堺ヒストリーカーコレクション  


2016年4月23日

堺市に、ドイカメラの創業者だった土居君雄氏(の遺族)から寄贈された、BMWのクラシックカーコレクションがあります。国際的にも評価されるすごいコレクションなのですが、堺市側はもらったものの持て余しているのか、常設の展示は行っていません。春と秋、それぞれ2日間だけ一般公開し、それ以外では有料で商業施設などにマレに貸し出しているようです。
コレクションの事は知っていましたが見に行く機会がなく、今年になって初めて見ることが出来ました。

泉北ニュータウンの一角に保管場所がありました。数十台あるので施設も大きなものでしたが、たった4日間の公開のためだけにこの施設を占有し、361日閉鎖している、ってどうなんでしょうねえ。(この施設自体、このコレクションのために作られたものではありません。)

こういうものは動いて、みんなに見てもらってこそのコレクションだと思います。土居氏がこんな状況を望んだのかどうか、極めて疑問です。おそらく、寄贈時はほとんどの車が動いていたんじゃないでしょうか?今日のイベントに合わせて何台かはエンジンをかけていましたが、さあ、何台動態保存できているのか。
コレクションを見て感激するより、悲しい気持ちの方が先に出ました。

吹田市(だったかなあ)では国鉄から無償譲渡された初代新幹線の車両が何十年も放置されています。他の自治体では寄贈車両を一般公開はしていますが、塗装が傷んだ時に予算が無く適当に近い色を塗ったらしく、鉄道愛好家からは総スカンで結局はかなりのお金をかけて塗り直したらしいです。

本当にこれらの価値が分かっているのなら、今すぐにでもそれなりのところへ移譲すべきじゃないでしょうか?

ちなみに、車の名前なんかは各自ご自分でお調べください。私もよくわかっていません。(コレクションの解説書はもらいましたが、照合して名前を入れるのも面倒なので・・・・・。)

   

 


何台かは乗車させてくれました。

 

 

 

 

 

 

 


これらは車の木型らしいです。こんなのもコレクションしていたんですねえ。


一応はここで整備もしているらしい。

 

 

 


これはすごく価値があるものらしいです。世界で現存しているのはこれ1台だとか。
この状況で管理するのがいいのか、リストアするのが良いのかは
よくわかりませんけど。

 


エンジンをかけるデモをしていました。