、バスが進むに従って、所々で人が減っていきます。最後のズーラシアへ行ったのは、私を含めて2グループ、4人だけでした。

(メモリーを、間違って256MBのを持ってきてしまい、枚数が撮れないのでサイズダウンをしたら、こんなサイズになってしまいました。見にくくって、ごめんなさい。)


とにかく、巨大、です。丘というか、山というか、丸々一つを使っている感じです。横浜というと港しか思いつきませんでした。こんな、山の中まで「横浜市」とは、驚きました。


森の中を歩くと生態展示の動物たちが見られる、という感じでした。



飼育スペースが非常に広いので、場合によると、こんな感じで動物が寝ているので、双眼鏡が必要かもしれません。




こうやって画像を見直してみると、みんなただひたすら、寝ているだけですねえ。



日本では、ここにしかいないそうです。


これも見たかったものの一つ、です。
ツシマヤマネコ、です。うーーん、色も、大きさも、ただのキジネコですねえ。


(左)やっぱり、うちのタヌキの方が可愛いです。
(右)活動的に(?)歩き回るアナグマ。


キツネに、ニホンザル。


これも、他ではあまり見ません。もっとも、普通のノウサギと一緒ですけど。



メガネグマのケージです。飼育員の方が、パンの角切りをあちこちに隠しています。
入れ替わりクマが出てくると、まず草地に撒かれたパンを探して食べていました。


ついで、岩の隙間に置かれたパン、さらには、造木の一番上に置かれたパンを食べに行きました。






山間部をハイキングする感じでグル、っと一周すると、動物がみんな見られる感じです。区画ごとに、オセアニアとか、アマゾンとか、テーマを決めています。距離にして、3kmくらい、歩くんでしょうか。いわゆる、見せ物小屋的な要素の、夜行動物舎とか、両生爬虫類館、のようなものはありません。単純に、展示種類数だけ考えると、多くはないのかもしれません。
園内には、自然休養林もありました。富山ファミリーパークも、自然林を生かした動物園だったように思います。


まあ、それなりにおもしろい動物園でしたが、二回りする元気はありませんでした。




日本丸

再び、海側へ移動して、「日本丸」を見に行きました。
昭和5年建造だそうです。年に何回か、全帆を広げるそうです。


美しいですね。





ボランティア組織があって、時々これで甲板を磨くそうです。



医務室です。


船長の部屋、だったかな。応接室付きです。


(右)船長さん専用の風呂、です。ただし、海水、だったような気がします。


こういうところで、山本五十六なんかが会議している図は、よくありますね。


見ての通り、厨房です。



この船は、戦後の引き揚げ者なんかの回収にも使われていたはずです。どんな人たちが、どんな思いでこの船に乗っていたのか、何人の人が助けられ、どんな記憶を残しているのか、重い歴史が感じられます。

なお、後で知りましたが、この日本丸が係留されている場所自体も、歴史的なドッグなんですね。

船の向かえ側に博物館的な施設がありましたが、写真撮影しても良いのかどうかわからず、また、展示自体、あまり興味がなくって、ざっと眺めただけでおしまいでした。





赤レンガ倉庫

いろんな店が入っていますが、食べ物屋が多くて興味がありませんでした。「ガイドブック」では、「有名な」店が、いくつもあるらしいです。


「警察車両」じゃなく、警察船、とでも呼ぶのでしょうか。「イミグレーション」と書かれた船もありました。





中華街

夕方の散歩と、食事のために、うろうろしました。
神戸の中華街(といっても、一度行っただけなんですけど)より、ずっと広いようです。


(右)ペキンダック、だそうです。


とある店で、猫がドアが開くのを待っていました。


どこで何を食べるといいのか、さっぱりわかりません。もともと、食には全く関心がないので、適当なところで適当にラーメンでもよかったのですが、妻がガイドブック片手に店とメニューを選びました。
ちなみに、神戸ではいくつかの特定の店に長い行列があったように思いましたが、ここではそういう店はほとんどありませんでした。金曜日の夕方と言うこともあったのでしょうか。でもって、ガイドブックに載っていた何とか焼きそばを頼みましたが、あんまり熱くなく、まあ、ちょっと変わった焼きそば、という程度でした。ガイドブックでは、待ち時間があることも、てな事を書いてありましたが、店の中はがらんとしているし、たいして活気がある、ということもありませんでした。掲載料でも払って、ガイドブックに載せてもらっているのでしょうかね。


ということで、初日は終わりました。

夜に知り合いと会い、山下公園を散策しつつ、楽しく時間を過ごしました。

知り合いというのは、この子です。うちで育った子が東京で暮らしているのです。


横浜 その2