ケアンズ その2 


2012年3月12日ー16日




グリーンアイランド

大きな船に乗り、グリーンアイランドという所へ行きました。グレートバリアリーフの、端っこの方になるのでしょうか。雨と風で、けっこう、揺れました。ふだんはこういう事はないようです。さらに、海も波のためか、確かにきれいではありましたが、透き通ったブルー、と言う感じでもありませんでした。
シュノーケリングをする人が多いようでしたが、私は背の立たない所は怖くて行けませんので、島内、散策組でした。

よく調べてはいませんし、解説は英語だけでしたのでよくわかりませんが、島なのに熱帯雨林の様相を示しているのが珍しい、とかなんとか、書かれていたような気がします。


インフォメーションセンターのような所です。けっこう、人がいっぱいいます。
ダイビングの受付があったり、頭に透明のガラスをかぶって歩く、何とかというものや、ヘリコプターの受付とかがありました。たぶん、雨と風のためでしょうか、ヘリコプターの観光は、今日はないみたいでした。ちなみに、島内でも宿泊出来るようです。


足元を、クイナの仲間がウロウロしています。誰もエサを積極的には与えませんが、おこぼれを探したりしているようです。まれに、テーブルの上のおやつを盗む子もあるみたいです。
それ以外に、アジサシの仲間や、チドリ類、サギ類、なんやらわからない鳥など、いろいろいました。


小舟に移って、グレートバリアリーフの観察です。左側が半潜水艦と呼ばれるもの、右側が、日本で言うグラスボート(こっちで、なんと呼んでいたのか、記憶にありません)。
風が強くて、遠くから見ていると揺れまくっています。見ているだけで酔いそうでした。


テープでしたが、日本語の解説付きでした。


「船酔いした人は外に吐くように」と、何度も船頭さん(船長さん?)が注意していました。確かに、船底のガラスを眺めている格好なので、この姿勢で吐いたら、迷惑ですよねえ。ちなみに、この時は、船酔いした人は誰もいませんでしたが。


餌付けしている場所があり、船長さんが餌をまくと、魚がいっぱい集まってきます。


ついで、半潜水艦というものに乗船します。見ての通り、水面は頭以下です。狭い、V字型の船底に座ります。


これは、座っている位置を中心にして船が揺れるためか、あまり揺れている感じはありませんでした。


餌付けポイントでは、けっこう大きな魚が集まってきます。場所によって、集まる魚の種類が違うような感じでした。
この船では放送はなく、魚の種類なんかはスタッフが説明していましたが、英語なんで、よくわかりませんでした。ちなみに、コバンザメが泳いでいました。ウミガメを見たという人もいましたが、私は確認していません。
水族館で見るような、「グレートバリアリーフ」の風景はありませんでした。たぶん、風で海が攪拌されていて、透明度が少し悪いのでしょう。


島内にある、ワニ園へ行ってみました。入場料、17ドル、日本円で1700円くらい。高いのか、安いのか、微妙な所です。内容からすると、ちょっと高いかなあ。私は楽しかったですが。わざわざここまで来てこんな所に入る人も少ないのか、あまり人は入っていませんでした。


入り口にあった、クジラの後頭骨。


生まれて3日目というワニを見せてもらいました。
右側の子は、1才、だそうです。この子は非常に凶暴で、革手袋を入れるだけで、噛みつきに来ていました。「bad boy」って、スタッフのおっちゃんが説明していました。一腹生まれると、必ずこういう子が一人は、いるそうです。で、油断すると。同腹の子を食べながら成長する、って言っていました。


もちろん、大きな子もゴロゴロいます。給餌タイムがあるみたいでしたが、小舟に乗る時間とブッキングして、見られませんでした。


水族館もある、と書かれていましたが、水槽が10ほど並んでいるだけでした。


民具が、イヤと言うほど並んでいました。これはこれで、一つづつ見ていると表情があっておもしろかったです。


ワニの解説プレートや新聞の切り抜きも並んでいましたが、こちらには日本語はなく、内容はよくわかりませんでした。
ワニに食われた人々、というコーナー(?)では、ちぎれた手や足、さらには首だけの写真が並べ立てられていました。まあ、白黒の古い写真でしたのでリアルさは抑えられていますが、気持ちの良いものではありませんでした。でも、こんな写真も、平気で展示するんですねえ。


何か落ちていないかと、海岸をウロウロしましたが、めぼしいものは見つかりませんでした。イカの甲はいっぱい落ちていましたが、貝殻はあまりありません。さらに、カニがいないのが不思議でした。


3時過ぎに、乗ってきた船でケアンズまで戻ります。
まあまあ、楽しい時間でした。