京都水族館と祇園祭   


2012年7月16日


京都水族館へ行ってきました。


目玉展示というか、一押しはオオサンショウウオのようでした。入り口入ってすぐに展示されています。

鴨川に住んでいるためと思われますが、下記の通り、このあたりのオオサンショウウオはチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種がほとんどで、純血種はいないのではないか、とさえ、言われています。このあたりのことをもっと詳しく述べるべきなんじゃないでしょうか。どうしてそうなった、とか、これからどうするのとか。(あまりもの人の多さに、どこかに書いてあったのを見落としてるのかもしれません。)

(右)かなり大きな個体が、のそのそ歩いていました。歩く姿は、めったに見られないように思います。


私自身、本物の「チュウゴク」を見たのは初めてでした。たしかに、そう言われると、いつも見ていた国産のと、かなり違うようです。


で、交雑種はどうするのでしょう?交雑種でも、特別天然記念物なんでしょうか。


これは、たぶん旭山動物園が最初に展示に使って、それ以降、どこの動物園、水族館もまねしてるんじゃないでしょうか。おもしろい、かわいいです。


この水族館は、曲げたアクリル板を多用しているみたいでした。





小さな展示でしたが、かわいかった。


ケープペンギンです。


(左)ミナミイシガメです。昔から京都に特異的に分布し、たぶん、京都府指定の記念物になっているはずです。が、最近の学説では、昔の国内帰化、あるいは、台湾からの持ち込みという説がほぼ確定しつつあります。そうなると、移入種と言うことになり、保護対象とはならないような気がするのですが。
どこだかの自治体が、昔にハクビシンを記念物に指定していましたが、解除した例もあります。

(右)何サンショウウオだっけ?


舞台裏を見せています。


見ての通りの、イルカショー。なんだか間延びして、あまり楽しいショーにはなっていませんでした。狭いのと、人もイルカも慣れていないのでしょうか。マイクのお姉ちゃんだけ、一人、テンションが高かったです。


9時に入館して、10時が最初のパフォーマンスでしたが、9時20分にはかなり席が埋まっていました。
その後再び展示を見ていましたが、館内放送で次のショーも、一時間前くらいなのに、立ち席しかないような案内がありました。


土産も、オオサンショウウオが一押し。


あまり来る気がなかった水族館でしたが、まあ、一度くらいは、と思いつつ来てみましたが、最初の予感が正解でした。入館料2000円は、水族館とすればそんなものかもしれませんが、内容から考えると、かなり「もったいない」感があります。
個人的には、チュウゴクオオサンショウウオを見られたことは評価しますが、ほとんどのお客さんにとっては、国産でも、チュウゴクでも、雑種でも気にしないんじゃないでしょうか。

オオサンショウウオを見て、おきまりの大水槽、クラゲ、ペンギン、地元がらみの淡水魚がちらほら。最後にイルカショーを見ると、ベルトコンベア式に出口、と言う感じです。


人工海水の技術が向上して、海水のない地域での水族館というのが売り、さらに、京都府民自体、こういう「娯楽」に飢えているのか、まあ、休日ではありましたが、とにかくすごい人出です。何が悪いというのでも無いんですけど、規模が小さすぎるのか。ゆっくり見ても、40分もあれば十分のように思います。




消化不良でぶつくさ言いながら京都駅へ戻り、それから祇園祭(の会場とでもいうべきか)を見てきました。

(右)暑いのでガリガリ君を買ったら、当たりました!というか、こんなのがついているのを知らずに棒をゴミ袋に入れて妻に注意され、見直してみると当たっていた、と言うことでした。

いちいち解説するのも面倒ですので、各自、お調べ下さい。
とにかく、暑かった。