富良野から江別へ


2016年6月30日-7月2日

7月1日

ホテルで朝食後、ロープウェイに乗ってみました。もちろん、メインは冬のスキー客のためでしょう。

 


スキーの輸送というとゴンドラが思い浮かびますが、ここはゴンドラもありますが、「本格的」なロープウェイもあります。

何十年か前、一度だけスキーに来たことがあり、何となくこれに乗った事も思い出しました。

   


ここはワールドカップが開催されたことでも有名ですが、コースは急で狭く、当時は子供もスキーをやりだした初めころであまり上手ではなく、降ろすのに苦労したことを思い出しました。

   


ロープウェイを降りて次は芦別市を目指しました。
芦別は私が北海道を卒業して初めて就職した場所です。住宅が芦別にあり、滝川の事務所まで通っていて記憶があります。

とりあえず駅へ行ってみましたが、何も思い出せませんでした。

芦別市は「市」にはなっていますが、他の北海道の市と同じく人口減少の激しいところです。炭鉱があった時は最大数万人の人口だったとか。よく通っていた食堂のおっちゃんは、自衛隊の誘致に失敗(当時の市の関係者が積極的ではなかった?)したのが間違いのもと、ってよく言ってました。となりの富良野は自衛隊が来て栄えている、って話でした。

どこに住んでいたかの記憶は当然さっぱり無く、時間も無いので芦別を後にしました。もうここへ来ることも無いだろうなあ、と思いつつ。


芦別から今度は滝川へ。事務所がこっちだったので毎日、来るまで通っていたはずです。
メインは国道12号線なんですけど、赤平に炭鉱の遺構があるというのを何かで読んだ記憶があってそちらを経由してみました。

ありました。立坑の遺構です。炭鉱の象徴ですね。

 

   


探せば当時の建物なんかもありそうでしたが、時間が無いので出来ませんでした。


これも観光案内には載っていましたけど、当然、誰もいませんでした。また、しんどいので登りませんでした。
ズリ山と言っても、完全に緑に覆われていて、いわゆる炭鉱のズリ(九州ではボタ山と呼ぶらしいが)を思い出させるものではありませんでした。


国道12号線の裏道があって、そっちをよく走っていたことはかすかに思い出しました。滝川市街を外れたところで12号線と合流し、右折すると中心部に行くことを思い出してその場所も通りましたが、たぶんまたなにも記憶にないだろうと滝川市には寄りませんでした。

次は一部は高速道路を使って江別市へ行きました。当時、この高速があったのかどうかは覚えていません。
岩見沢には「日本一の直線道路」があったのですが、こっちは直線は直線だけど信号もいくつかあって、ひたすら真っすぐの道を走るという感覚ではなかったように思います。今回は高速を使ったのでそこもパス。

江別市に寄りたかったのは、卒業した酪農学園大学があるからです。
私が入学した当時は学生の車使用も制限はなく、自由に出入りしていました。今は当然、守衛がいてチェックされます。用事もなく大学に来ているので、追い返されるかとも思っていましたが話しをすると入らせてくれました。


大学は国道から緩い登り坂になっていて、生協前の芝生でよく時間つぶしをしていました。
建物はほとんどが建て替えられているのか、あまり記憶にありませんでした。もっとも、獣医科自体が当時とは反対側に移っている感じで分からないのは当然です。
デントコーン畑、牧草地は当時の風景とあまり変わりませんでした。本来は牛の食料のデントコーンを盗んで食べたことも昔の思い出です。


結局、大学では構内を車で10分ほどうろうろしただけでした。ここも、もう来る事は無いかなあ。



北海道博物館

大学は野幌原生林に隣接しており、その野幌原生林には「100年記念塔」と「開拓記念館」と言うのがありました。昨冬に雪まつりに来た時に、開拓記念館が北海道博物館に模様替えしているというのを知り、それを見たかったことも今回の旅行の目的のひとつでした。

100年記念塔には何度か登った記憶があるのですが、行ってみると閉鎖されていました。それも、閉鎖されてからかなり時間か経過している感じでした。たぶん、老朽化のためでしょうね。開拓百年を記念して建てたのに、今度は塔自体の100年を祝う時が来るのかも。

 


開拓記念館はおそらく一度くらいは入っていたのでしょうけど、記憶には全く残っていませんでした。

 


入ってすぐには、ナウマンゾウとマンモスが並んでいました。

 

 


先に結論を書いてしまうと、私としては「自然科学系」の博物館を想像、期待していたのですが、母体が「開拓記念館」だからか、アイヌ関連の博物館を合併させたためか、私の考えていた施設とは少し違う感じもありました。

展示面積も広いような、広くないような。対象範囲が広すぎるのですべてを網羅することは出来ないし、広く浅い展示になっているのかもしれません。
そういえば、北海道というと化石の宝庫のような気もしていましたが、それ関連の深い展示は見つけられませんでした。(私の見落としの可能性も高いですが。)

以降は画像の羅列です。興味がある方はご自分の目でお確かめください。

 


アイヌ関連だけでも、博物館一つが欲しいですね。

 

 

 


これ以降は開拓関連。


炭鉱ももっと突っ込んでほしかった。

   

 


石炭だけじゃなく、他の鉱山もいくつもありました。

 

 

 

 


北海道では国外からの外来種だけではなく、内地からの国内外来種も大きな問題になっています。

 

博物館のあとは、屋外博物館、北海道開拓の村という所へ行きました。
長くなるので別ページを作ります。