たぬきのページ                    





シロ死亡
2011年11月11日


眠るように、シロもクロの元へと旅立ちました。







在りし日のクロ
2011年2月10日 撮影




いつも二人で。これからは、ひとりぼっち・・・・・・・





クロの訃報
2011年2月13日


肺炎にて、死去しました。
謹んで、ご報告申し上げます。




今日のタヌキ
2010年6月10日


わ、気が付くと5年ぶりの更新ですね。
二人とも、顔はすっかり白くなっています。ピンぼけで、あまりはっきりわかりませんねえ。

5月で、来てから8年になりました。
最近、特に老けたような気がします。







今日(2004年11月)のタヌキ

一年ぶりのようですね。
年賀状に使えるかと、何枚か写真を撮りましたのでこちらにも利用させて頂きます。
やっぱり冬を迎える前はコロコロになるようです。
ということで、写真は掲載しますが去年とどこが違うの?と思わなくもないですねえ。




今日(2003年10月)のタヌキ

友人から、「このページの更新がない、看板(近頃、となっている!)に偽りがある」、との指摘がありました。
HPというのはそんなものだと思っていましたが、先日、HPを見た方からタヌキを欲しいという電話がありました。ちょうどこのスペースにタヌキをもらって下さい、との記載が残っていたためらしいです。
詳しくは聞きませんでしたが♀を飼っていて寂しそうなので♂を飼おうかと思っているとか。
うちのタヌキは去勢済みであること、違法飼育である、相性が合わなければ大げんかになるのではないか?と言う話をしたらそれで終わってしまいました。

何人かの友人にこの子達を見せたことがありますが人によって反応(タヌキ側の、です)は様々です。近寄ってきたり、警戒して逃げたり。今の段階で違う環境に置くのはかわいそうだし、そのまえに私自身手放す気にならないと思います。公的な施設で、展示に使うのならそれなりにお役に立つのでしょうけど、ペットとしてどこかへ譲るというのはたぶん無理です。

で、「近頃のタヌキ」ですが、丸々と太っています、と言うことぐらいしか書くことがないです。
夏場は庭のセミとかコガネムシを与えると、振り回して遊んでから食べることで少しはストレスの解消になっていました。
切れやすい性格はなおることが無く、怒るとよけいに反発します。裸足に興味があるらしく、子供は夏場に裸足にスリッパで運動場に入って、何度と無くかまれて血を流していました。私に反抗することはほとんどないので、やっぱりかなり人を認識しているのでしょう。

恐がりの性格も全く変わらず、少しでも変な物音がすると下の写真のように隅に逃げ込みます。大雨の時はこのケージの上の隙間に2頭かたまって寝ています。

もっとましな写真と思いつつ、何枚撮ってもろくな写真が出来ません。
ペットのタヌキでもうまく撮れないのに、動物写真家というのはすごいですねえ。野生の動物を自由に扱うのですから。



近頃(2002年10月)のタヌキ

コロコロになりました。冬に備えて皮下脂肪を貯めるのでしょうか。
自宅裏のスペースに入っており、私が朝晩掃除がてら遊んでやるのと、夕方奥様が夕食の缶詰を与えるとき以外は人との接触はありません。週末はたまに犬と一緒に庭に出しています。

食と住(と医療)は保証されていますが自由?が保証されていません。スペースはかなり広いのでいわゆるケージ飼いではありませんし、遊んだり走り回るスペースは十分あります。
でも、ふと思うのは、このままここで生活するのが幸せなのか、食に困り死ぬ可能性もあるけど山野に帰るのが幸せなのか。顔を見ていると本人はあんまり深く考えてないような気もしますが。

鳥だったらたぶん放鳥します。
人工保育後は最初は野性に返すつもりでした。
さて、いくら考えても結論が出そうな気もしませんがどうしたものでしょう。
アライグマみたいに凶暴になればすぐに山に放す決心も付くのでしょうがおとなしいし、見るからに”タヌキ”ですので考えてしまいます。





近頃(2002年夏)のタヌキ

すっかり、タヌキになりました。
庭へ出てイヌネコと追いかけあい。かみつきますが本気ではありません。
もっと小さいときの方が咬み癖がありました。
野生復帰の練習にセミを与えるとおいしそうに食べました。生きたカナブンを与えると、かじって遊んでいるうちに逃げられました。雑草もかじっているので野生の血はやっぱり残っているのでしょう。でも、玄関が開いていると部屋に入りたがります。

