ウポポイから千歳へ    


2022年11月4日


ピーチで、「弾丸ツアー」(だったかな)というセールがありました。日帰りの往復航空券を安く販売する、というものでした。北海道もあったのですが、行きは第2便、帰りも最後から第2便で、滞在時間が少し短くなっています。あと何千円か追加すると、セールと関係なしに始発便、最終便で往復できることがわかったので、思わず予約してしまいました。
行きたかったのは、ウポポイという、アイヌ関連の施設でした。飛行場からもあまり遠くないので、十分時間が取れそうでした。

飛行場からは、JRで白老まで南下します。時間の都合で特急に乗ると、すぐに到着です。

   


到着後すぐに、アイヌの踊りを見学しました。撮影できませんでしたので、写真はありません。
その後、博物館へ。
博物館は、1階でアイヌの文化と歴史を紹介した15分ほどの動画を鑑賞後、2階の展示施設を見ました。2階はワンフロアーにいろいろなものが展示され、所々でビデオを見るような形式でした。
以下、いつものように画像の羅列です。それぞれの解説は現地でお確かめください。

   

 

   

   

 

 

 

 

 

 

 

   


明治時代の剥製です。

 

 

 


萱野さんの紹介です。
萱野さんはじめ、何人かの方々が私設のアイヌ展示施設を開設されているようです。

   

   

 


北海道で数年間生活していましたが、アイヌの問題を深く考えたことはありませんでした。
大阪に帰ってから、本田勝一さんの本で漠然とした知識を仕入れ、その後もずっと気にはなっていました。いつだったか、ウポポイの施設ができたと聞いて、いずれ機会があれば、と思っていました。

でも、おそらくかなりお金をかけた施設であろうことは想像できましたが、本当の問題に正面から取り組んでいるようには感じられませんでした。博物館的な物を並べるだけでは、「みんぱく」と変わりがありません。むしろ、「みんぱく」の方がまとまっていたような気がします。

帰ってからも「ウポポイ」の記事なんかをググっていましたが、もう少し勉強してから訪れた方がよかったのかもしれません。また、他の施設も見学したい気になりました。

アメリカでもオーストラリアでも、発展の影では先住民族との軋轢、むしろ略奪、弾圧の歴史があったわけで、本田さんが、北方領土はロシアとか日本の領土と騒ぐ前に、本来はアイヌの人たちのものなんだから彼らに返せ、って著書で書いておられたことがずっと頭に残っています。


いろいろ考えながら、白老駅まで戻りました。

 


次の目的地は、千歳水族館です。千歳川沿いにあって、インディアン水車で有名なところです。さらに、ここでは川そのものが見られて、今の季節はサケの遡上が観察されるようです。

   

 


水族館では淡水のサケ類がいろいろ展示されていましたが、みんな同じに見えてしまいます。

   

   

   


あちこちで野生化しているウチダザリガニです。

 

   


ミンクが展示されていました。これも野生化しているんだとか。

 

   


いよいよ、川の中の観察です。
たくさんのサケが見られました。

   


オスはけんかでボロボロです。

   

   

 


通路に、さかなくんの絵が何枚も飾られていました。

   

   


イトヨ、だったかな。

   


インディアン水車です。
回転部分の網で捕獲された魚が、右側に流れていきます。

   

 


橋の上から川を眺めるとたくさんのサケがみられました。

   


この下側に観察施設があります。

 



ここの観察後、札幌へ移動しましたが駅周辺をうろうろして「北海道土産」を買い込んで、再び新千歳空港へ移動しました。
ピーチの最終便は8時過ぎの予定でしたが、ピーチによくあることで一時間遅れでした。結局、大阪に着陸したのは12時を回っていました。それでもまあ、
楽しい一日を過ごしました。