ミルワームによるヒヨドリの骨格標本                   


           2006.8.

*おまけ:ツバメ 2006.9


とあるところに、ミルワームで魚の骨格標本を作る方法が載っていました。動物園に勤めていた友人も、鳥は生きているうちはミルワームを食べ、死んだらミルワームに食べられる、というようなことを言ってました。
ということで試してみました。

適当に除肉。そのままドボン。


約1週間後。
良い感じに食べられているところもあるけど、首や翼、骨盤部は残った肉が黒くかたまって骨にくっついています。特に翼の先は皮膚も残っていたので、そのままひからびた感じになってしまっています。
こりゃいかんなあ、やっぱり鳥はミルワームはあかんのかなと思いつつ、あんまり見たくないのでそのままさらに約1ヶ月放置しました。


1ヶ月ぶりに見ると、黒く変色したところも白くなりつつあります。さらに首がはずれていたり、関節部がやわらかくなっているので引き上げました。ちなみに、(写真には載せていませんが)舌骨は約半月の段階できれいな骨だけになっていたのでその時点で回収しています。


こびりついている羽毛や肉片を簡単に落として、オキシドールに浸けました。


3,4日後引き上げました。かたまっていた関節部も可動性になっていました。
後日思ったのは、この時点でもう少し歯ブラシ等で除肉すればきれいだったんでしょうけど、オキシドールに浸けすぎたためか、肋骨がはずれそうになっていたのであまり真面目に掃除しませんでした。


組み立てる気はありませんでしたが、練習なんで組み立てを目指した乾燥を試みました。


数日乾燥しておしまい。
ボンドで固めれば組み立て標本の完成です。翼先端、足先の皮膚が残って変色しているのが気に入りませんね。



引き続き、ツバメを作ってみました。若いからか、頭蓋骨の一部がなくなった(食べられた?はずれた?)のでミルワームから引き上げました。
例によってオキシドールに浸けましたが、翼先端などはあまりきれいになりません。
まあ、比較標本用なら十分でしょう。