大阪市立科学館       


2009年5月23日



大阪市立科学館へ行ってきました。プラネタリウムで有名ですね。たぶん、10年以上前に来たことがあるのですが、「ハヤブサ」という、日本の人工衛星の全天周映画をやっているので、それを見るのが目的でした。

入り口のモニュメント。何を表現しているんだか、チェックするのを忘れました。トンボ?、科学館に?。


隕石の展示。さわれる隕石もありました。もっとも、自然史博物館にもあったような気がします。


物理学というのは、説明を聞いても、さっぱりわかりません。古いSF映画ですな。


筑波で何やらを作って、岐阜県で検出するって、物理学というのは、ますます、わかりません。
科学朝日という雑誌があり、これは何十年も購読していました。どちらかというと物理が多く、このカミオデンデだかカミオドンドだか、何とか言う施設のことはよく載っていました。ノーベル賞の舞台にもなったはずです。


(右)光電管、と言うものらしいです。解説では、月で点灯した懐中電灯の光が、地球で検出できる性能、って書いてありました。


湯川さんのノーベル賞のことを、いろいろ解説していました。中之島生まれのノーベル賞、だそうです。でも、今の子、湯川さん、って知っているんでしょうか。


こういう展示は、わかりやすい(ような気がする)。



(左)こんなの、実物が家にありました。大ゴミでほかしてしまいました。ああ、もったいない。
(右)懐かしい。たしか、授業で習ったような気もするんですが。実物も、もちろんありました。




科学技術のこととか、実物の展示、解説はいっぱいあったんですけど、とにかく物理・化学は苦手で、取っつきにくいものでした。
鉱石、鉱物になると、穴通いしているので、ちょっと興味はあります。



こういうのには、特に興味がありますね。掘ることから始まり、たいへんな苦労だったんでしょう。




こういうものが穴から出てくれれば、調査も楽しいんでしょうけど。


この展示は不思議でした。光センサーで位置を割り出し、電磁石の強度を調節している、んだったか。


実験系の展示が並んでいますが、ほとんど誰もいませんでした。
やっぱり、自然史博物館とは立地条件?、客層?、が違うのでしょうか。自然史博物館では、こんなに人がいないことは無いと思うけど。



(左)こういうのも、私の時代では普通ですけどね。
(右)真空管ラジオ。これも家にありました。鳴ったかどうかは、記憶にありません。



この展示はおもしろかった。自然の放射能が、目に見えるのです。目の前を、線を引きながら「放射能」が「流れて」います。原理は、解説を読んでもよくわからず。
どうも、この館のスポンサー(?)に、関西電力が関係しているらしい。原子力とか、放射能の解説が一つのコーナーになっていました。要するに、放射能というのはどこにでもある、てな事を言いたかったのか。



日本の人工衛星。それぞれ、名前は聞いた覚えがあります。


で、今日の主目的は、この映画。
日本の人工衛星が「いとかわ」という小惑星に着陸して、岩石を採集した、というもの。いろいろトラブルがあり、本当に採集できたのか、地球に帰ってきて、カプセルを回収できるのか、まだまだ試練が残っています。本来はもう帰ってきているはずだったけど、今の予定では来年、だったか。

まあ、迫力のある映画でした。が、暗いし、リクライニングする上等のイスなので、寝ないようにするのがたいへんでした。




映画が終わると、次はプラネタリウムの上映です。もちろん別会計。(展示は400円、映画は600円。)せっかく来たので、見て帰ることにしました。
プラネタリウムは学芸員の実演(っていうのかなあ?解説付き、か。)です。HPなんかを見ても担当学芸員の名前がきっちり載っているので、学芸員を目当てに来る人も多いのでしょうか。そういえば、展示ブースには人はほとんどおらず、「ハヤブサ」も見る人は多くありませんでしたが、プラネタリウムにはいっぱい人が入っていました。

今回も、起きているのに苦労しました。
プラネタリウムというと、全天型のドームに、真ん中に置いてある機械から星を投影するという先入観があります。イスは真ん中を中心に、ぐるりに並んでいるような。ここは、リクライニングシートにもたれて上を仰ぐような感じです。
解説は、大昔に聞いたような、星の説明や星座の説明などを基本に、まあ、わかりやすく説明してくれました。もっとも、(学芸員の方もおっしゃっていましたが)聞く尻から忘れるんですけど。

そういえば、子供を連れてのキャンプというのも無くなったし、星を見上げるというのはずっとやってません。ウミガメの観察会などでは天の川を眺めながら、カメの上陸を待っていました。懐かしい。


入り口に展示されていた、昔の機械。カールツヮイス製です。文化財に指定されたんじゃなかったかな。
これまた、懐かしかった。