宝塚動植物公園
頭骨コレクション
            



              2005年5月4日



宝塚ファミリーランドには動植物公園も併設されていました。2年前の4月に閉園し、その時の様子は私のHPにも書きました。
それに伴い、園で保存されていた頭骨標本(その他剥製もいろいろあったらしい)が新収蔵展で公開されました。頭骨だけでも187点あるそうです。
民間の会社と言うことはおそらく資産でしょうに、すべて寄贈するって、太っ腹ですなあ。もっとも売ろうにも誰も買わないか。

話は全く変わりますが、収集家、研究者個人が持っているまとまった標本というのは世の中に結構あるようです。たいてい、故人になられると家族が処分に困って(?)博物館なりに寄贈され、何とかコレクションという名が付きます。しっかりした人は故人になる前に館に寄贈したり遺言しているようです。また、館や研究所もある意味ではそれを当てにしていて、密かになくなるのを待っていたりします。

岸和田の自然資料館が出来たきっかけは、市内に在住される資産家の方が趣味で集めた動物の剥製を、亡くなる前に岸和田市に寄贈されたことが発端だとか。大きな声では言えませんがこの館は3階(だったかな?)の剥製の部屋が一番おもしろい。

どこかの鳥の研究者が亡くなったときは、標本をどこかの館とどこかの館が取り合いをしたとか。


ということで今回は宝塚の標本がめでたく(地元の兵庫県ではなく)大阪自然史博物館に来たようです。噂には聞いていたけどこんなに立派な標本だとは思いませんでした。動物園は、もちろん生きた動物の展示が仕事で、亡くなった子を病理解剖することはあっても、こういう形で標本として残す努力をしていたのはたいしたものです。

ということでいつもみたいに写真の羅列になりますがそれなりに楽しんでいただければ幸いです。
本当は実物を見てもらうのが一番いいんですけどね。

ちなみに、非常に残念な事ながら種名が入っていない標本がいっぱいあります。標本を作ったデータは残っているらしいので、その当時の飼育動物がわかればわかるんでしょうけど資料が来ていないとか。大阪自然史博物館には現世ほ乳類の専門家がいないのもつらいところ。
まあ、皆さん、適当に想像して下さい。

ゾウはいつ見ても奇妙ですね。

シマウマ キリン

キリン ラクダ、何となくラクダっぽい。

うん、見るからに、カバ

ヒツジとかヤギとか、その友達。

イノシシの友達らしいが誰?

これが一番奇妙だった。アシカは年をとると頭骨が変形する?

これはこれでいいけど こっちはおまけ?私も初めて見た。

何やったかなあ?見たことあるような、ないような。

ヤマアラシ、だそうです。 、だそうです。

これ以下、サルの一種、というのが続く。

昔は、こんなん作ってたんかいな? マントヒヒ、だそうです。

なんじゃ、こりゃ?シリーズ。 アリクイにアルマジロ。

有袋類でも基本はほとんど同じですね。当たり前?

ということでお終いです。
あー、疲れた。