なにわホネホネ団          


2010年 
       







クリスマス前々夜
12月23日


(たしか)田辺市であがったアオウミガメ、です。小さくもないけど、大きくもありません。


尾の長さを見ると、メスです。メスは、こんなに小さいんですね。


画像ではよくわかりませんね。ほとんどが小腸みたいな感じです。


スナドリネコ、です。
若そうです。かわいい。



例によって、タヌキが多数並んでいました。まだ凍っていて、カチコチ。


こちらには、アルビノのタヌキがいました。


ツキノワグマが、多数、来ていました。
有害駆除か、狩猟個体のようです。子供もいました。みんな、中身は空っぽで、皮膚と四肢の先だけ付いています。





通常活動
9月20日


ドイツで標本作製師をしていた、ミノル君が来ていました。今は関東の方の博物館で働いておられます。
足のスタンプを作るとかで、アライグマの足形を取っておられました。


まず、シリコンみたいな、軟らかい素材で足形を取ります。


次に、石膏を流し込みます。


はずすと、「掌紋」まできれいに取れた標本ができます。指先はきれいにはずせない時もありますが、あとで補修可能です。
今度は、この型を使って、足形スタンプを作製する、と言うことでした。


ノウサギの皮むきに、右に見えるのは何でしょう?右側は、何をしているのでしょう?


うさぎの皮に小さな穴を空けて、空気入れで空気を入れるというのです。あら不思議、皮だけお肉からはがれるのです。
猟師さんがそうやっている、と言う話を、団長が仕入れてきたそうです。確かに、一部は風船のようにふくらみましたが、それで皮を剥きやすくなったのかどうか、よくわかりませんでした。


こちらは、砂場に放置していたオオカミ。




マッコウクジラ 完結編




通常活動
8月15日


ウォンバットです。日本の動物園でも、あまり多くありません。かなりレアものだと思います。


有袋類なので、袋骨。


お決まりの、タヌキ。


学芸員お手製の、脂取り機、だそうです。扇風機のモーターを、パソコンモニターの外ケースに組み込んだ、とか。ブラシに毛を巻き込むとたいへんなことになりそうですが、どうなんでしょう?使用しているところは見たことがありませんが、なんか、怖そう。









スナメリ
6月26日(土)


24日に、男里川というところで発見されたスナメリを回収しました。


で、26日が活動日でしたので、解剖しました。



実習室では、通常活動。





マッコウクジラ
5月31日(月)


堺の工業地帯で、マッコウクジラが発見されました。発見されてから、すでに10日ほどたって、やっと解剖する日が来ました。肉の処理ですったもんだ、していたようです。

ブルーシートをかけられた「物体」を見ると、そんなに大きな感じはしません。そのまま、砂場においておいても問題ないような気がしましたが、シートをはがして実物の目の前にたつと、やっぱり大きい。全長9m、重さ8トン、とのことでした。また、ガスが貯まっていて、おなかは若干ふくれているので、よけいに大きく感じるのでしょう。



太地町からもらった大包丁で皮に切れ目を入れ、フックで引っ張りつつ、剥皮、ついで筋肉をはがし、骨を取り出します。内蔵は変色が進み、よくわかりませんでした。胃からはカラストンビが多量に出てきて、みんなに「受けて」いました。胃腸の寄生虫については用事でしばらくその場を離れていたため、検索したのかどうか、わかりませんでした。

肋骨や頭部に骨折があちこちあり、船とぶつかったのではないかと推測しました。交通事故、ということになるのでしょうか。あるいは、陸揚げしたときの損傷かもしれませんが。

いくつかのパーツに分けて館に持って帰ったのが6時過ぎ。けっこう、時間がかかりました。




博物館友の会、封筒コラムに経緯が掲載されていました。連載モノなので、次号に乞うご期待。



スナメリ
5月30日


(すみません、まともな画像がなかったのでテキストのみで。)
メインの活動は、スナメリ。だいたい、年に一度ほど、スナメリが来るようです。本日のは、そこそこの大きさで、そこそこ新鮮でした。
実習室ではアライグマ、キツネ、頭の割れたハクビシン(一見しただけでは、何かわからず)、。骨洗い、等々。
人で、あふれていました。




カバ
2月3日


ほとんど作業は終わり、水に漬けるそうです。解体してしまうと、案外小さく見えます。



左が前足です。これも、一見したところ、あまり大きく感じません。体重が2トンだとすると、この足一本で500kgを支えることになります。ふにゃふにゃで、気持ちいいです。


石膏で足型を取りました。




通常活動
1月17日


通常活動でした。
私は、カラスを炊いただけで、活動には参加しませんでした。



バーバリーシープの皮。角があるので剥きにくい。


外で乾燥させていたゾウを収蔵庫へ納めました(右)。
左はクジラのホネ。
こんな感じで並べていたら、あっという間に溢れそうですね。


アホウドリだったか、ホネホネ展で空を飛んでいましたが、今はこんな感じ。なんか危なそうですね。この奥にはコアラなども(一見)無造作に並べられています。
標本というのは、組み立ててしまうとじゃまになるし、場所をとります。人ごとながら、もう少し整理すればわかりやすいんじゃないかなあ、って思ってしまいます。