中尊寺と仙台   


2017年8月8日

青森でコウモリフェスティバル、と聞いて一番先に思いついたのが、ピーチに乗りたい、という事でした。で、わざわざ東北まで行って一泊で帰るのはもったいない、仙台まで行きゃ中尊寺が近いのかなあ、と漠然と思いました。青森のねぶたはあとで知り、計画はあっち行ったりこっち行ったりでした。
で、当初の目的の中尊寺のために、一ノ関にホテルを取りました。

 


在来線に乗って平泉へ。


まず、毛越寺へ行きました。

   

   


大きな庭があります。それぞれ、あちこちに工夫があって説明も書いてるのですが、日本庭園そのものに興味がある訳ではなく、ふーーーーん、と思いながら順路に沿って歩いていただけでした。


時代背景とかもさっぱりわからないので、あっという間に全体を見てしまいました。
仏像やその他、歴史的資料は資料館のような所で展示されていましたが、そっちもあんまり興味が無く、ざっと見て回っただけでした。
戻る汽車の時間等も気になって、すぐに中尊寺方面へ移動しました。

移動中にこんな看板がありました。

 

古い水路があった(ある)ようです。水路はそのままに、中に太いパイプを通した、のかなあ。出口付近はブッシュでよく見えません。
こっちの方がよほど興味がありました。

で、いよいよ中尊寺です。
弁慶さん云々と書かれているけど、こんどは弁慶と藤原さんとの関係がいま一、分からない。


金色堂、って、お堂そのものを建物の中に収めているんですね。知らなかった。
また、やっぱり歴史がわからないので、説明を聞いてもパンフレットを見てもピンときません。
観光客は外国人も含めて、いっぱいでした。

 


もう、有名でも、興味が無いなら行っても無駄だなあ、ってつくづく悟った感じでした。


汽車の本数はすごく少ないし、時間に追われてまたまたすぐに移動しました。
次の目的地は、八木山動物園です。
ここは、仙台中心部から地下鉄で十数分という立地でした。

 


どういう構造になっているんでしょう?、入り口が5階にあって、エレベーターであがります。
いわゆる、ネーミングライツで、動物園の前に「セルコホーム」って付いています。ググってみたら、年555万円だとか。けっこう安いですね。


地下鉄で来ているので動物園の立地条件がよく分かりません。また、台風も近づいてきているはずで、その影響もあるのでしょうか?、ものすごくガスが出ています。今日は帰る日で、第1便は欠航しています。帰れるかどうかずっと心配しながら、動物園を見物していました。


入り口すぐに、資料館のようなものがありました。

 


ここで一番見たかったのはこの子かもしれません。
このアジアゾウ、堺の大浜水族館で飼われていた子なんです。
大浜には、当時、世界一と言われた水族館があったそうです。それが台風による停電でほとんどの魚が死んでしまい、それをきっかけに水族館そのものを閉館したそうです。
堺市というのは、日本の歴史には必ず出てくるような「自由都市堺」として名前が出てきますが、それ以降脚光を浴びるようなことは全くなく、大阪市のおまけみたいになり下がっています。いまでも、自然史系の博物館は無いし、動物園、水族館もないし、停電から復活させられなかった、する気が無かったというのが堺市の本質かとも思ってしまいます。

年代から考えると(実際、大浜水族館での写真はありますので)小さい頃にこのゾウと会っていすはずです。これが数十年ぶりの再会、だったはずなんですけど。


とにかく広くて、園路も複雑で迷ってばかりでした。
あとは画像の羅列です。

 


アフリカゾウがいました。

 


右の子は、傷病鳥のような気がします。


「日本の動物」を見るとなごみます。
(右)やっぱり気になるのはタヌキ。ブッシュに隠れていましたが、顔は白くて高齢個体でしょうか。


対州馬が飼われていました。

 


隙間から樹皮をかじっています。


袋に子供が入っています。


雨が降って来て、トカラヤギは一斉に雨のかからないところに避難してきました。
羊が一人で寂しそうに、雨に打たれていました。

 


両生爬虫類館は、どうしても小さなケージを並べることになります。

 


横頸類、だっけ。なんだか奇妙です。

 


ふれあいコーナーみたいなのがあって、ウサギにエサを与えるイベントと時間が合いましたが、だれもお客さんは来ていませんでした。


ふれあい用の施設を新設していて、学習用の頭骨が並べられていました。

 


動物園が終わったら、仙台の七夕です。
これも有名だけど、どんなものなのか、リサーチしていませんでした。
結局は、要するに、商店街全体に七夕飾りがある、という(だけの)ものでした。
歩き始めこそ、上を見上げて感激していましたが、しばらくすると慣れてしまって、ふーーん、と思うだけになってしまいました。

 

   


よく見ると、飾りが付けられている横棒に、いわゆる笹と短冊が付いていました。

   


すべて折り鶴だったように思います。

   


ずっと歩いていると、これだけいっぱいの飾り、この後どうなるのかが心配でした。毎年使うのかなあ。

   



灯りの灯ったねぶたが見られなかった事、宿泊の予約に苦労した事、台風が来て飛行機が飛ぶかどうか心配した事等々、いろんな事があった旅行でしたが、八木山動物園のおまけもついたし、まあ、それなりに楽しめた何日間でした。もちろん、一番の目的だったコウモリフェスティバルもそれなりに楽しんできました。