山口家住宅      


2010年10月1日



旧堺市内にある、江戸初期の町屋、だそうです。すなわち、400年前の、庄屋の家、らしいです。
現在は、重要文化財になっています。調べると、どうも、現在は堺市の所有?ここここにも、解説があります。個人でこういう家を維持するのは、非常にたいへんなことなので、市に管理を任せているのか、寄贈したのでしょうか。


私が子供の頃は、ご家族の方は普通にここで生活しており、文化財なので釘一本打てない、と言う話を聞いたことがあります。この家のすぐ横に、現代風の普通の家があり、「山口」という表札がかかっていましたので、今はご当主はこちらで生活されているのでしょう。


家に入ると、ボランティアのおっちゃんが待ちかまえていて、家の説明をしてくれます。一度聞いただけではすべてを理解するのは困難ですが、説明を聞いたあと家を見学している間に次の人が来ると、さっきと同じ説明をしているので、横からもう一度聞くと理解出来ることが多々あります。






へっついさん、ですね。


古い家の、こういう木組みには圧倒されます。




お嫁さんはこの籠で嫁入りし、二度と帰れないように籠は上にしまわれる、とかなんとかおっしゃっていたように思います。




(左)江戸時代に増築した茶室、だそうです。





一室に、「堺線香の展示」、というのがありました。
堺は、線香で有名です。




蔵を改造しての展示があったり、堺の宣伝ビデオが流れている部屋もありました。

この一角(だけではなく、旧堺市内全体に言えることですが)は、空襲でも焼けることが無くって、あちこちに古い家並みが残っています。自転車でのんびりと走ると、一日楽しめると思います。