南極・北極科学館   


2018年3月1日


ピーチからメールが来ました。見てみると、いつもの安売りです。一番安いのは予定と合いませんでしたが、それ以外でも安い航空券があります。この日は仕事が休めそうだったし、往復で8000円ちょっとでした。思わず、予約してしまいました。
予約してからどこへ行こうか考えて、極地研の南極・北極科学館へ行くことにしました。

第一便は朝の7時過ぎでした。家を出たのは真っ暗な5時台。飛行機に乗るころにはすっかり明るくなっていました。

 


この日、飛行機が飛ぶのかどうか心配するくらいの風が吹いていました。東北や北海道便には欠航がたくさん出ていました。この便も、東京が近くなると、今まで経験したことがないほど、よく揺れました。


成田から2時間以上かかって、やっと着きました。


入り口には、昭和基地、オングル島から持ち帰られた岩がありました。黒雲母片麻岩と言うんだそうです。


外には、第1次越冬隊のカラフト犬像がありました。


いよいよ、展示施設に入ります。
南極越冬の話は西堀さんの本を大学時代、何度も何度も読んで感動していました。タイミングよく、第1次越冬隊と動物たちに関しての特別展示と、第1次隊のビデオが上映されていました。


西堀さんの本で出てきた、隊員の名前とお顔があちこちに出てきます。


(左)これも本に何度か出てきていたネコです。写真を見たのは初めてかもしれません。
本では、(縁起が良いと言われている)ミケネコの雄、ということになっていて展示の説明もそう書かれていましたが、この写真を見る限り、ミケネコじゃないように思うのですが。白黒だからはっきりしないのかなあ?

 


(右)南極で生まれた子供らです。

 

   


悲しい出来事です。
ブリザードの中、犬の世話をしに行ったんじゃなかったなあ。

 


第3次隊で新たに犬を連れて行ったのは知りませんでした。
でも、写真があんまり残っていないのかもしれません。

 

 


西堀さんがカナリアを連れて行ってたのは知っていました。
第4次隊が豚を連れて行ったというのは初めて知りました。食料としての実験でオスとメスを連れて行った(つもり)らしいですが、オーストラリアかどこかで購入した時、ペットと勘違いされてメス2頭を渡されたんだとか。それに誰もずっと気が付かなかったんだとか。で、連れて行ったのはいいけど誰も食料として殺すことは出来ず、結局、冬に凍死したらしいです。


ちなみに、ネコの「たけし」は越冬後に日本に連れ帰られましたが、越冬隊のどなたかの家に一週間ほどいただけで家出してしまい、その後はわからないんだとか。これも初めて知った、衝撃の事実です。

第一次隊の写真とビデオ上映で、かなりの時間を費やしました。西堀さんの本を何度も思い出しました。またもう一度、読み返したくなりました


この後は展示を見て回りました。これも内容は多岐にわたっていて、全部見ていると時間がいくらあっても足りません。


ふじ基地(ドームふじ)での、氷床コアについての展示です。
ドームふじは、今は無人だったんだっけ?

 

 


いろいろな観察機材が置かれています。


南極点へ行った雪上車が展示されていました。

   

 

   


(右)第一次隊の防寒着です。


白瀬隊の話も展示されていました。今度は白瀬記念館へ行きたくなりました。

 

   

   


西堀さんが使ったと思うと、感無量。
やっぱり、実物は重みが違います。

 

 


昔は、観測隊、越冬隊、みんな船で行ってました。最近は、オーストラリアまで飛行機で行くことが多いんだったかな。


南極隕石はすごく有名です。

   

   

   


こんなに大きいのも見つかる、って知りませんでした。

   

   

   

   

 


地球観測年のロゴ入り、でした。

 


石はさっぱりわからんなあ。

 

 


南極の生き物シリーズです。

 

 

 


あまり大きな施設でもありませんが、じっくり見ていると一日かかりそうです。
また来たいなあ。