シーナのお産 4回目 (2003年12月3日)      


4回目のお産です。

レントゲンで6頭を確認しています。

予定日は交配日ではなく、排卵日から計算します。交配後も膣の細胞を調べることにより、かなり正確に出産日を推定することが出来ます。さらに体温を測定すると、分娩の1日前に1℃以上の体温低下があるのでそれも参考にして分娩が近いことがわかります。

シーナの場合は発情パターン、今までの交配から分娩までの過程がわかっているので出産日は29日と推定し、体温はあまり熱心に測定しませんでした。
それでも28日午後に37.2℃となったので29日のつもりをしていました。

ところが、29日を過ぎても30日を過ぎてもいっこうに産む気配がありません。体温は37℃後半をうろうろ。X-RAYで確認すると胎児は育ちすぎぎみ。でも超音波や聴診器では胎児の異常がありませんでしたので様子を見ていました。

2日になってやっと態度がおかしくなり、2日の深夜、3日の早朝にお産が始まりました。
今まではお昼の出産でしたので待つのも楽でしたが、今回はシーナにつきあって徹夜になってしまいました。
胎児過大による難産を危惧していましたが、時間はかかりましたが一応は詰まることなく産めました。が、2頭が死産、1頭は仮死状態でその後持ち直しました。

体重が300g前後、亡くなった子は323gとかなり大きな子供でした。
今から思うとやはり29日が予定日で、何らかの要因によりきっかけがなく(?)産めず、2日になっていよいよやばいと思ったのか、分娩が始まったけど大きな子は時間がかかりすぎ、早期に胎盤が剥離して呼吸出来ずに死亡したのではないかと推定しています。帝王切開を30日の時点ですれば死ななかったかもしれませんが、あとにならないとわからない事ですし、お産はやっぱり難しいものです。

結局、現在4頭を育てています。とりあえずは元気そうでちょっと安心しています。

やっと終わり、シーナもお疲れ。 模様はそれぞれ。

4日に尾の切断手術をしました。どういう歴史的背景があるのかは知りませんが、一般的にコーギーには尾が根元からありません。ここまで短く切断するのは技術的にも難しいし、犬にとっても良いことではないのですが。
イギリスのように法律で禁止しないと・・・・・・。


画像だけではわからないと思うのですが、すくすく育っています。


目も開いて歩くようになりました。一人前に、乗りかかられると怒る子もいます。


同じような写真の羅列になりますねえ。一人で動き回って迷子になりそうになる子も。


まあ、これらも同じような写真です。
買い物カゴは通勤用、ネコは病院のカオちゃん。


撮りやすいし、かわいいので、どうしても寝ている写真になる。離乳も始まり個性が出てきているようです。


もう、すっかり普通の子犬になっています。

あっという間に大きくなり、もうお別れの時です。
今日(1月24日)に一人いなくなり、月曜(26日)にもう一人、水曜に三人目、残りも来週末には・・・・・。
みんなそろっての食事はこれが最後です。



このページもこれで最終章、だと思います。
来週からはシーナとソフィだけの静かな生活に戻りそうです。
さびしいような、ほっとするような。