屋久島・種子島旅行      


その2ー2 種子島宇宙センター


2010年8月4−8日





合宿の目玉とも言うべき、宇宙センターの見学です。自然史とはあまり関係はありませんが、まあ、いいでしょう。種子島まで来て、これを見ないという手はありません。

施設見学は、事前申し込み(名簿を提出するらしい)が必要です。実際、行ってみてわかりましたが、セキュリティーは非常に厳しいものでした。バスから降りられるのは2カ所だけでした。(たぶん)JAXAの職員が案内してくれますが、ゲート、ゲートで運転手、解説される方の身分証をチェックして、乗客の人数を確認して、てな風でした。いつも、顔なじみのスタッフが、同じように案内しているでしょうに。


発射場へ向かうバスからの風景です。発射場ははるか向こうです。宇宙センターは3kmだか離れており、山道のような所を走って行きます。


何号機だったか、打ち上げ中止になったロケットを展示に使っていました。なんだか、もったいないですね。おそらく、何十億だか、何百億円するでしょうに。他に使い道はないのでしょうか?
まあ、すべて本物なので、それなりのインパクトはあります。とにかく、でかい。




いよいよ、発射場の見学です。バスから降りることは出来ません。


(左)次は18号機、と言う意味だったと思います。
(右)なんだろう、こんな「りっぱな」小屋もありました。


次の発射が迫っているので、この中で組み立てが行われているはずです。それにしては、静かな雰囲気でした。ここで組み立てられ、前のコンクリートをゆっくり移動するんですね。ちなみに、この建物では、左右で2代のロケットを組み立てられるそうです。また、この「引き戸」は、世界最大と言うことで、ギネスに登録されているとか。


今は使われていない、中型ロケットの発射場、だったかな。遠目に見ても、錆びて痛々しい感じでした。廃墟マニアに受けそうな風景です。


昔のロゴ、ですね。Aが一つ、落下したのか、さらに痛々しく感じます。
ちなみに、
NASDAとは、National Space Development Agency of Japan、だそうです。


バスから降りられる、2番目の施設。管制室です。必ず、中継される部屋ですね。あまりにも小さいので驚いていたら、まあ、他にも関連施設はいっぱいあって、ここだけじゃないから、てな事をおっしゃっていました。
右は、壁に貼られていた、発射時の内部風景の写真です。


バスによる見学は、これで終了です。次は、展示施設を見ました。


世界的な業績を上げている事業の割に、展示施設は大きくありませんでした。わざわざここまで来る人が少ないからでしょうか。他にも施設があるからでしょうか。


国際宇宙ステーションの模型です。


月着陸の図というか、模型。懐かしい。


宇宙センターの向かえにある、発射観察所。斜面を利用して建てられている。上部に、カメラの放列が並ぶんでしょう。


前の広場。記念撮影所、らしい。


ホテルの廊下に張られていた、打ち上げ時の写真。


お土産。
新型のロケットだろうか?HUロケットに、スペースシャトルがくっついている。画期的。




ロケット発射時は、種子島中の民宿、旅館が埋まると言います。一度見ると、その感激は非常に大きいらしいです。ただ、予定通り打ち上げられることは少なく、せっかく見に行ったのに、やむを得ずそのまま帰らざるを得ない人も多くいるらしいです。「玄人」は、飛行機や旅館の埋まり方を調べて、打ち上げるであろう日時を推定すると言います。なんせ、打ち上げ時は、関係者が何百人も来島するらしいからです。