18切符・下呂温泉と飛騨高山     
 
2011年3月10日(木)
       
   


久しぶりに、18切符を計画しました。
目的地は、飛騨高山。なんとか、一日で行って帰れるようです。ただし、高山に滞在できるのは、1時間ちょっとしかありません。ほんとに、行って帰るだけになります。雪をみられればいいなあ、と思っていたのですが・・・・・。

(左)図書館で、暇つぶしの本を仕入れました。
(右)便利なHPがあるもんで、18切符用の切符検索で一発です。簡単に検索できすぎて、時間のチェックをしなかったのが、あとで響いてきます。


今回は始発ではなく、堺市駅、5時51分の、新大阪行きに乗りました。たぶん、阪和線から直接新大阪駅に行くのは、この一本だけ何じゃないでしょうか?この電車は、大阪駅を通過しないと言うことでも、ユニークですね。どこを通るのか、ちょっと楽しみにしつつ乗ってみると、座るところがないくらいに人が乗っています。みなさん、お仕事、たいへんですね。


珍しい電車だからか、「撮り鉄」が何人もいました。





「計画書」に、「176分」と書かれていたところがあり、さすがに高山は遠いなあ、普通電車で3時間も乗るのか、と思っていました。しかし、よく見ると、「美濃太田での待ち時間が176分」、と言うことでした。そういえば、宮崎に行ったときも接続電車が無く、2時間近くブラブラしていたことがあります。ここは、それ以上。
時刻表を見ると、下呂まではスムースに行けるようでしたので、とりあえず、下呂へ先に行くことにしました。


雪に期待しましたが、日陰にほんの少し、きたない雪が積まれているくらいでした。
マンホールに、アオサギのような鳥が書かれていて、ふーーん、ここじゃ、こんな鳥が珍しいのか、と思っていたら、駅に解説がありました。アオサギじゃなく、「白鷺」が温泉を見つけた(?)そうです。


とりあえず降りても、行くところがありません。観光案内図に、茅葺きの家を移築したところがある、というので行ってみました。「下呂温泉合掌村」となっています。
行ってみると、入場料が800円だったかなあ、普通の観光施設のようでした。合掌の家は白川郷でいくつも見てしまったし、このように実際に人が住んでいない家は、なんとなく生きている感じがしません。もったいないので、周囲の道路からのぞき見だけして、おしまいにしました。



その後、いわゆる温泉街をうろうろしたり、観光案内に書いてる「名所」をいくつか見ましたが、まあ、これといって何ともない所ばっかり。
外人さんとか、若いお姉ちゃん、お兄ちゃんが多いのにはちょっとびっくりしました。それでも、平日で時期が悪いのか、あまり活気のある感じはしませんでした。

一時間ほどうろうろして、とりあえず駅に戻りました。
駅の近くで、見つけたもの。温泉の、「自動販売機」です。


駅で、2時間もボー、っと、待っていても仕方ありません。
時刻表を見ると、高山まで特急が走っています。1580円也。これを使えば、高山での滞在時間が2時間を超えます。18切符フリークに怒られそうですが、ちょっとワープしてみました。


(左)下呂よりもっと山中に行くので期待したのですが、やっぱり、どこにも雪はほとんどありませんでした。
(右)特急電車に乗るなんて、何年ぶりでしょう?やっぱり、早い!



まず、観光案内図を手に入れて歩き出しました。

国分寺、と言うんだそうです。大きな木がありました。






境内に、「さるぼぼ」の棚(?、こういうの、なんて呼ぶのかな)。
気になって調べると、飛騨特産のようなことも書いてありますが、たしか、奈良かどっかでも、見ているような気がします。


次に行ったのが、「高山陣屋」。
昔の役所、とでも思えばいいのでしょうか?それはそれは、りっぱな建物でした。
詳しくは、あちこちのHPに書いてあるので、検索してみて下さい。たとえば、こんなところととか、こんなところ


時代劇に出てくるような、「御白洲」、です。







あまり時間もなく、次は八幡宮へ行ってみました。


高山というと、祭りと山車を思い出します。そして、山車の、からくり人形。
八幡宮の横に、屋台会館というのがあったので行ってみました。りっぱな山車がいくつか並んでおり、祭りのビデオも流してはいましたが、一番期待していたからくり人形については、展示や解説はありませんでした。


八幡宮の目の前の土産物屋に、「からくり実演」の看板がありました。なんだか、観光地によくある、「見せ物小屋」的なものかなあ、と思いつつも、まあ、次に来るかどうかわからないので入ってみることにしました。

切符売り場に行ってみると、誰もいません。土産物屋のおっちゃんが、あまりにもヒマなので道路でネコと遊んでいましたが、私を見つけてあわてて店に戻って来ました。

誰もお客さんはおらず、私が入ったらすぐに、「上演」です。
おばちゃんが出てきて、はじまり、はじまり。客席には、私一人。
「からくり人形は、二人で操作します」って、客より、関係者の方が多いことになりますね。

弁慶と、牛若丸。それなりに、おもしろかった。


こっちは、飛び技、とでも言うのでしょうか。いろいろな、大技の組み合わせです。



(左)こっちも、それなりにおもしろい。
(右)おばちゃんと、一対一で、解説を聞きつつ、演技を見ます。緊張します。



これは、下で人形を扱っているお姉ちゃんも見せてくれます。


少し見にくいですが、弁慶と牛若丸の、裏、です。


なぜか知りませんが、この会館では、獅子頭の収集もしているそうです。



古い街並みが残されているところもあります。
興味がある建物もいくつかありましたが、それぞれ入場料が必要ですし、時間の都合もあって、割愛しました。



高山では、「外人さん」も大勢見ました。確かに、古い時代を思わせる建物、街並みがいっぱいあって、非常に良い感じの町でした。機会があれば、雪のある季節に、ゆっくり訪れたいところです。ここをベースに、白川村なんかに行ったり、山中の温泉街に行けるそうです。

で、夕方、16時過ぎの普通電車で帰路につきました。
自宅到着は11時過ぎでした。


表面上の運賃は、5460円の往復で、10920円。
久しぶりの、楽しい旅でした。