生野銀山
2007年10月8日              


石見銀山が世界遺産になったとかで、生野もおこぼれをもらったのでしょうか?ずっと前から気になっていたとこで、やっと行くことが出来ました。
朝から雨です。雨の穴は得意とするところ。幸い、着くまでにほとんどやんでいました。

中国道の池田から福崎まで高速に乗りました。出口で料金を確認すると1050円。あまりにも安い。そういえば、社会実験云々と書いていました。帰って調べると、指定の入り口から入って、ある範囲の出口で出ると、ETCでは半額だとか。しかも、時間は9−11時限定。安いからって、帰りも利用しないでよかった。でも、いずれ導入されるであろう、阪神高速のETCだけに対する距離制といい、ETC車とそうでない人との差が大きすぎて、すっきりしませんね。


友人がこの上流でオオサンショウウオ調査をしています。ゴロゴロいるらしい。でも、これだけ遠いと手伝う気にならないなあ。また、コウモリ調査も誘われているけど、継続調査はしんどいでしょう。


施設内、所々で人形が働いています。けっこう、リアル。
岩にこれと同じような棒が刺さったままの廃坑があります。この時代から同じものを使っているのか。あるいは、あの棒は江戸時代のもの??


見にくいですが、斜面のあちこちに人形やハシゴがかかっています。


公開している坑道の上にも、坑口や露天掘りの跡があり、遊歩道的になっているので散歩してみました。


鉱脈が地表に出ているのでそこから掘り下げたそうです。
右は普通の坑口。


あちこちに坑口や痕跡があります。さすがにしっかりフタをされています。のぞいたけど、奥は埋めている感じでした。
遊歩道からはずれると、手つかずの廃坑や痕跡もありました。さがせばいくつでもありそうです。(まあ、当然でしょうね。)


何故だか、ヤマカガシが同じ所に二つもいました。わかりにくいですか。(左の写真、サイズは全然違う。)
共食いしてくれればいい写真が撮れたのに、お互い無視してました。


資料館みたいなところに入りました。古文書みたいなのが並んでいます。
山はあちこち穴だらけ、大きな穴はアリの巣状です。


大きな鉱山の立体模型。こういうタイプの穴に入ったことがあります。縦に降りるが怖かった。さらに、前の人が石を落とすので大変危険でした。


こんなのが穴から出れば、ってそんなわけはないですね。


左は丸太に切れ込みを入れたハシゴ。こんなん、今でもあちこちの穴にあります。あるからと言って、すべてが江戸時代というわけでもないでしょう。
さらに、右側の巻き貝、油を入れて灯りにしたものらしいけど、とある廃坑で見つけています。さすがにこれは古いものでしょうか?でも、友人にその説明は聞いたけど、ふーんと思っただけで回収はしませんでした。今のうちに何でもかんでも、回収した方がいいのかな。


鉱脈というのは、岩の隙間に下からしみ出した(隙間をはい上がる?)ようなもの。「ひ」って、言うんだっけ?
で、銀が取れるような所は金も採れるし銅も採れるらしい。
その鉱脈をいかに探し出すかが、山師の腕?当たれば大もうけ、はずれれば夜逃げ。


鉱石から金属を取り出すまで。含有量を考えると、気が遠くなるような仕事ですねえ。また、ものすごい量の木(炭?)が必要だったはずです。北摂の廃坑にはたいてい炭焼きの石組みとクヌギ、コナラ類の林がセットです。それぞれみんな、関係あるんじゃないかなあ。

人形は動きます。それなりにおもしろかったし、勉強にもなりました。




近代の採掘。小さいといえども、それなりの大きさは必要です。私の調査地では、これが入るような廃坑は見たことがありません。


で、いよいよ公開されている坑道へ。


さすがに大きい。普通に立って歩ける。公開しているので当たり前なんですけど。
温度はさすがに低い。13度、だったかな。何カ所かで酒やワインを寝かしていました。


中にも人形があちこちにあります。
風を送る人に、掘る人。


これは水を抜く人。多田銀山でも、出水が多すぎて、鉱脈はあるのに掘るのを断念したところが多くあるそうです。私の調査地でも、水没している穴はいっぱいあります。


こういうのを狸掘というそうです。私はこんな所ばっかり入っていました。
掘った石をさらに砕いて、金属を含有している岩(鉱石)を集めたそうです。だいたい、こういう鉱石はかなり固い。それらを人力で砕くって、ものすごい労働です。



こちらは近代の採掘風景。
もっといろいろ再現されていたのですが、デジカメの充電池が切れてしまい撮影できませんでした。うーん、残念。



ということで、それなりに楽しい一日でした。おそらく裏山でも散策すれば、いっぱい穴があるんでしょう。でも、遠すぎて調査に通う気にはなりませんね。