熊野古道と、那智の滝      


2011年8月7日


18切符の旅、2回目です。

始発で出発すると、昼頃に那智駅に着き、数時間は滞在できそうなので、那智の滝を、計画してみました。

久しぶりの、始発電車です。始発でも、大阪行きはそこそこの乗車がありますが、南行きはあまり人はいません。


どこの駅だか、忘れました。2,3回の乗り換えが必要です。


途中も、那智の駅も写真を取り忘れました。いきなりですが、熊野古道です。

恥ずかしながら、「那智の滝と熊野神社」との認識はありましたが、「世界遺産」と言うことは、すっかり忘れていました。
那智の駅でタクシーの運ちゃんがいろいろ説明してくれて、やっとどういうコースで散策すればいいのか、理解できました。最初は単純に、バスで往復するくらいのことしか考えていませんでした。



ここが熊野古道で一番有名な道だそうです。確かに、風情のある道ではありますが、まあ、他にもありそうな感じの道でもあります。



「熊野古道」が終わってからは、何百段かの階段が続きます。




那智さんというと、やたがらす、だそうです。
日本のサッカー協会のマークにもなっています。なぜそうなっているのかは、各自、お調べ下さい。


楠の大木をくぐる「祈願」がありました。


根っこ側から入り、内部のはしごを登って出てくるようになっています。
御利益はあるのでしょうか。


那智大社の隣は、西国1番札所、那智山 青岸渡寺です。


遠くに、滝が見えます。確かに、大きいです。


滝へ降りる道です。「鎌倉時代の道」との説明もありました。


これは、駐車場から滝への道です。



もう少し近くから滝が見えるところがあるらしいですが、拝観料だったか、なんだかが300円、と書かれていて、行きませんでした。

最初は世界遺産という認識はありませんでしたが、期せずして一番有名なところを歩いてきたことになります。まあ、本当に熊野の良さを知るには、一日山を歩いてみる必要もあるでしょうし、「熊野古道を歩いた」と堂々と人に言えるには、せめて数kmは歩きたいところです。
今回は、「那智の滝と那智大社の観光」くらいです。


バスで、勝浦駅まで戻り、電車待ちの時間に駅周辺を探索しました。
勝浦は、「マグロ」の町だそうです。


(左)日曜日というのに、メイン(と思われる)の商店街には、人もまばらです。
(右)街灯には、マグロが泳いでいます。


マグロの無人販売もありました。


漁協と市場があるというので行ってみましたが、誰もいないし、店もありません。早朝だけの市だったのかなあ。
かろうじて、置かれていた箱は、マグロを運ぶための箱のようでした。


ホテル浦島と中ノ島、だったかな、そこへ渡るための船が桟橋から出ています。および、オルカ(だったか)を模した遊覧船が、運行されているようでした。
ホテルは船でしか行けないようになっています。しばらくうろうろしている間にも、車で来たお客さんが係員に駐車場所なんかをいろいろ聞いていました。日曜日の午後ですのに、それなりにお客さんは来られるんですね。
街に出ても何もないし、ホテルで休暇を満喫できるだけの設備も必要でしょうし、たしか、浦島は「洞穴風呂」か何かがあったような気がします。


ある店の前に、こんなのが売られていました。「たいまつ」って、何に使うんでしょうか。


(左)鯨のひげ、21000円、って、これも何に使うんだか。
(右)駅にカラスがいたので、ひょっとしたら、と思ってよく観察しましたが、残念ながら足は2本でした。(やたがらすは3本です。)


また、各駅停車の旅が始まります。


(左)車中から、駅の手前で、「橋杭岩」が一瞬、見えます。観光地ではありますが、いわば、岩がいくつか並んでいるだけです。

串本での時間待ちが、1時間半ほどありました。「本州最南端」ですし、港もあるでしょうから少しくらいは時間がつぶせるかと思っていましたが、本当に、何にもない町でした。近くのスーパーで、「うつぼの唐揚げ」(だったか)を買ったくらいでした。


駅に張られていたポスターです。
(左)家族と言うけど、みんな名前が違っていました。
串本じゃ、みんな、有名人なんでしょうか?なんだかローカル色が強くて、ほほえましいというか。


あっちに乗れば、あっという間に大阪なんだけどなあ、って、帰り道になると特急電車がうらやましくなります。


と言うことで、和歌山にも少し寄り道して、家に帰ったのが10時過ぎでした。
まあ、楽しい旅になりました。

結局、18切符は5回のうち、3回を消費して、残り2回分はオークションで処分しました。6000円で買っていただいたので、5500円で3回の旅行、一回あたり、1830円の旅行をしてきたことになります。

大阪から南方向は、白浜、大地、那智、紀伊半島一周なんかを旅行してきたので、そろそろ行くところが無くなってきました。
また18切符の、新しい遊びを開拓しなくては。