ネコと戯れる。背中の白さはそのまま。 2002.8.13撮影。やっぱりタヌキ。




最近のタヌキ

はじめに

7月上旬に大阪府の野生鳥獣担当部署に電話をしました。
タヌキが大きくなったので、ボランティアで飼育を希望される方がおられるかどうか、聞いてみて欲しいと言ったのです。
飼育ボランティアといって、野生鳥獣が怪我などをしたときに、放鳥できるまで一般市民に預けよう、という趣旨で出来た制度です。結果的に放鳥できなければ一生飼う必要があるかもしれません。私自身、あまりこの制度に賛成ではありませんが制度がある以上、放獣出来ないタヌキもこの制度で”一時”飼育してくださる方を見つけようと思ったのです。

答えは即座に”いません”、でした。やはり一生飼う状況は想定していない、との返事です。当HPのどこかに書いていますが放鳥できる鳥はボランティアに頼る前にこちらで放鳥しています。うちでは断翼したキジバトをボランティアの方にお願いしたことがあります。以降、キジバト、カラス(複数)をお願いしたときは”おられませんでした”、で、最終的に飛べないまま放鳥、あるいは安楽死でした。

私:「そちらで飼い主を見つけられなければこちらで見つけます。」
役所:「野生鳥獣の譲渡は出来ない、法律違反です。」
私:「ペットショップにお願いすれば欲しい人がいるかもしれない。」
役所:「うちに預けて頂ければ放獣します。」
私:「必ず死にますよ。」
役所:「それが自然ですから。その死はまた次の生につながるのです。」
(私:堺のど真ん中でもそういう大自然の輪廻転生があるんだ、知らなかったなあ・・・・・・。)


実はケリを上野動物園に持っていくときにももめたことがあります。週末の院長 3月31日分をご覧下さい。
飼養許可証を出す、出さないでもめたのです。その時も飛べなくってもいいから放鳥して欲しい(あるいは預けて欲しい)というようなニュアンスでした。怪我をした鳥を府外に持っていく法的根拠がないというのです。

一度飼養を認めると”怪我をしていたので保護した”といって野生鳥獣を飼育する人が増える、というのが役所の言い分です。


片一方で怪我をした野鳥は救護ドクターに連れていきましょうと言い、片一方で飛べない鳥でも放鳥しましょう、死んでもそれが自然です、って、どう考えればいいんでしょうねえ。

ということで、タヌキの飼い主をこういう形で募集することは違法らしいです。
ので、保護されてきた野生のタヌキを放獣出来るまで飼育してくださる方を募集します。
大阪府在住の方は飼育ボランティアに登録してくださればうちから預ける形にします。大阪府外の方はケリと同じケースで、私の名前で大阪府から鳥獣飼養許可証を発行させます。たぶんそれを譲渡してもらった、という形で他府県の担当事務所に届けを出すのでしょう。

そういえばアオバトも某所で違法飼育をお願いしています。飼養許可証はもらいましたが私の名前のままです。違法飼育や、とのたれ込みを期待しているのですが指摘されたことはないそうです。




というのが前置きで以下が本文です。

友人の動物病院から”タヌキと犬の子の区別を教えて欲しい、”って電話がありました。犬の子なら育てて、もらい手を探すがタヌキなら飼えないので困る、とのことでした。
その病院で実物を見たところ、スタッフの半分が犬、半分がタヌキ、って意見が分かれたそうです。
電話では背中が白い、というので私は犬でしょう、って返事をしましたが実物を見ると・・・

6月2日。どこから見てもタヌキ。一人は白い。顔だけ見るとクマにも似ている。約300gでした。

この日から人工保育をはじめました。

カオちゃんと寝ています。 遊びざかり。食べざかり。

見えるもの=遊べるもの、というぐらい何にでも喜んで飛びついてきます。
病院のネコちゃん&ワンちゃんと追いかけっこしたり、おもちゃを引っ張り合いっこしていつもじゃれてます。
そして遊び疲れたら…もちろん寝てしまいます。ダンボール中がお気に入りです。