札幌・時計台から北大博物館
2018年11月29−30日
札幌2日目です。この日の目的は北大博物館です。
夜に少し雪が降ったようです。
まず、二条市場へ行きました。
私が北海道にいたころは、こんなカニはいなかったように思います。もっとも、当時はあまり興味がなかったのも事実ですが。
あちこち店を物色して、イバラガニとケガニ、イクラを買って配送を頼みました。
次は時計台へ。
先日の地震の関係で、無料開放されていました。
札幌農学校時代の生徒さんたち。
(左)昆虫学者です。博物館の古書でよく名前が出てきます。
(右)酪農の町村さんのルーツですね。
ここの時計は100年以上現役です。
同型機が展示用に、見えるところに設置されています。
ちょうど解説の時間に合って、いろいろ教えてもらいました。
いよいよ、今回の主目的の博物館へ。
北大構内には古い建物がいくつも残っているんですねえ。札幌近郊に4年、北海道に7年住んでいたのに知りませんでした。
実際には、クラークさんがここにおられたのは1年にも足りなかったそうです。
市川さんは、ウサギに癌を発生させたことで有名です。
渡瀬ラインの命名者。
昆虫の松村さん。
松村さんの標本がいくつも展示されていました。
鈴木博士。少し前の事で、忘れていました。
研究内容の解説もありましたが、さっぱりわかりませんでした。
ここからが一番の目的だった、トウキョウトガリネズミの展示です。
名前の由来がすごく面白い。エゾとエドを間違って、エドがトウキョウになっています。詳しい経緯、話はググってみてください。
生体が見られるのが展示の目玉です。(たぶん、個体への刺激を避けるため)撮影禁止となっていたので写真はありません。
最初しばらく眺めていましたがさっぱり見つからないので諦めていました。展示物を見たりしていると出てきて、工作物を使って動き回ってくれました。
親指ほどの、本当に小さな生き物でした。
感激。
大きさの比較です。一番手前にトガリネズミがいます。
各学科ごとに展示があります。
神経の標本、です。
小林さんの研究です。
ヒトの皮膚病変の、蝋で作られた標本です。
松村さんの、当時の標本類です。
廊下にもいろんなものが展示されています。
壁にいたコウモリです。
展示は膨大すぎて、とてもすべては見られませんでした。主目的だったトガリネズミの生体が見られたことで十分満足できました。
その後、場外市場という、卸売市場の近くにできたという観光客向けの海産物市場へ行きました。二条市場よりずいぶん高いような印象を受けました。観光地化しているからでしょうか?
一応、イクラ丼を食べてお土産を買ったりしながらうろうろしました。
そこからはJRで空港へ。
またまた空港でいくつか買い物をし、時間つぶしに展示施設や屋上で飛行機を眺め、帰途につきました。
15分ほどの遅延はありましたが、ほぼ時間通り帰ることができました。
まあ、費用の割に十分楽しめた北海道旅行でした。
翌日、二条市場での買い物が届きました。
すごくおいしくいただきました、とさ。