都市の自然  

2014年7月ー


博物館の特別展です。
何年か前にも、同じ(あるいは同名で?)特別展があったそうです。先に結論を書くと、その時との比較があった(ある)のかどうか、よくわかりませんでした。
   


入り口の、顔出しパネルです。
アダカグモのゴキブリ狩りと、ネコのネズミ取りです。

   


まず、家屋内の昆虫の展示です。「都市の自然」というより、「家屋内害虫」です。
何十年か前の台所、居間を復元しているみたいですが、今から思うと、なぜ今の時代じゃないのか、よくわかりません。昆虫の巨大模型があちこちに隠されています。

   

   

   


こちらには、やぶ蚊?、シマ蚊?、の模型。展示と合わせて蚊の飛ぶ音が流れています。

   


吸血前と、吸血後。

 


今でもいるのでしょうか?南京虫すなわち、トコジラミ。
(右)標本のラベルがすごいなあ。電車内で、お客さんの服から採集しています。

   


これも有害昆虫で有名です。実物を見たのは初めてでした。
すごく小さい。

   


有害昆虫となると、これは外せないでしょう。

   


(右)オオゴキブリは家の中じゃなく、森にいる、かわいい子です。

   


「コガネムシは金持ちだ~」のコガネムシは、ゴキブリの可能性もあるとの説です。
ちなみに、この日本建築の「社」は、橿原だったか、飛鳥だったか、どこだったかでゴミで廃棄されかかっていたのを博物館の学芸員が見つけて「ひらって」来たものだったと思います。たぶん、国の税金で作られたもの。
展示で何回も、使われています。ふだんは館のバックヤードに放置されています。

   

 


ゴキブリとなると、このクモもはずせません。アシダカグモです。
実物の展示と、ゴキブリを捕まえるビデオが上映されています。

   


やっと、「都市の自然」の展示です。
ヒナコウモリの事が少し書かれています。

 


私のデータがいくつか使われています。
標本は私のかなあ。なんか、ちょっと出来が良くない。

   


もちろんネズミも外せないだろうけど、突っ込みが浅いようにも思います。

 


ドブネズミは思っていたより小さい(成獣の標本じゃない可能性もあるのかなあ)し、クマネズミは思っていたより大きいです。

   


これも今では外せない「外来哺乳類」ですが、これも突っ込みが浅いように思います。もっと解説することがいっぱいあるんじゃないかなあ。

 


うーーん、私の時代にはなかった・・・・・・。

   

 

   


これは、いつだったかのセミの展示で見ています。
都市間の比較はおもしろかった。

   

   


なぜ大阪ではこんなにクマゼミが増えたのかの解説、仮説がいくつかありました。興味がある方は特別展へ。

   


最後はいつも子供が遊べる(というか、イベント用の)スペースです。
今回の出し物はゴキブリへの変身パーツと、巨大ホイホイ。

 


謝辞を頂きました。

個人的に興味の第1は哺乳類、次いで鳥、昆虫なんかになってしまいます。展示はもちろん植物、無脊椎動物、魚、地学まで盛りだくさんなんですが、展示解説を読んでも頭に残りませんので、ざっと流した程度でした。それらの分野に興味がある人はおもしろいんでしょう。

今回は対象が多岐に渡りすぎているのか、私自身の興味と理解力が減少しているのか、いまいち、インパクトを感じられない特別展でした。
解説の割には、哺乳類と鳥の実物展示が少ないようにも思いました。







都会の「生物多様性」
10月8日


少しこじつけですが、都市で見られる生物多様性の例として、動物園動物の骨格標本の展示が始まりました。会期はあと1週間しかありません。
今のうちに見に行ってください。

 


(右)サイの角は骨ではありません。

   

 


エミューにヒクイドリにダチョウ。

 


ペンギンです。

   


キーウィ。翼がおまけみたいにくっついています。

   


なんだっけ?猛禽です。

   


オオハシ


コアラに、フタユビナナケモノ。

 


キリンですね。

   


食肉目いろいろ。

   


普通の展示部分です。
都市の自然というとタンポポが代表的。セイヨウタンポポとカンサイタンポポだけ、てな単純な様式ではないそうです。

   

   


これも通常展示です。