ナチュラリスト 粉川昭平さん             

2013年11月 


私が博物館友の会の評議員になったとき、粉川さんが会長さんでした。もっとも、1974年から2001年まで会長をされていたので当然と言えば当然ですが。
評議員としての初めての総会の時、お昼ご飯を食べながらいろんな話を伺い、おにぎりを一つ頂いたのを鮮明に覚えています。ひょうひょうとして言葉をかみしめながら、ゆっくりとお話しされていました。














メタセコイヤで有名な三木茂先生の愛弟子で、退官後も長い間、三木先生の資料を整理されておられました。三木さんの字が読めるのは粉川さんだけ、という話を聞いたことがあります。
で、粉川先生がお亡くなりになった後、今度は粉川さんの資料を「お弟子さん」の塚越学芸員とか、何人かの方が整理されておられるそうです。

私も評議員になってからずいぶん長くなってしまいました。今の若い評議員さんたちは粉川先生のことをご存じなんでしょうか。直接は知らなくっても、三木先生、粉川先生のナチュラリストとしての精神は現在に引き継がれていると思っています。