メタセコイヤ          

2010.8月 


三木茂先生が、化石からメタセコイヤを新種発表してから70年だそうです。その後、それが中国の奥地で発見されて、生きてる化石として非常に有名になりました。8月にシンポジウムが博物館で開かれること、淀川展で水草の展示なんかもしていることから、特別陳列が行われています。




これらが、研究の基になった標本、だそうです。



スライドグラスに書かれた、ミミズのような字を、粉川昭平さんが解読しています。
私が博物館に出入りしだした頃は、粉川先生がご存命でした。で、外来研究室でこれらのスライドだったか、植物標本だったかを前にして、黙々と仕事をしておられたのを、何度か拝見しています。
で、今度は粉川昭平さんの標本を、学芸員の塚越さんが整理しています。


木の右側に、米粒のように写っているのが三木先生の奥さんです。博物館で三木先生の講演会があった時、奥さんが来られていたのをよく覚えています。






淀川展でも、三木先生の話はあちこちに出てきます。水草関係で、新種発表も何点か、されています。


巨椋池の変遷です。





現在、水草屋さんの学芸員、志賀さんが、標本を整理されています。標本も、新聞紙自体も価値がありそう。





私の世代では、メタセコイヤというと三木先生、ってすぐに出てきますが、子供の世代ではどうでしょうね。

とにかく、何でもかんでも標本!、です。実物の持つ価値は、絶対です。もちろん、その採集データが重要なのは、言うまでもありません。