長野旅行  


2022年7月8日~7月10日


コウモリフェスティバルが乗鞍高原であるので、それに合わせて先に松本へ行こうと思いました。ネット検索では5~6時間でしょうか。
せっかく、週休3日もらっているので、木曜日の仕事が終わって食事してから、夜中に走ることにしました。
夜9時に家を出て、高速を使いつつ、最初の目的地は長野市の茶臼山動物園。現地着3時過ぎ、だったかな。それから車で仮眠していました。

ここ、植物園もあったり、公園に「恐竜」がいっぱい置いてある、と書いてます。動物園の開園は植物園より少し遅いので、散歩がてら先に植物園を歩いてみました。が、地図もあまりないし、どこに「恐竜」がいるのか、よくわかりませんでした。茶臼山という名の通り、山のてっぺんにある公園なので、坂が多くて、今日も暑いし、結局、諦めました。

ちなみに、公園の周りにはリンゴ園がたくさんあって、青い実がいっぱいできていました。ちょうど、和歌山のミカンの風景と一緒です。

   


先に結論を書くと、一昔前の小ぢんまりした動物園、という感じです。古臭さは否めません。敷地もあまり広くありません。

 

   


さすがに、ツキノワグマはペアで飼育しています。地元でいくらでも捕獲できる?
朝一番に入ったので、果実とかを一生懸命食べていました。

 


これも、地元にはいっぱいいるかも。
ニホンカモシカです。

 


チンパンジーは数頭いたように思います。


シマフクロウが入った、って書かれていたけど、ここは広すぎてどこにいるのかわかりませんでした。が、帰りにやっと、ケージの一番奥にいるのを見つけました。


オランウータンは、今では珍しいかもしれません。


バードケージだそうです。現在は感染症予防のため、入れなくなっていました。
アルビノのオシドリがいる、って書かれていて、隙間からのぞくといました。遠めに見ると、ハトみたい。


やっぱり、タヌキはかわいい。


「マンホールに入るアライグマ」だそうです。
上手に自分で蓋をするのか、これじゃ見えませんね。


ピートロング、だったか。人懐っこいのか、すぐに寄ってきました。
ちなみに、ウォンバットもいるらしいですが、かなり長い間探しましたが、見つかりませんでした。

 

   


これも地元なんで飼っていいるのでしょう。
ライチョウです。かわいい。

   


かなりゆっくり回りましたが、1時間半くらいで見つくしました。
ウォンバットやピントロング、ライチョウとか、珍しい生き物もいるけど、狭すぎるなあ。


そこから、松本市内へ移動しました。
車を置いて、向かったのは松本城。国宝だそうです。たしか、国宝のお城は日本で3つだけだったかな。

今日も非常に暑い日でした。
すぐに汗が吹き出します。

 


あとは画像の羅列です。
たしかに、素晴らしい建物でした。

 


建物内部には、昔の鉄砲がいっぱい並んでいました。見ごたえがあります。


鉄砲と言えば、種子島と堺です。

 

 


地図を見ると、城の北側に雑誌か何かで見覚えのある学校がありました。開智学校、と言うんだそうです。
行ってみましたが、残念ながら、補修工事で近くへはいけませんでした。


その横にも、古い建物があって、一般公開されていました。

 


まだまだ時間が余っていたので、時計博物館という所へ行きました。
個人コレクションがもとになった展示施設のようです。
素晴らしいのは、ほとんどの時計が「現役」で、時間もほぼあっていました。毎朝、ネジを巻いているのでしょうか。

 

 

   


松本に一泊した後、乗鞍へ行きました。
フェスティバルの一日目は自然保護センターでした。


ここでフェスティバルが行われるのは、30年前に一回目のフェスをしたので、その記念、みたいなものだそうです。で、なぜ一回目がここだったかというと、バットハウスという、コウモリ用の小屋を作ったからだそうです。

   


この付近でクビワコウモリという珍しいコウモリが見つかったのですが、そのコウモリが住み着いていた建物を改築することになり、コウモリを人工の家に移動させようと思ったらしいです。

 


コウモリを人工の建築に移動せせることは、青森県でのヒナコウモリの例があって、そっちが成功したのでこちらでも、という事みたいでした。

 


