ドバトの骨格標本               

通常、鳥は仮剥製にするので骨格標本は作りません。
今回は比較標本用の骨格標本(手術時の参考にしたり、レントゲン写真を読影するときに参考にする)を作りましたので掲載します。
本来は比較標本といっても、組み立てると関節部の詳細などが分かりませんのでバラバラの方が良いのですが、動物病院で利用するにはある程度本物に近い方が比べやすいので組み立てています。

解剖は省略。
例によって例の如く、羽をむしり皮を剥ぎ、ただ炊くだけ。
細かい腱などはそのままで良い。ある程度除肉すれば一晩オキシドールに浸けておく。

大まかなパーツに分けている。 乾かすときに形を整えておく。
関節部はそのまま固まる。

足は枝を握ることも考えておく。 立体に組み上げるのがたいへん。足場を組んで。

土台を付けて完成。