石は地球のワンダー  


2017年4月22日〜6月4日

博物館の特別展です。今回は、鉱物、化石関連です。
鉱物はは個人コレクション、化石は香川県で個人で収集されたものが博物館に寄贈されたもの、合わせて、日本地質学会が選定した、「47都道府県の石」を実物標本とともに、紹介しています。

 


北川さんは地質学の先生で、いわばプロ、ですね。
解説によると、2000点のコレクションだとか。博物館では今回、200点弱が展示されているそうです。

   


石の名前なんて、さっぱりわかりません。知りたい方は展示を見てもらう方が早いです。
どれもこれも、かなり大きな立派な標本です。すみません、あとは画像の羅列です。

 

 

 

 

 

 


マンガン鉱石のはずですけど、私が知っている「ばら輝石」とはずいぶん違います。

 

 

 


(左ダイヤモンド、って書かれていたけど、小さくてよくわかりません。

 


(左)翡翠、だったと思います。

 


ついで、金澤コレクションです。
香川県の和泉層群が主な採集場所だそうです。


ノジュール、です。割ると何が出てくるか・・・・・・。

   


メインはアンモナイトになりますね。それも、ここのは巨大です。

 

   

   

   


これは何度説明を聞いて、よくもわからなかった。
大きなカメの、甲羅と骨、って言うんだけど。どれが骨で、どれが岩なんだか。

   

 


金澤さんの「夢」は、自分の手で「恐竜」の化石を見つける事、だったそうです。
膨大なコレクションを見た林学芸員(現在は岡山理科大学教員)が、その中からこの「石ころ」を見出されました。それをじっくり研究され、これがハドロサウルス類の脊椎骨の可能性が高い、ということが分かったそうです。すなわち、金澤さんの「夢」は数年以上前に「達成」されていた事になります。
私が見れば、「本当の石ころ」にしか見えません。

   

 


こんなのが出れば楽しいですね。

   


カメの上腕骨、だったかな。これも比較的わかりやすい。

   


その他、巨大な木の化石、爬虫類類の骨や歯など、まだまだいろんなものが並んでいました。



そして、最後は「県の石」
各都道県にちなむ岩石、鉱物、化石を選定したんだそうです。これはこれでマニアックというか、わかりやすかったり、むつかしかったり。

   

   

   


これまた膨大過ぎて、画像は載せませんでした。各自、博物館でご確認ください。



ちなみに、日本地質学会のHPでも確認できます。

北海道・東北 (北海道青森秋田岩手山形宮城福島
関東 茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川
中部・甲信越 新潟長野山梨静岡富山石川岐阜愛知福井
近畿 (滋賀奈良京都三重大阪和歌山兵庫
四国 (徳島香川高知愛媛
中国 (岡山広島山口島根鳥取
九州・沖縄 (福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄




今回は、展示解説書は作成していないそうです。北川コレクション自体は本が出ているみたいです。

特別展は入館料300円。期間中のフリーパスが500円です。何度見ても新しい発見があります。
ぜひ、何度も足を運んで楽しんでください。