実績を見ると、年によって数十頭までのコウモリが利用している、という事みたいです。ちなみに先に結論を書くと、今日は小屋の中にウサギコウモリ一頭と、クビワコウモリが一頭入っていたそうです。今は出産シーズンで、この付近のコウモリは従来通り、あちこちの建物の屋根裏等を利用しているそうです。


一見したところでは、ヒナコウモリにそっくりです。


自然保護センターは、まあ、どこも同じような展示です。人があまり入らないというのも似ているかも。
ここでも他のセンターと同じように、剝製をいくつか並べ、自然を紹介していました。

 

 

 


郷土資料としてのこういう道具類は、歴史と人の知恵、営みが感じられて素敵です。

   

   

   


こちらには、「コウモリの会の歴史」が展示されていました。

 


コウモリの会の評議員をされていた動物写真家の中川さんが亡くなられ、その作品展示もありました。
中川さんは富士山の生き物なんかも撮影されていました。


講演会です。

 


だんだん話がむつかしくなってきて、付いて行けませんでした。そもそも、録音したり解析したりの道具を持っていませんし。

   

 


ミニコンサートがありました。
中川樹海(きみ)さんとおっしゃる、中川さんのお嬢さんです。
沖縄民謡を主に演奏しておられる音楽家です。三線弾き島唄うたい、って自己紹介されています。
ググっていただくと彼女のtwitterなんかが出てきます。また、コンサートの予定なんかも書かれていますので、ぜひ一度、聞きに行ってあげてください。


演奏会の後、日が暮れるのを待ってコウモリの観察会です。
コウモリ小屋にはこの日、クビワコウモリは一頭しかいないという事で、いつも多数が飛び出すという、観光センターの裏手で待機していました。

 

(写真を撮っていなかったので、事務局の水野さんのFBからお借りしました。)
この建物のてっぺんの、小屋根の屋根裏にクビワコウモリが住みついていて、日暮れからしばらくするとコウモリがいくつも飛び出してきました。大きさはやっぱり、ヒナコウモリと同じくらいの感じでした。

私が大阪のヒナコウモリ出産コロニーを観察していた時は、短時間に多数のコウモリが飛び出していましたが、ここでの観察では、ぽつ、ぽつという感じでのんびりバラバラに飛び出していました。

観察会の後は雨が降ってきたこともあり、コロナの関係か、いつもある懇親会もなく、寂しい夜でした。



この日の宿泊場所は決めておらず、「観光センター」でどこかを紹介してもらおうと思っていましたが、センターは閉まっていまっす。パンフレットがあったのでいくつか電話してみましたが、営業していなかったり、満室だったりでなかなか決まりませんでした。やっと一軒、素泊まりでOKが出たところがあったので、観察会のあとで行ってみると電気も点いていません。電話すると今度は繋がりません。朝の電話は何だったんだろう?そういう目で近くを回ってみると、閉まっているペンション風の建物がいっぱいでした。
仕方ないので、どうせ何時間の事なんで車中泊にしました。


翌朝、車中泊で早く目が覚めたので、「善五郎の滝」というのを見に行ってみました。
りっぱな滝でした。


道中に、不思議な形をした樹がありました。

 


ここには、モリアオガエルの卵塊がありました。

 


たしかに、大阪近辺の森とは全く違う風景です。

 


朝一番に「総会」があり、会運営にいくつか質問したりしました。ちなみに、会員数は現在、300名くらいだそうです。多いのか少ないのか、いまいち、わかりません。

それから講演会が二つありました。

 


午前中にフェスティバルも終わり、あとは帰るだけです。
帰り道に観光鍾乳洞があったので寄ってみました。


この会社の社長の趣味でしょうか、いろんなコレクションが展示されています。
象牙作品も多数ありました。

   

 


鍾乳洞内で見つかった獣類の骨です。

   


鍾乳洞は、この手の施設では規模が大きい方でした。
写真では細かなところがさっぱりわかりませんね。現地で見ないと、よさがわかりません。

   

 

 

 

   

   

   

   


イワナの池です。

   


帰り道に重要文化財とかかれた住宅があったので寄ってみました。

 

 


屋根裏には、養蚕の道具がいっぱいありました。

 

 

 

 


七夕飾り、だったと思います。

 


という事で、二泊三日の旅行は終了しました。
ひたすら高速を走って、帰着は夜7時でした。

懇親会がなく、新しいコウモリ情報が
聞けなかったのは残念でしたが、年に一回しか会えないコウモリ屋さんとのしばしの交流は楽しいものでした。