なにわホネホネ団          


2009年   




通常活動
10月10日


博物館のバックヤードで、骨洗いをしていました。昔は歯ブラシでゴシゴシでしたが、ケルヒャーだったか、高圧で水を出す機械を利用し出しました。特に大型の骨では、効果抜群、だそうです。



本日の大物は、バーバリーシープ。


こっちはアライグマですが、14kgの「大物」。皮下脂肪か、お腹の中は脂肪で真っ白かと思っていたら、そうでもありませんでした。単純に、りっぱな体、というだけだったようです。













通常活動
6月20日


午前中、ちらっと病院へ寄ってから野次馬に。
簡単そうな骨洗いがあったので、ちょっと手伝う。ミサキウマ、だそうです。天然記念物の在来馬ですね。


(左)ピューマだったか、ジャガーだったか。
(右)オサガメだそうです。バラバラのを展示用に組み立てたらしい。


イタチの皮を干していました。
右から2番目の子、全体が筒剥きされていました。高度な技ですね。


実習室では、骨をパパイン処理していました。
蛋白分解酵素ですね。酵素ですので、温度管理が必要らしい。40度ほどにしているようです。かなりきれいに出来るらしいです。


こっちは、水で腐らせたものです。色が美しくないし、死蝋、って言うんだっけ、粉のような物が付着しています。オキシドールで処理するんだったか、このままだったか、最近、真面目に参加していないので、よくわかりません。


午後から、7月の特別展、ホネホネたんけん隊の取材をかねてNHKが来るとかで、いくつかの組み立て標本を持ってきていました。
私が作ったチョウセンイタチ。なつかしい。あまり良い出来とも言えないけど、この手の組み立て標本はあまりないので、よく使われます。尾が折れて、大腿骨が脱臼気味。やっぱり組み立てると、管理がしんどいらしい。本来は、こういうのは木の台を付けないとダメなんでしょう。






















久しぶりに参加
5月10日(日)


ちょっとのぞきに行くだけのつもりが、参加人数は少なく顔なじみの方が多くいたので、少しだけ、お手伝いをしてきました。少数精鋭の活動とでもいいましょうか。

エリマキキツネザル。名前の通り、サルだけどキツネ顔。皮をむくと、普通の哺乳類に見えました。


ミミセンザンコウ。
奇妙、の一言。



ハリモグラ。もっと、奇妙。


口は、さっぱり開きません。こんな口で十分な食事を取るって、たいへんでしょうね。
骨格も、あちこち奇妙でした。不思議な生き物です。



あとはタヌキ、ネコ、鳥がいくつか。
久しぶりに、皮むきをしてきました。




通常活動
2月14日(土)


知り合いがアライグマの内臓(の重量)を計りたいというので博物館を紹介、ホネホネ団に合わせて来館され、その作業に付き合っていました。
死体は皮を剥いて、内蔵はアルコール漬け、骨はバラバラの状態で袋詰めです。

本来はホルマリンで固定した方が保存性が良いと思うのですが、どういう訳かここはいきなり70%エタノール。エタノールはそのまま飲めるので(?)税金がかかって高いのですが、博物館は公的施設と言うことで、特別に安く買えるらしいです。でも、おそらく、組織検査をするとかになると、アルコールでは使い物にならないはずです。
画像は取りませんでしたが、血と胃内容物、ウンコ(?)なんかでドロドロの液体につかっている内臓をいったん取り出し、肝臓と腎臓の重さを量っておられました。こんなん、誰が次に利用するのかと思いつつ「瓶詰め」していた内臓が役に立ったようで、ちょっとうれしかったりします。別に私が管理している訳じゃないですけど。

他の作業は、骨の袋詰め、皮むき数体(タヌキ、キツネ、テン、だったか)、肉取り何人か、皮の処理(チョウセンイタチ、こっちは大量!)てなところ。
私はチャボの焚き物。

カメの甲羅を処理していました。といっても、甲羅の裏側の肉取りくらい。
(左)ケズメリクガメ。
(右)これ、誰だっけ?


こっちはホシガメ。カメは、普通は、処理するとこんな感じで甲羅が剥げます。


フクロウがいました。フクロウはかわいいので、死んでいても持ち込まれることが多いみたいです。



「通信」みたいなのが発行されていました。読めるかな?