地震展       

 2008年10月


博物館で、特別展が始まりました。
地震展、です。近いうちに起こるであろう、東南海地震も見据えての開催でしょう。



スタートは、やっぱり阪神大震災から。野島断層のはぎ取り標本だそうです。兵庫県の博物館から借りてきたそうです。向こうには、たぶん、「貸し出し中」の札が下がっているんじゃないか、とのことでした。解説を読むと何となくわかるような気もするけど、何でそこまでわかるのかも不思議です。まあ、それが学問なのかもしれませんが。

ちなみに、大阪でも、私の住んでる場所はよく揺れるところらしい。棚の中身は飛び出し、家具類も移動していました。病院もすごいことになっているんじゃないかと、落ち着いてから自転車で行きました(車は渋滞しているかと思って)が、何にも起こっていませんでした。大阪市内の義父の家でも何ともなく、揺れた後もまた寝たそうです。



野島断層保存館、というらしい。数年前に行きましたが、実物ですのでおもしろかった。最近、またあちこち整備されているみたいですね。


断層の模型。準備中に見たとき、わかりやすい標本だなあ、と思っていたら、説明用の人工物と言われました。





どこの標本だったか、忘れてしまいました。解説を読めば、そんなもんかなあ、と思うくらい。



これも有名らしいけど、・・・・・・・。


ここらから、地震の説明。


結局、マグニチュードって、何?震度との違いはわかっていますが、マグニチュードが1違えば地震の規模はこれくらい違う、って新聞では時々書いていますが、そのすごさは、さっぱりわかりません。マグニチュード7とか8とか言われても、ピンとこない。


昔(といっても昭和)の地震計。某博物館から借りて来たらしいです。組み立てているときに、のぞきに来たことがありました。組み立て図もなく、学芸員さんが、ああでもない、こうでもないといいながら、苦労しておられました。結局、壊れていることが判明し、その整復や足りない部品も製作もしたそうです。


大阪で記録された関東大震災、だそうです。あ、上の機械とは関係ないと思います。


某高校で、かなり長い間使用されていたそうです。が、針もないし、今は使えるんだか、どうだか。

(11月1日に見に行くと、針が付いていました。(といっても、竹ひごであわてて作ったみたい。))


活断層の話です。
わからない活断層もよく話題になっているし、わかっている活断層もあちこちありすぎて、いつどこで地震が起こっても不思議じゃないんでしょうけど、かといって引っ越しできる訳じゃなし、・・・・・・。



浅いところではバキッと割れる、深いところでは圧力もあり、高温なのでグニャ、と言われても、「岩がグニャ」というのは、私の常識では理解できませんねえ。




プレートの動きでも、岩が作られる、ということかな。ここ、って言われても、岩の色が違うだけで。



これも有名な、液状化現象。これは何となく、わかる(ような気がする)。



非常におもしろい写真ですね。揺れて大根が飛び出し、同じ方向にこけています。白菜と大根だけで起こっており、キャベツは何ともありません。


地震と来れば、津波。こんな石まで運んでくるらしい。


チリ地震の津波が1日かかって日本に来て、大きな被害を出しました。


生駒山地の模型。断層がいくつか走っている、らしい。大阪側の方が急で、奈良県側がなだらか、だったかな。


プレート移動はなんとなく、分かりやすい(気がする)。南海地震はプレートがらみらしい。その動く幅も問題なんでしょうねえ。



地震の巣とも言われるプレートそのものを調べるための船です。こういうのは大好きで、大阪港で一般公開された時、見に行ってきました。


この年になってくると、なかなか新しい事が頭に入りません。解説文を読むけど、これも理解するのが困難。地学は高校の時から苦手でした。
解説書を読んでみると、ほんのちょっとわかったような気になりましたが、要するに地震は怖いなあ、と言うことに尽きます。おそらく、私が生きているうちに東南海地震があるんじゃないか、ということも。

津波も怖いけど、いろんな地震で、津波に注意、との報道があり、映像で消防や警察が港を警戒している場面が流れますねえ。で、10cmの津波を観察しました、とかいう報道があったりなかったり。「本気」の津波というのは、何(十)mにもなるわけで、警戒とはいえ、関係者の方がああやって海岸付近を動き回っていていいんですかね。危険なように思うけどなあ。
いつだったか、北海道で津波警報?、注意報?を出したけど、誰も避難しなかった、てな事があったように記憶しています。さて、私の家ではどうすればいいんだっけ?避難地図や、危険度マップをもらったような気もするけど、今は手元にない。たぶん、廃品回収に?