姫路セントラルパーク       


2008年10月17日


コウモリの調査に、スタッフが同行することになりました。基本的には、最近はコウモリ調査は、危険防止と情報の拡散を防ぐため非公開にしているのですが、バンディングと寄生虫採集のため人手が必要で、この穴はほとんど危険がないので連れて行くことに。

調査の計画を練っている最中、ふと、姫路を通るなあと思ったら、姫路セントラルパークのことを思い出しました。私は昨年に行ったところなんですが、スタッフは行ったことがないと言います。ネットで何となく調べてみると、サーカスが来ているとか。おもしろそうなんで、帰りに寄ってみることにしました。


モスクワのサーカス団だそうです。ボリショイサーカスといい、ロシアはサーカスが盛んなんでしょうか?
体育館みたいなところで、コーンで舞台と観客席が仕切られています。開始時間寸前に入ったのに、かぶりつきで見られました。今日は天気もすごく良いのに、平日の遊園地、って、こんなもんなんでしょうか?お客さんが少ないと、なんか、気の毒になりますね。

「イリュージョン」です。たしかに、おもしろい。すごく不思議というか、テレビなんかでよく放映されているのが目の前で見られます。まあ、種も仕掛けもあるんだろうけど、どうなっているんでしょうね。
(あ、写真撮影は、フラッシュをたかなければOK、ということでした。他のサーカスでは禁止だと思うんですけど。)


バランスのショーです。


その他、いろいろなショーがあり、とにかく目の前で行われているだけに、非常におもしろかったです。
サーカスは遊園地内の施設で行われています。遊園地にはいろんな遊具があるけど、ほとんど人がいません。切符切りのお兄ちゃんも手持ちぶさた。



サーカスを見た後で、「サファリ」に行きました。
いろいろ動物の写真も撮りましたが、後で確認すると、昨年のHPとほとんど変わらないみたいです。同じところで同じ動物を見て、喜んでいるんですねえ。
動物の種名は省略します、というか、ガイドブックを見ながら見て回っていましたが、結局よくわからないのがあったり、全部は覚えきれないので。


肉食獣エリアは、みんな爆睡。
他のサファリパークでは、お客さんに合わせてエサをやってくれるところが多いんですけど、ここはそういうのはありません。

いつ見ても、すごくスマート。ここはチーターの繁殖で有名です。




耳の後ろに、「白斑」。ネコ科の動物には多い。




ハシブトガラスがお尻をつついています。昨年も同じ行動を見ていました。繁殖シーズンで巣材にすると言う訳でもなし、何の目的なんでしょうか?




カバの水場を掃除するところに出くわしました。右の「ヒモ」が見えるでしょうか?2頭のカバが池に入っていましたが、飼育員のおっちゃんがこのヒモを引っ張りながら池の上をスライドさせると、2頭のカバが脇の空き地に移動します。本来は電気柵(電気を流して、移動できないようにするもの)用のヒモみたいで、この時は電気は流していないような感じでしたが、訓練でそういう行動をするようにしつけられているんでしょうか?ヒモ一本でこの巨体を動かすって、なんとなくおもしろかった。






車で回った後は、「ウォーキングサファリ」という、歩いて回るコースに行きます。
今ではたいていの動物園にある、バードケージ。



あまり広くないコンクリートの部屋に、チンパンジーが2頭(二人)飼われています。チンパンジー(チンパン人という人もありますね)は、本来は大きな群れを作って生活している動物なんで、いくら♂♀といっても、こういう飼育方法で繁殖するのは難しいんじゃないでしょうか?多摩動物園かどこかでは、各地の動物園のチンパンジーを集め、大きな敷地で、自然に近い状態で群れの生活をさせています。生き物の輸入が難しい時代になっているので、この子らも、そういう施設に移動させるべきなんじゃないでしょうか。
サファリゾーンではみんな自然に近い状態に、というスタンスで飼育展示しているけど、一部ではこういう見せ物小屋的要素が残っています。まあ、商業施設では仕方のないことなんでしょうけど。




テラスでは、キリンにエサを与えられるようになっています。



休日は猛禽のフライトショーがあるみたいでしたが、今日はお休み。

「子供動物園」みたいな所では、いろんな動物にさわれたり、遊べたり。犬をいっぱい集めて遊べるスペースがありました。
仕事で毎日イヌネコをさわっているけど、やっぱり犬と遊んでいると落ち着きます。


入場料2900円。(JAF会員割引で、2610円)
サーカス付きで、まあまあ、これだけ楽しめれば十分かもしれません。サーカスがあるうちにみなさん、どうぞ行ってみてください。